西南戦争犠牲者の碑の前。官軍、薩軍両者の名前をじっとみているとその時代が偲ばれる。名前に「朗」「吉」「治」「七」「八」等。それにしてもアメリカでも南北戦争があったように、西南戦争の惨さはこの戦死者に表れている。その後田原坂へ。ここは民謡でお馴染みだが、美少年の像が凛々しく立っていた。
1 雨は降る降る じんばは濡れる
越すに越されぬ 田原坂
2 右手に血刀 左手に手綱
馬上ゆたかに 美少年
3 山にしかばね 河に血流れる
肥薩の天地 秋さびし
4 草をしとねに 夢や何処
明けの御空に 日の御旗
5 泣くな我が妻 勇めよ男子等
戦地に立つは 今なるぞ
阿蘇の裾野「通潤山荘」で一泊、私は川魚が苦手だが、やまめのお刺身、肥後牛のステーキ、やまめの天ぷら等。ここの露天風呂から見た満天の星、あんなに星を見たのはパラオ以来だ。清んだ空気と星、阿蘇山で見た初雪。何もかも素晴らしかったが、その昔戦いで亡くなった人達の御霊を祈りつつ、火の国熊本の2日目の夜は更けていく。
???「たばる坂」の歌が出ていますね。「武田節」もいいですよ。
甲斐の山々~陽に映えて~我出陣に憂いなし、人は石垣~人は城・情けは味方仇は敵・・・
この文言は今の企業にも通じる言葉だと思います。わたしは、この歌が何故か子供のころから好きです。昔と今は社会環境が大きく変わったため若者は道を見失ってしまったのでは・・・今も本当は、人は石垣・人は城なのだと思うのですが・・
根性の持ち方と、国を愛する心が全く違ってしまった今、手遅れかなー
我、出陣は・・・現代にも何故か選挙の時・・・出陣式っていうのが、ありますが変な感じですよね。とても可笑しいです。
投稿情報: YZ | 2008年11 月28日 (金) 00:40
「武田節」の全文、見つけました。熊本県では、ありませんが・・・風林火山の訳も素晴らしいです。
甲斐の山々 陽に映えて
われ出陣に うれいなし
おのおの馬は 飼いたるや
妻子(つまこ)につつが あらざるや
あらざるや
祖霊(それい)まします この山河
敵にふませて なるものか
人は石垣 人は城
情けは味方 仇(あだ)は敵
仇は敵
《詩吟》
疾如風(ときことかぜのごとく)
徐如林(しずかなることはやしのごとく)
侵掠如火(しんりゃくすることひのごとく)
不動如山(うごかざることやまのごとし)
つつじケ崎の 月さやか
うたげを尽くせ 明日よりは
おのおの京を めざしつつ
雲と興(おこ)れや 武田武士
武田武士
投稿情報: YZ | 2008年11 月28日 (金) 00:50