大前伶子のニューヨーク

今日はイースター

こんなに寒いイースターは初めてです。ＮＹではイースターになると夫人は帽子をかぶって教会へ行きますが、日本ではそういう風習はないみたい、どなたもカブっていませんでした。イースター礼拝に出席しましたが、特別礼拝で、洗礼式などおごそかでした。それにしても寒い。桜が散り始めてその間から若葉が見え始めました。余りに寒いのでダウンジャケットを着たかったが、もう洗濯やさんから帰ってきているので春のコートで震えていました。

　教会の帰り楽しみにしていた「アンナ・カレーニナ」を観てきました。金曜日に封切りしたばかりですが、劇場が大きすぎるのか、半分ほどしか観客が入っていません。ただ、このストーリーは文豪トルストイの恋愛最高傑作と言われて、昔から何となく知っていた不倫ものですが、今でもあまたある小説の筋書きですが、これがロシア皇帝やら、若き将校が繰り広げる許されない愛となると豪華、豪華の大ブレイク。２００万ドルのダイヤモンドを身に着けた主役のアンナは楽しめました。ストーリーは違いますが、主役のアンナは風と共に去りぬのスカーレット・オハラと同じ気が強く、我儘、でも綺麗で自分が一番きれいと「どゃ顔」満点の性格は見逃せません。アカデミー衣裳賞を取った作品ですから、ファッション大好きな私はすごく楽しめました。

遠い親戚

関係は遠くないのだが、従弟の子供となると普段余りなじみがない。３年ほど前にその従弟が亡くなって、私が大前家の東京代表で葬儀に参加したことで、とても近しくなった従弟の子の子（もっと遠い）が今回東京の大学に入学することになって、両親と上京してきた。おばちゃん（私の母の事）に会いたいとのことだったので、ディナーを一緒に楽しんだ。母も少しピントが外れるが対馬のことは良く覚えていて（こういう年寄は昔の事は覚えている）話が弾みました。横浜育ちの母が対馬出身の父と結婚し、九州に親戚が出来不思議でもなんでもないが・・・それでも大変なご縁です。

　ところで、今日妹が「おねえちゃま、岸恵子さんが本を出したらしいのよ、ファーストクラスで知り合った人と今住んでいる？ことを書いてあるらしいけど買った？」と聞いてきたので、「あなた買いなさいよ」「もし買ってつまらなかったらもったいないから」という会話がありました。岸恵子さんは白楽に住んでいて、私はマーケットでその彼と歩いているのを何度も見かけています。彼女より１０歳くらい若い男性と楽しそうに歩いているのを”うらやましいなぁ”と思っていました。何とファースト・クラスで出会った！！！そうですか、来月ＮＹへビジネス・ファーストに乗る予定ですから、捜してみようかしら？？？たまさか独身いい男が隣に座ったとしてもそう簡単にはいかないです。ゴールド・コーストからの帰りは明石やさんまさんでしたが、彼とお付き合いなんて芸能界が許してくれません！岸恵子さんのお相手何度も素敵だなぁと思っていたのですが、８０歳に近くなってもそういう色っぽい話ががあるって凄い。

あんまり夫がケチだったから・・・

毎度週刊新潮の記事からですみませんが「仁科亜季子離婚で漏らした」の記事から。夫に愛想をつかした理由についての話です。夫と言われている人は一応エリート・サラリーマン元電通の幹部で今は関連会社のＣＥＯをしているらしい。再婚相手が彼女の連れ子（今はそういう言い方ではないかも）長女が友達などとゴルフに行った時、プレー代や交通費などを割り勘にしたそうで、あとでその話を聞かされ、おかぁさんの亜季子さんは恥をかかされたと立腹したとの記事。これを読んで笑ってしまいました。というのは電通という会社の精神はそういう会社です。彼女が電通を評価しすぎたのでは？割り勘なんて当ったり前、なるべく払ってくれる人を連れて店でもゴルフでもするという根性の持ち主が少なく見積もっても８割かなぁ。私は電通のお隣といってもいい場所で店を経営していたので、その根性が丸見えでした。決して全部とはいいませんが、まぁそういう人が多かったです。あの場所で店を出したとき最初に注意があったのが「電通の人にだけは掛け売りはダメよ」と言われていました。年収は約２千万と書かれていましたが、そうです、どれだけもらっていても人には払いません。大の男が切り身の大きさで選ぶのですから。私はあの時の光景は一生忘れられません。「いょぉ、お前の切り身大きいなぁ、損した」と５０がらみの男性が残念がっていました。鮭の切り身とサバの切り身の大きさですよ。仁科亜季子さんの前夫は松方弘樹さんですよね、古き良き時代のスターですからお金の使い方も半端じゃなかったでしょうから。これも異常な世界ですが。地に足を付けた生活が一番、サウナが２番。今日も２時間入ってきました。

