大前伶子のニューヨーク

つくばは近い！！

つくば学園都市に住む陶芸家彩花さんのお宅に日米文化交流の仕事で事務局の方とアメリカ人”トム”さんと出掛けた。つくばエックスプレスは本当に４５分で着くのだ。来年アメリカン･スクールの生徒を陶芸に親しんでいただく為に、今日は打ち合わせ。それにしても実家のある白楽から１時間、つくばからも１時間で我が家に着いた。茨城県というとものすごく遠いいと思ってしまうが、すごい鉄道が出来たものだ。彩花さんのギャラリーは今月１１日にオープンするが、素晴らしい。私がご紹介した建築家が建てたギヤラリーとご自宅なので、今日見せていただいてほっとしている。大きな買い物なのでもし気に入らない建築になっていたら、私も責任を感じるが、今回は彼女も気に入っているのでよかった。私の小さなアパートも同じアルス･デザインさんが内装を手がけてくれたが、私もこのアパートが大好きだ。アルス･デザインの鳥巣さんは人の心を読んで建築する稀有な方なのかも。

明日はハロウイン

我が家にはアメリカに住んでいた時と同じハロウインの飾りつけがしてある。最近は日本でもハロウインのかぼちゃを売っている花屋や小物店が沢山あるが、はたしてこの意味を知っている人はどの位いるのだろうか？日本の節分のようなものだが、宗教上のお祭りだ。アメリカでは子供たちが変装して家々にお菓子をもらいに回る風習があるが、今では防犯上の問題もあり昔ほど来ないらしい。娘がＮＹの学校に行っていたころは変装も技巧をこらして数ヶ月前から楽しみにして手作りしたが、今はハロウイン･パレードは大人の、それもゲイの人たちの楽しみであるらしい。ただ、変装をしているので、事件も多発するとのこと。ＮＹではこのハロウインが終ると本格的な冬に突入する。毎年パレードに行くのにダウン･ジャケットは欠かせなかった。

今日やらないことは10年たってもできない

私の友人でもあり、仕事の仲間でもある「黒木安馬」さんが最近出版された”あなたの人格以上は売れない！”を読み始めた。彼の理論は共感することばかりだったが、こうして出版物になると益々説得力があり、引き込まれてしまった。黒木さんはＪＡＬのパーサーを30年間勤め上げて、フライトタイム2万時間地球６７０周のベテラン客商売をしてこられた方だ。人に好かれて自分を伸ばすノウハウを語る天才だが、商売する人にはぜひ読んでいただきたいお勧めの本。

自由が丘

左の写真は自由が丘駅前のマーケットだ。暫くぶりに行った自由が丘の街並みはすっかり変わっていたけど、このマーケットは数件の携帯電話屋さんが出来ていたが、昔のまま、懐かしくて、懐かしくて、娘がピアノを習っていていた中学、高校時代、先生宅が自由が丘にあって送ったあと1時間ほど時間をつぶしていた街だった。毎日お弁当の心配をしていたので、よーーく買った佃煮やさんや鮭の切り身を買った乾物屋さんがそのまま残っていていた。思わず娘の幼かったことを思い出し、涙ぐみそうになったが、あんなに一生懸命親子共々頑張ったピアノも今では遠い存在になっている。私は小原孝さんのピアノで楽しんでいるけど。右の写真は娘のピアノよりもっともっと昔の仲間、私が丸紅のＯＬだった頃、今の横浜スタジアムにあった横浜公園にあったチャペル･センターの教会で聖歌隊で歌っていたときの人達で、当時オルガニストの飯久保さん宅に集まっての楽しいディナー 風景。米軍の教会だったので、当時では珍しく英語で礼拝が行われていた。その後飯久保さんのお宅ではクリスマスにメサイアを歌いに伺ったりしていた。あの頃に直ぐに戻れるいい仲間だ。ほとんどの方が今でも教会生活をしている。とても豊かな美しい土曜日だった。

代理母・・・醜悪

先日実の母が娘の子供を産む、ということが報道された。孫をおばあさんが産んであげるという行動は倫理も何もないじゃぁないか。この自己への執着は神を冒涜しているのでは？先日私は海外に行ってまで内臓移植をしてくる両親を批判したが、これもそれも科学が発達し過ぎての弊害だとおもう。命ってものが神様からの与えられたものと思うと、この頃の風潮は納得できない。ましてや海外に行ってまで代理母を募るなんてエゴ以外にないではないか。子供のいない夫婦にとって子供がすべてだなんて間違っても言えないし、子供のいない人生を謳歌しているひとも沢山いる。今の安部首相もお子さんがいないらしいが、彼こそ地盤を継ぐ子供が欲しいのでは？余計なことだけど・・・私の年齢になると話題の大半は財産分与のことだが、これも実際に分与されるのは戸籍が重大に物を言う。こんなに科学のちからで、係累をむちゃくちゃにすると、数代先にはおかしくなることを案じるが・・・自己への執着のために代理出産なんて暴挙にでていいものだろうか？

