大前伶子のニューヨーク

アメリカの大統領選

ヒラリー６７％スペンサー３１％、ダブル･スコアーでヒラリー･クリントンがニューヨークの上院議員に再選された。普段あまり中間選挙は話題にならないことが多いが、余りにもブッシュ不人気の為もうなりふり構わず２年後を”楽しみ”にしている人たちが多いのが現状。ヒラリーの勝利宣言はまるで大統領にでもなったような・・・と褒めちぎるマスコミもあったが、はたしてアメリカ国民は女性大統領を容認するだろうか。ＮＹ州やカルフォルニア州は男女の差別がないだろうが、中南部では相変わらず日本より男女差別があると聞く。それにアメリカの中枢を牛耳っているユダヤ人の男女差別は地域の問題ではない。娘の話によるとユダヤ教の人たちはフライト中であっても女性アテンダントが料理をさわってもいけないそうだ。一度女性の大統領を見てみたいが、果たして政治に関しては案外保守的なアメリカ国民がそれを許すだろうか。あり得ないがビル･クリントンが大統領に再々、再選されたらいいなぁ、個人的に本物のクリントンを見た私はノック･アウトされているので、それほど”良い男”でしたよ。あんな強い奥さんで可愛そう。

１２月１日出版！！

夕方フルーツを食べてプールへ行こうと準備をしていたら、１２月１日に出版される本の表紙が出来上がったので出てこない？とオオタパブリケションの村上さんから連絡。私も写真が心配だったので、プールをお休みしても見なくちゃぁと銀座へ。この本はホテル関係の人だけでなくホテルユーザーと三井観光開発の吉村仁社長と夫々対談形式で出来上がった本だ。札幌グランドホテル、札幌パークホテルなど全国に展開している三井観光開発系のばりばりがんばっている社長さんだ。面白いことに対談中ＮＹに住んでいた話に至り、同じアパートに住んでいたことがあると判り驚いた。マンハッタンのあまたあるアパートの中で同じアパートのことで、脱線して盛り上がってしまった。「では、地下のプールで泳いでいた？」「そう、夜ディナーに行く前にひと泳ぎしてから着替えて・・」なんて人が聞いたら”きざ”でしかない会話になった。１２月１日に出版されます。乞うご期待。この写真の私はカメラマンがＣＧを駆使してくださったそうで、でも表紙なので恥ずかしい。

久しぶりに築地のトミーナへ

ものすごい風の中久しぶりに築地のトミーナへ行った。セッチャンがこの間の農水省の”認可制度”のブログには「笑っちゃったわよ」と言ってお互い大笑いした。彼女の店はイタリアン、間違ってもイタリア政府が認可を取れ・・・なんて言ってこないだろうね。役人というのは何でも手を突っ込まないと気がすまないらしい。ましてや海外の日本食屋をどうして差別化できるのだろう。今ではマンハッタンの韓国焼肉屋さんだって入り口に近いところでお寿司を作っているし、ビールを頼むと突き出しに”さんまの塩焼き”が出てくる。なんちゃってジャパニーズでも醤油の匂いがしたら、我が日本人の胃は安心するのだ。特に年を取るとアメ食が苦手だという人が多いが、私は年をとっているが、案外アメ食は平気。ＮＹに到着するとすぐ５７丁目”ブルックリン・ダイナーズ”のチーズ･バーガーを食べに行く。ＮＹに着いた確認のようなものだ。マクドナルドとケンタッキーフライはアメリカの政府公認だったりして、案外そうかも。

恋は水色

１９６８年商社の駐在員家族としてＮＹに滞在していた時のこと、このポール・モーリァの”恋は水色”がはやった。ラジオをつけてもテレビを見ても演奏されていた。私は何とかレコードを欲しいと思って、研一がボストンからＮＹに来た時に、ハミングしてなんて言う曲なの？と聞いたら彼は”キャラバン”だと教えてくれた。ニュー・ロッシェルのデパート・メイシーズに行って”キヤラバン”という曲を欲しい旨英語で頼んだのだが、当時まだ滞在１年弱、店の人は判らない、何人か呼んで来るからここで歌ってごらん、なんて言われてレコードが欲しいばかりに恥ずかしいとも思わずハミングをしたのだ。店員たちは「あぁ、それはＬｏｖｅ　ｉｓ　Ｂｌｕｅ　だ！！！」と一件落着となったのだが、研一に嘘を教えられて、未だに忘れられない恥ずかしい思い出だ。ポール・モーリァさんは２０回以上日本に来ていたそうだが、世界で５００万枚売れたメガヒット曲だ。青春の思い出として、ニュー・ロッシェルでの事も彼の死で思い出してしまった。彼はフランス人だが、日本人が好きな短音階の曲が多いのが特徴で、ファンも多かったのだろう。ご冥福を祈る。ちなみに当時はＣＤではなくレコードだった。まさかレコードが消滅してしまうなんて考えてもいなかった。