おねだりの力

本当に日本的！ホワイト・ディーなんて作ってしまう商魂、今年のこの習慣も２週間ほど過ぎましたが、果たしてどんな結果だったのでしょうか？女性はチョコレートなんてちょこっと２月１４日に大騒ぎしてあげる、ホワイト・ディーにお返しを暗に要求しながら・・・日本人は贈答好きだからこんな習慣が瞬く間にひろがったのですね。お返しにバックとかテファニーのアクセサリーなんて望むのだそうです。おねだり上手な人はこんな時さりげなく・・・・・あれいいなぁ・・・なんて言っているうちに買ってもらえるのでしょうか。私は絶対に出来ない！大昔家族で不二家に行っても、妹は平気で「パッフェ」とおねだりしていましたが私は我が家の家計を考えて「ソフト・クリーム」なんて遠慮しながら言ったものです。今、着物を洋服にしているデザイナーさんの前でも妹は平気でお願いしています。何となく末っ子だからかなぁ。仕事でお付き合いしている女性でも何となくおねだり上手な人がいますが、これも力なのです。せっかくですからホワイト・ディーのお返しはお茶か海苔というのはどうでしょうか？あっ、これはお葬式の時でしたね。

はまっています

陽子さんのお父様が残された”お着物”を譲って頂いて洋服に直すのに嵌っております。伊勢丹でこのような着物を洋服に直して売っているのを見て尚更煽られています。伊勢丹で売っているのは白大島のコート５５万円・・・凄い値段がついていました。いくらなんでも高すぎる！私たちは価格破壊を考えていますが、それでも同じ物はないわけですから、何に変身するかが問題です。伊勢丹での商品は殆ど２０万円～～５５万円のもので、勿論伊勢丹に支払うということを考えても「どゃ！値段」ステキだったのは間違いないのですが、シャネルやグッチでもそこまで高い値段はついていません。陽子さんとシャネルなどブランドのデザインを見て回りましたが、どんな客が買うのでしょうか？外商の知人にお伺いしたら、何と！伊勢丹は何百万何十万円なんて平気の平左で買っていく客がたくさん！！いるって。まぁ庶民感覚ではありません。このマンションに住んでいるアトリエ・裕の主デザイナーさんと楽しみながら素敵なドレスを作っています。今日仕入れた着物はまだ当分このままにしておくつもりです。というのはデザイナーさんのところへ持ち込まれている着物は数十枚になっています。出来上がるのが楽しみです。４月のＮＹから帰ってきたら、本格的にこのビジネスを始めようと一同張り切っています。

このアングルって・・・

銀座４丁目の角、三愛の対面、日産ビルのお隣サッポロビルの７階テラスで写しました。丁度午後４時です。何とこの１フロアーを応接間にしていらっしゃる方をご紹介いただいて、４時になるのを待って和光ビルからの鐘の音を聞きながら写しました。パレートの時などマスコミがこのアングルを望んでいつも場所を貸しているのですって。鷹揚な方で、ここがオフィスだとただのオフィスになってしまうから、サロンのような応接間にしていますよと。いつでもコーヒーを飲みにきてください、て言って下さいましたが、いいのでしょうか？私は銀座が大好きだから、こういう銀座を特別に想って下さる方大好き。日本料理だと何処へ行きますか？と質問されたのですが、、、、さて、こういうセレブの方への返事は何と「銀座ニューとりぎん」です、なんてとんまなお返事をしてしまいました。ここの釜めしは抜群です。そうそう、とりスープも美味しいです。

過熱系俳優のうっとうしさ

私がいつもこのブログで書いている「大っ嫌いな男松岡修造」を同じ思いで感じている人を見つけました。今週の週刊新潮”ＴＶふう～～ん録”の吉田潮さんです。特に顔が爽やかなのに行動が暑苦しい男。黙っていれば素敵なのに、やることなすこと熱を帯びすぎて、自然と３０センチ後づさりしてしまう。コマーシャルも過熱気味で、うるさ過ぎと。へっへっ、人の想いは一緒なんだ。これでもカッ、これでもカッ、と浴びせられる仕掛けはへきへき。

