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西南戦争犠牲者の碑の前。官軍、薩軍両者の名前をじっとみているとその時代が偲ばれる。名前に「朗」「吉」「治」「七」「八」等。それにしてもアメリカでも南北戦争があったように、西南戦争の惨さはこの戦死者に表れている。その後田原坂へ。ここは民謡でお馴染みだが、美少年の像が凛々しく立っていた。
1 雨は降る降る じんばは濡れる
越すに越されぬ 田原坂
2 右手に血刀 左手に手綱
馬上ゆたかに 美少年
3 山にしかばね 河に血流れる
肥薩の天地 秋さびし
4 草をしとねに 夢や何処
明けの御空に 日の御旗
5 泣くな我が妻 勇めよ男子等
戦地に立つは 今なるぞ
阿蘇の裾野「通潤山荘」で一泊、私は川魚が苦手だが、やまめのお刺身、肥後牛のステーキ、やまめの天ぷら等。ここの露天風呂から見た満天の星、あんなに星を見たのはパラオ以来だ。清んだ空気と星、阿蘇山で見た初雪。何もかも素晴らしかったが、その昔戦いで亡くなった人達の御霊を祈りつつ、火の国熊本の2日目の夜は更けていく。
二様の石垣を背にCNNキャスターサンドラ遠藤さんと太刀持ち。熊本に着いて翌日よく晴れた朝熊本城へ。天守閣に登り阿蘇山を望む。本丸御殿大広間当時の大名の生活を垣間見た。加藤清正によって創建され、行政の場として使われていた本丸、西南戦争でで焼失。熊本といえば細川家。細川家の文化財も多数見られる。西南戦争は明治10年、西郷隆盛率いる薩軍と明治政府との間で、約7ヶ月に及ぶ国内最後の内戦がありました。加藤清正家が取り潰された後、肥後領主となったのが細川忠利。細川家は足利将軍や織田信長、豊臣秀吉、徳川家康に仕え戦国の時代をくぐり抜けた名門との歴史のお勉強をしてきました。我が国総理大臣になった細川護煕さんを高島屋の陶芸展でお見かけした時「何てお品の良い方なんだろう」とそこはかとなく漂うお殿様風情に感心したことがあったのですが、やはりあのお品は一朝一夕につくものではないことを知りました。
今日から熊本特集をする予定だったが、夕方から「日本ペンクラブ」の忘年会があり、シドニー在住の永田朝子さんと参加。阿刀田高さんが会長、浅田次郎さんや下重暁子さんたちが顔を揃えていた。朝子さんとは今回今日しか会えないので、ランチをして夕方まで我が家で楽しい会話。彼女は1人でシドニーに住んで10年になるのよ、と言っていたが、元気で意欲満々。こうして平気で海外で生活出来るのは案外女性の方が強いかも。私達の前にある蘭の花は今日抽選でプレゼントが当たるという出し物があったが、80%に人に当たるという豊富な抽選なのに私には当たらなかったので、顔見知りの代理店の方に「えぇ?何で?」なんて言っていたら最後に余った?商品を可哀想だと思って持ってきてくださった。どこまでも我が儘な私です。案外はずれの20%の方がついているかも・・なんて言われてしまいました。それにしても東京會舘のカレーは絶品でした。以前から好きだったが、ここのカレーはいろいろ思い出があり、こうした立食パーティーでも味を落とさないのはさすがでした。
人良か、料理美味しかぁ、見るとこ沢山あるたい。というわけで7泊も熊本にお邪魔していました。今回は「60歳なんて怖くない」発売1周年記念出版記念のパーティーを鈴木かつ子さんの生誕の地熊本県八代で行われ、お招きを受けての熊本入りでした。かつ子さんのご長男、次男夫婦(NY在住)(奥さんのサンドラ遠藤さんはワシントンDC・CNNの政治キャスター)、次男のお嫁さんのお父様(ロス在住)、長女(テキサスのダラス在住)とバラエティに富んだ面々。この面々で熊本城、阿蘇山、旅館に一泊し、その後天草五橋を渡って隠れキリシタンで有名な天草へ。車の中は皆顔は日本人だが英語、英語、英語に熊本訛りの九州弁。明日から熊本特集を・・・・楽しかったばい。
写真は熊本城と阿蘇山噴火が見える山頂付近、前日雪が降ったとか、寒かぁ。ちなみに私と研一は北九州生まれたい。
鈴木かつ子さんの「60歳なんて怖くない」出版から一年、彼女の生地熊本県八代で出版記念のパーティーが行われる。息子二人はNYから、娘さんはテキサスのヒューストンから駆けつける。次男さんのお嫁さんはCNNのキャスター、かつ子さんの晴れの舞台だ。プロデュースした不肖私もお招きいただき、初めての熊本入り。福岡生まれの私も九州で行った事があるのは長崎、大分、佐賀くらいでしょうか。従って鹿児島、熊本、話題の宮崎は未知の県です。熊本では阿蘇や天草なども案内してくださるとのこと、楽しみだ。パソコンを持って行かれないので、帰京してから熊本特集をいたします。
今回私は参加できませんが、20日夕方6時半から日本橋の丸善で大前のサイン会が行われます。ご参加をよろしくお願いいたします。