認証制度！？？

今日お昼のニュースで海外の日本食屋さんに農林水産省お墨付きの認証制度を導入とのこと。バッカみたい、と呆れていたら、今晩の大前の番組ＢＢＴでも取り上げていた。大前は柔道のように家元制度なら・・・とコメントしていたが、私はＮＹの日本食についてずい分勉強してきたので、役所の考えることのくだらなさに呆れている。「日本の農産物輸出に貢献してもらいたい」のだそうだ。こういうことはもう２０年くらい前なら効果があったかもしれない。住んでいた当時あのごわごわしたほうれん草をいかに美味しくおひたしにするか、それはそれは努力をして客人をもてなした。その後ヤオハンが進出してきて、ほとんどどんな食材も調達できた。以前は調達不可能な牛蒡や三つ葉も難なく調達できた。それを今更何を時代錯誤の農水省よ。海外にある２万４千店を認証するだと・・・・彼らは日本食だと思っていないかも知れないのだ。お寿司だって彼らなりの味を作り出している。１０月にＮＹで行った日本食、ＭＥＧＵ，円、牛角、など９０％外国人が楽しんでいた。フュージョンという無国籍料理をうたっている。何を今更日本の役所が出しゃばらなくてはいけないのか？まず自分の頭の蝿を追ってから、出直すのだな。認証制度をもらったら何か良い事があるのだろうか。学校制度といいどうして政府が介入してくるのか、頭にくるなぁ。カルフォルニア巻き、アボカドと蟹かまぼこ、海苔も裏まきという素晴らしい発明をした彼らに失礼ではないですか。写真はＭＥＧＵのマツタケとアスパラとコロッケの前菜。

ブログが開かない！！

いつもの土曜日、帰ってからブログを書こうとパソコンの前に・・・何度開こうと試みたか。今朝は難なくあけられた。世界史が履修不足で・・・高校を卒業させないということのなって大騒ぎをしていたが、石原都知事が言うように２,３冊の世界史を読んだほうが気が利いている、とコメントしていたが、その通りだと思う。というのは泥縄式に５０時間に詰めても身につくのだろうか。その上先生はちゃんと世界史を教えられる人がいるのだろうか？今のマスコミをみていると、世界がわかって報道しているとは到底思われない。日本という島国に住んでいると、世界がどうなっているのか？旅行はパックで「行ったところ」だけ、買い物を重視してその国の成り立ち、文化、芸術などまったく興味がない。日本人はそんなこと必要としていないし興味もないようだが、特に歴史のないアメリカはたかだか２００年強の国なので彼らは歴史にコンプレックスを持っている。それ故特にヨーロッパの歴史を語るのが大好きだ。彼らの話の中に１９？？年、１８？？年と年号を挙げて話している。日本は受験一辺倒だから、受験科目に入っていない科目は先生もいいかげんにするのだから。その上今回の発覚は受験前３ヶ月になって受験科目でもない世界史を５０時間も聞かなくてはいけないなんて、机の下では他のことをしているのだろうなぁ。私も本当に勉強がしたいと思うのは”今”だから文部科学省や教育委員会なんて邪魔しているだけのように感じる。これからは子供の数が学校の定員より少なくなる時代なのだから、学校という箱が変わっていくのだろう。昨年「学校に行かなかった研一」を書いた私としては学校という「箱」にたいして重きを置かなくても・・・と思うのだが。学校での友達は大事だが。

今日は一日お休み

世間は３連休とのこと、私は一日自分の時間だった。お天気がよかったので、ベランダを片付けることとエアコンのフィルターを掃除することを朝決めた。私は一日ですることを書き出して、一つ済むと消すという具合に全部終るまで一日が終らない。もう年末の仕事を書き出したが、名刺整理と写真整理は中々捗らない。あと本の仕分けも残っているが、まだ２ヶ月あるので・・・なんと思うとあっという間に一年が過ぎる。３時に聖路加のプールに行って低温サウナ５０分、いつも旅行をご一緒するグループに会い、帰りにビールを飲まない？と誘われてしまった。聖路加タワー唯一開いているとんかつやさんで”宴”という６００円也の丁度いい一息セットを楽しんでしまった。せっかく低温サウナで落とした目方を”宴セット”で元の木阿弥になったが、気が合う友達とのひと時、いい休日だった。６００円の宴セットの中身はビール、サーモンマリネ、イカの塩辛、串かつ２本、揚げナスのおしたし、充分満足。

蝋燭収集癖

何処へ旅行してもその国の蝋燭を買うのが私の趣味。一部をテーブルに載せて悦に入っているが、全部思い出がある。左の男女のはゴールド・コースト、アスパラガスはＮＹ、前のバラは神戸の画伯森本さんがパリに行ってお土産にくださった。その後ろは香港のレイン・クロフォドで買った。右の太い竹はＮＹのアパート前の花やで見つけた。後ろのピンクは先日つくばに行った時駅の家庭用品店でＳＡＬＥのマークを見て、２，０００円にして・・・と頼んだらＯＫ．重たいのに持って帰った。これにもし火を付けたら私が生きているうちは燃え続けることができるか、８０センチはあるだろう。こうして並べて眺めているのが好きだ。

来年のスケジュール表

もう来年のスケジュールが入ってくるようになった。そういえばまだ買ってないんだ、と今日伊東屋に行った。９Ｆでカレンダー・フェアーをしていたが、何と私がさがしている並びがほとんどないのに驚いた。というのも私は一番左に日曜日でなくてはどうも間違えてばかりで、数年前に左が月曜日というのを使って大変な思いをしたので、私はどうしても日曜日からのを捜す。今日伊東屋で日曜日始めのは何故ないか聞いたら、日本人は月曜日が週の始めだから・・・という返事。西洋は日曜日が週の始め、というのも日曜日に教会に行き、「この週の始めに、教会で祈りの時を持てて感謝・・・・」と祈りと共に１週間が始まるのだ。従っていつも使っている何の変哲もない、スケジュール表を買い求めたが２月ごろまでぼちぼち予定が入ってきている。来年の事を言うと鬼が笑うという諺があったが、いつぐらいになると鬼に笑われないのだろうか？年を取ると一年があっという間だ。鬼のご機嫌はどうでもいいが忙しい。