　写真の桜は上野の森、日本一桜の名所です。今日私は桜を見に行ったのではありません。コロネットの展示があって東京都美術館に行ったのです。凄い人出、何もこんな時に行かなくても良いじゃない？ビーズ、刺繍、キルト、押し花、ニットなど、作品を拝見しました。ブルー・シートの場所取りで、人が座っていないところは取っ払いますと掲示板があったり、コンロの使用を禁止していたり・・・・あんな寒いところで地べたに座って冷たい食べ物を食べてまで桜を見たいとは思いわない、偏屈女です。美術館をでてからの帰りさすがに私もカメラで桜を写しましたが、お茶も飲まずに帰ってきました。

　今日の夜は銀座教会で音楽礼拝があり「マタイ福音書による受難曲」が演奏されます。

デニーズでのこと

今日昼間打ち合わせでデニーズへ。ここはコーヒー１杯でもとりあえずＯＫだから私にとっても便利に使わせてもらっていました。午前１１時から打ち合わせに入り、何となくお昼になったので、ランチにしましょうとメニューをもらいました。普段デニーズでご飯をたべることはないので、久しぶりにメニューを真剣に見ていたら、どれもカロリーが明示されています。「何をたべようかなぁ～～」と見ていると写真の取り方もうまいのでしょうが、どれも食べたいなぁと心が動くのですが、お値段よりカロリーの方に目が入ってしまいます。私は一日目標ですよ、あくまで目標、１５００カロリーを目指しています。何とデニーズのクラブハウスサンド１２１０カロリーと書いてあるじゃないですか！一日の摂取量の大方が・・・・食べたいものよりカロリーが心配で食べたいものを遠慮してしまいました。さて、何にしようか。サバの塩焼き定食なんて食べてしまいました。６５０カロリーと表示されているだけで・・・・でも失敗でした。美味しいというよりランチを食べただけという感じ。築地で焼きたてジュウジュウというわけにはいきませんでした。カロリーを明示するのはドクターから指示されている人には有り難いですが、何だかなぁ。

「世界にひとつのプレイブック」

ここ数日部屋片づけをしていて、中々はかどりません。それでも何とか春物と夏物をクローゼットに仕舞い、冬物をクリーニングに出して、ゴミも５袋捨てました。年に二回こういう大掃除をしますが、どうしてここまで要らないものが増えるのでしょうか。引出も一段ずつ、古い物（薬や化粧品も）下着も思い切って捨ててすっきりしてきましたが、まだまだ玄関脇のクローゼットが残っています。今日朝からやってしまおうと張り切っていたのが、何と気が乗らない。そうだ！映画に行こう。アカデミー賞８部門ノミネートされた「世界にひとつのプレイブック」を開演３０分前に決めて自転車で東宝シネマまですっ飛ばしました。ブラッドリー・クーパーもジェニファー・ローレンスも凄く良かったです。その際予告編で４月に１本と５月の１本の観たい映画が見つかりました。気分転換にこうして映画館に飛び込むのも片づけに行き詰った時の解消法です。来週２９日からロード・ショーが始まる「アンナ・カレーニナ」も絶対に観たいものの一つです。ストーリーは分かっていますが、シャネルが１億７千万円の宝石を提供したそうで、それを観るのも楽しみの一つです。

帰りに我が家の近く桜川公園で桜の満開をみました。

東北大学男性ＯＢ合唱団Chor青葉

２００５年「いのちの水」から今年の「春の雨に」まで毎年団員の方に招待いただきお伺いしています。このコンサートで「小原孝」さんを知ってピアノは「小原孝」合唱は東北大学と楽しんでおります。髪も白かったり、なかったり・・・年は重ねてもこの合唱団はぴか一です。指揮者の岩淵秀俊さんが熱心なことがここまでおおきくなったのだと思います。休憩後の小原孝のピアノと合唱でつづる「春の雨」は目いっぱい小原孝の世界でした。歌っている人も楽しそう、そりゃあ小原孝の伴奏で歌うってすごく贅沢な話ですから。中島みゆき、さだまさし、井上陽水、吉田拓郎、玉置浩二の歌をアレンジして合唱曲になっていましたが、これも小原さんのピアノを歌わせているので、心地よい合唱になっていました。初台のオペラ・シッティータケミツホールを満員にする実力があります。数年前このコンサートにお昼を食べてゆっくり２時開演をあてにして行ったら満員で３階の気圧が違うほどの席で聴いたことがあったので、それ以来２時間前に並ぶことにしました。それでも昨日は２０人ほど私たちの前にいました。私たちの横に並んでいた人たちは福島からチャーター・バスできたと、気合がちがいます。いつものように満員の観客でした。