いつもお世話になっているオオタ・パブリケーションがアメリカン・ビーフ、とりわけテキサスを取材して素敵な本を出版された。ホテル・オークラでそのアメリカン・ビーフを使ってお料理の数々。料理長が各料理の説明をして下さった。私はいつも思うのだが、アメリカのビーフもオーストラリアのビーフもとてもおいしいのですよ。多少料理方法に工夫がいりますが、日本の上等とされている脂の刺しが入っているのはすき焼きには向きますが、何枚も食べれませんし、体にも悪いから。今回はひき肉料理、チリを効かせたものが絶品だった。さすがオークラ・ホテルの料理でした。
昭和36年創業のパレス・ホテルが今日で閉館されると知った。勿論ホテル・レストラン誌のミッキーの情報だが、最後だからとオークラ・ホテルからパレス・ホテルへ。宴会場は最後の”お礼”のお別れ会。誰でも入場可能、シャンペンやワインが振舞われ賑やかなお別れの宴。私のOL時代、ここパレス・ホテルは大手町ビルに入っていた丸紅から歩いて数分、思い出深いホテルでした。閉業するなんて知らなかったので驚いた。ミッキーのお陰で最後を見ることができ、もうかれこれ45年ほど前の思い出が胸に蘇った。よく部長がここの洋食やカレーをご馳走してくださった。ちなみに平社員は高いお値段なので来られない、敷居が高いホテルでした。輸出機械に所属していた私は外国人のお客様がお泊りで何度も書類を届けたり、奥様連れの方には昼間日本橋三越や高島屋へご案内したり・・・数々の思い出、その中で何よりの思い出は当時流行していたカクテル「バイオレット・フィズ」や「カカオ・フィズ」を飲んだものこのホテルでした。この日最後はやはりこの2つのカクテルを所望してしまいました。そう思うとこのホテルは私の”青春そのもの”だったのです。ミッキーのお陰で最後を見届けられて幸せ。そういえば、昨日も結婚式が数件あったようです。きっとお父様、お母さまが結婚式を挙げたところで娘、息子も・・・という思い出があるのでは?歴史って素敵です。
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