私がOLだった頃、一番最初に素敵だと思った人とランチをご一緒した。長い長い年月が過ぎ、昔の感情なんて可愛かったなぁ。それでもこうしてお互い還暦をすぎても友達として会えるなんて素敵すぎる。彼の会社の仲間が今はメキシコに住んでいて、偶々帰国しているというので3人で会おうと言うことになった。丸の内に勤務していたので、会うのは丸の内が懐かしいだろう、と場所は丸の内に決まった。ところが何を間違えたか、ラテンの血なのか、メキシコの彼が40分待っても来なかった。仕方が無いので遅いランチを新丸ビルで頂いた。あの時代彼らの会社はメーカーで丸紅とは深い関係があり、毎日そのメーカーにお使いに行っていた。商社の男性は多少軽いが、当時のメーカーの方は落ち着いた仕事ぶり。こんな人がいいなぁ、と思った人達だった。お互い違う道を歩んだが、こうして45年もとっくに過ぎているのに、ほのぼのとランチを一緒に出来るのは有り難い事。これまで連絡が出来るところに私達のほ・の・か・さ・が計れるのでは?今の若者のように少し付き合ってその後会うことも無い、その時だけの付き合いって今風かも知れないが、年をとって沢山の友達が居てくれることが何より素晴らしいこと。
先週月曜日に大阪へ送った品物が土曜日になっても着かなかった。普段は送ったら沖縄でも北海道でも2日ほどで着く。信用では定評があるヤマト運輸でした。この件で宅急便のヤマト運輸が世の中で絶大なる信用があることが分かった。誰に言っても「あの会社に限ってそんなに時間がかかったり、品物が届かないなんて聞いた事ないわ」というコメントが大半だった。先ほど6日経ってやっと配達されたと連絡をもらった。一安心したが、以前に小原孝さんのコンサートのチケットを郵便で送って下さった友達からは最後まで出てこなかった。郵政省から民営になってサービスも低下したなぁと思っていたが、このチケットは出てこなかったが、コンサートの座席は空いていたので、誰かが失敬したのではなく、ただ無くしたか、面倒くさくて捨てたか。チケットなので数千円のものです。それ以来郵便は信用していなかったので、宅急便にしたのに・・・何日掛かっても死に物狂いで捜していたのだ。これが企業の信用というものでしょう。
電車内で化粧をする女、白楽への往復で5人見ました。土曜日、デートなのでしょうか。行きの日比谷線で3人、帰りの東横線で2人。どの人も平均値よりはっきり言ってブス。ハンドバックを広げ、化粧ポーチを膝に載せ、マスカラーなんて何度も塗りたくっていた。私はそういう人を発見するとじーーと見つめることにしている。そういう私をにやにやしながら見ている人もいます。それから六本木から乗った酔っ払いの女性、お酒の匂いをぷんぷんさせて、前に座っている人に大声で絡んでいた。朝まで六本木で飲んでいたのでしょう。ブラウスは肌蹴て、目はうつろ、乗客は知らん顔していましたが、お酒の匂いでむせ返りそうでした。私があの年の頃夜は10時に帰らないと父に怒られ、母は玄関で待っていました、そんな時代に育った私が古いのでしょうか。両親が怖かった時代、遅くなって嘘をついて残業なんて言い訳した頃が懐かしい。
もう一つ変よ。昨日地下鉄のトイレを使わせていただいた。めったに駅のトイレなど使ったことがなかったが、何とウオシュレットになっていました。本当言って駅のトイレって汚いというイメージがありました。ただ、きれいになったトイレは嬉しいですが、ウオシュレットにする必要があるのでしょうか。公衆トイレでウオシュレットを使う人・・・いるのでしょうか。何だか変だと思いましたが、まぁ、私の懐からお金が出るわけではないので。
そう、そう、もう一つ変よ。この頃トイレで立ち上がるとセンサーが働き水が流れるあの装置。軽井沢はこのトイレが付いている。軽井沢で1週間ほど過ごして帰ってくると、我が家のトイレで水を流すのを体が忘れています。出てきてから「あれぇ、水流したかしら?」と戻ってみたりします。ここまで自動にする必要があるのでしょうか。せめて自分が使ったトイレくらい自分で流した方が呆けないのでは?余りにも自動で何でもやってくれると痴呆になってしまいそう。
若き経営者・・まだ30代前半のばりばり社長さんと神楽坂にある「ラ・コリンヌ」でランチを楽しんだ。不景気風が吹き荒れる今日この頃なのに、このレストランは予約が取れないらしい。事実今日も満席。その後明日母に食べさせたくて餃子の具を買いに浅草へ。雷門前の肉屋「松喜」前回聖路加の友達と浅草へ行った時教えてもらった。軽井沢へ持って行き作ったらとても美味しかったので、もう一度・・・帰りに和菓子やさんの前に行列があったので、何だろうと思い野次馬の如く並んでみた。品物は”どら焼き”でしたが、”亀十”という店でした。どら焼き日本一だそうです。白あん、と小豆あん2種類を4個だけ買いました。せっかくダイエットしているのでいくら日本一だと言われても甘い言葉にのってしまうわけにはいきません。
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