女学生だったころ

女学生だった頃、いわゆるグループだった4人組が今日久しぶりに我が家で再会した。一人は北九州にお嫁に行ったので、めったに会えなかったが懐かしかった。それでもすぐに女学生の頃に戻れる有難い友達。先日同期会で会った人たちと違って寝食をともにしたり、お互いの家に遊びにいったりした仲間なので、家族の消息をたずねたりしても苦楽が想像できて素晴らしい一日だった。夫々が介護の親を抱えていて、片付かない子供もいたりして、悩みは同じなのだな。それでもこうして会える日を持てる私たちは幸せ。みなさん我が家の片付けを感心して下さったが、私にとっては普通なのだけど、一人で好きに住んでいるので部屋も好きにディスプレーしている。右の写真は蝋燭の収集。

私はほとんど野球を知らないが、さっき日本一になった日本ハムの最後は感動した。思わず涙が出てしまった。新庄はＮＹで活躍していたとき、何て歯がきれいな人なんだろう、と思っただけだったが、彼が今期限りで引退するということで注目されるようになったが、彼の男としての”華”はどうやってついたのだろう。何をしても絵になる、華のある男・・・こんな人今後出てこないだろうね。巷にいる中年男性諸君・・・参考にはならないか。

なぜ年齢を？

この頃テレビを見ていて感じるのだが・・・先日藤岡琢也が亡くなった折、通夜、に引き続き葬儀の席での取材風景で見慣れた俳優と女優が喪服をきて参列。その後マイクを片手にコメントを取る風景に出くわす。必ずと言っていいほど、名前次にカッコで年齢が記される。彼らは演じる人たちなんだから、若い人から年寄りまで演技の幅でカバーしているのだと思う。それが情け容赦なくかっこ付きで年齢を記されるのを何と思っているのだろうか？長山藍子（６５）角野卓造（５８）・・・・・・男優はそれほどでもないけど、へぇーーもうそんな年だったの？と思わずうなってしまう。自分の年齢と引き算をしたり、足し算をしたりするが、女優は可愛そう！！テレビや映画の時はメイクのプロがしてくれるし、その上ライトだってきれいに写るようにしているのだから。葬儀の時は喪服の上に泣いている顔まで容赦なく写されてしまうのだから。日本人は以外に年齢を聞くのが平気だが、アメリカでは就職の折も年齢、性別、結婚の有無、何て聞こうものなら、即訴訟の憂き目にあうのだから恐い。その点日本は甘いなぁ。

戸田奈津子さんすてき

映画大好き、戸田奈津子さんの字幕の素晴らしさ、彼女がＮＨＫに今晩出ていた。軽いクイズ番組だが、彼女のお品の良さ、教養の高さに脱帽！44歳の時フランシス・コポラの「地獄の黙示録」でデビューしたらしいが、何度見てもマーロン・ブランドの最後のシーンは判らなかったらしいが、アメリカ人も彼の言葉は解らないのでまだ日本語の訳があるだけ良いと言われたそうだ。彼女によると理想の字幕は「透明なこと」だそうだが、邪魔にならない、溶け込んでいるのが理想らしい。私はビデオではほとんど映画を見ない、観たい映画があると必ず劇場に出向くが、始めに字幕が戸田奈津子さんだと安心して観ていられる。

撮影・・・って大変

11月後半に出版される本「吉村仁ＶＳ5人の賢人」の表紙を撮影した。何しろモデル経験なしの私は結構緊張しまくったし、その上マンションの1階のピアノの前だったので、住人に見られて恥ずかしかった。どんな本ができるか楽しみだが、私以外は大変有名な方々なので不安が募る。夜は日本一の鰹節で有名なマルハチ村松さんの社長さんとフード･コートが経営している「黄金の舌」に行って楽しいディナーを楽しんだ。村松さんは大前がやっている経営者の会向研会のメンバーでお若いのに素晴らしい経営をしている若きホープだ。そうそう「日和」の頃もマルハチさんの削り節だしには大変お世話になったなぁ。

再婚って得、損

また、またプールでの話題、私のように一人で暮らしていると気楽でいいわねぇと言われることが多い。そうはいってもいつも良い事ばかりあるわけではなく、日曜日など一人で食事をするのが淋しいと感じることもある。私たちの年齢になると再婚＝老後を見る=損だ＝だから今のままが良いわよ、と結論付けられるが果たしてそうだろうか。今日プールで会ったお爺さん、3回結婚したけど全部奥さんに先立たれて、そのたびに見送った、そうだ。必ず女性が先に行くとは限らないのだ。女性が車椅子になることも大いにあるのに、我々の年齢の人の話は今再婚しても介護がまっているのよ、と念を押される。いずれにしても逃れられない介護のことを考えると現状維持をするのは大変だなぁ。