大前伶子のニューヨーク

７月最後の日は・・・・

左の写真は日本橋「ゆかり」のお昼です。ここのご主人は数年NY-東京陶芸コンテストに作品を出展してくださる陶芸家だ。勿論老舗の料理屋、お昼も混んでいた。若き経営者泉正人さんと二人でﾗﾝﾁなんて、何て贅沢なのだろう。夜は右の写真、衆議院議員愛知和男先生とその仲間が目黒雅叙園に集まって暑気払い。元岐阜知事の梶原拓さん、NHKのワシントン総支局長、書道家の杭迫先生など約２０人が集まった。愛知先生に福田首相が内閣改造をするらしいけど・・・・どうなりますか？なんてみなさん質問していた。この政局どうなりますか、混乱しそうですね。お料理は食べきれないくらい、ここの演出は内装だけでなくお料理も凄く飾って出てきました。女性は４人だけ、その内のお一人、先日のパーティーでハープを弾いた彩愛玲（さいあいりん）さんとゆっくりお話することが出来た。彼女は小原孝さんのこと良くご存知だった。勿論国立音楽大学の先輩として「小原孝さん、すごく人気がある方ですよね」との話から小原談義が始まった。彩愛玲さんはものすごく美人、その上スタイルがいい、ハーピストなんて素敵過ぎます。お父様もクラッシック歌手だったそうだ。台湾出身だが帰化しているそうで、何だか姿からも日本人離れしていると思った。エレガントな演奏って彼女のためにある言葉かも。

せっかく５０キロを切ったのに・・・

私の理想体重！！４８．５キロ。先週やっと５０キロを切って喜んでいたのに・・・娘と軽井沢へ行ったり、彼女が好きなものを作ったり、普段と同じ食事じゃなかったらたちまち１．５キロ増えてしまった。朝スケールに乗るのが怖い。いつもは自分だけの食事だから案外いい加減にしています。勿論間食は絶対にﾀﾞﾒと決めていたのに、軽井沢ではソフトクリームなど食べてしまいました。猛反省。人生の楽しみの一部を取上げるのですからいつまで続くやら。でも４８キロで安定したい。朝起きてスケールに乗る時、そーーぅと乗ります。怖さがあるからでしょうね。

温泉三昧

写真の大雨は軽井沢の星の温泉トンボの湯玄関前です。良い気持ちで温泉に入って、さて帰ろうとしたら大雨。見たことないほどの降り。雷も半端じゃない稲光と共にすぐ近くで落ちた。１時間ほどで止んだが、それまでの温度は「これが軽井沢？」というほど蒸し暑く、何もここまで来てこの暑さじゃと娘とぶーたれてたいが、この雨は凄い。すーーと温度が下がり国道の温度計は２１度になっていた。ｱﾄﾗﾝﾀから帰国中の娘と二人で温泉三昧、２日目は千が滝温泉。この露天風呂に入っていたら知人が「あら、れいこさんじゃない」と声を掛けられた。この温泉は以前にも元三井物産のNY勤務の方にばったりお会いして、軽井沢ではもっとも知人に会う場所なのですね。新幹線で１時間、軽井沢が近いと感じております。それにしても温度が下がった軽井沢の夜は冬の掛け布団がしっかり必要でした。

NHK第一体操

朝テレビをつけたら有明の会場でNHKラジオ体操「８０周年」記念体操大会が目に入ってきた。懐かしくって・・・思わずベットサイドで第一体操を真面目にやってみた。体が覚えているのですねぇ。あの懐かしいピアノの伴奏も・・・小学校の時・・・遥かかなたの年月・・・・朝６時半のこのラジオ体操に行きましたよ。首からひらひらと紙をぶら下げて。私は真面目だったから体操が終わって判こを押してもらうのを楽しみに。あんなことに夢中で行ったこと、本当に真面目な小学生でした。皆勤賞をねらっていたのです。今日久しぶりに第一体操をしながら、白楽駅の近くの広場、朝顔、朝露、指導していたおじさんの横においたラジオまで思い出しました。第一体操・・・良く考えられた動きだと感心しながら・・・・たまにはこうしてラジオ体操いいですよ。まだビデオや録音技術がないときの話ですから。

サマー・アフタヌーンコンサート

大前宅のホームコンサート、今日はベルギー人クリスチャン・プルブィエさんのフルートと蓮見昭夫さんのギター。午後のひと時を音楽で過ごした。その後菓子とお茶で団欒。ジニーの笛とフルート和と洋の楽器が妙に合うのだ。彼女は夏を演出して浴衣で演奏。彼女は季節を演出するのが上手。その後私のゲストで最後までいた方と一緒に銀座で一杯、気の置けないニュー･鳥ぎんで焼き鳥とビールで打ち上げをしました。アトランタに住んでいる娘が一週間休みを取って帰ってきたので、二人で軽井沢へ行ってきます。

男ってバカよね、おバカさんよね・・・

あっ、違いました、”私バカよね、おバカさんよね”でした。これは歌謡曲の一節です。今日昔からの友達（男性５８歳）がﾗﾝﾁご馳走するからって銀座で会いました。別にご馳走にならなくても良かったのですが･･･彼は話があったのです。帰り際に「おれ、結婚するかも」と言ったので”唖然”いいですよ、彼が好きなら結婚したって老後寂しくないだろうし・・・それ相応な人なら、いやどんな人かしりませんが、何と３４歳の人だと言うじゃないですか。二周り強違う年齢に驚きました。そんなに持てそうな人じゃないのですよ。彼はバツイチで前の結婚も勿論失敗。人の結婚が破綻したってどうでも良いのです。私に迷惑！をかけなければ・・・そう彼の前の離婚の時私の知人の弁護士をお願いしたのです。それは苦労していたはずなのに、男ってバカよね。ミッキー・カーチスや堺正章さんたちなら分かりますよ。彼らは結構いい年の取り方をしていますから。でもね、その友達は一般ピープルですから。今日、気分を変えるために映画に行ってきました。予告編で「男はつらいよ」の寅さんが４０周年、寅さんのセリフ「男が女を好きになるって、年なんかじゃないよ」とそれぞれのマドンナに言っているので笑えた。その気分転換の映画「あの日の指輪を待つきみへ」東劇で上映しています。原題「closing the ring」あのシャーリー・マックレーンが主役です。北アイルランドIRAとアメリカミシガン州の出来事です。シャーリー・マックレーン演じる女性と３人の空軍に勤務する仲間のお話。本当に好きな人はアイルランドで戦死、その後生き残った人、その人が死んで、もう一人の人とめでたし、になるのだが・・・・いかにせん始から３人までに５０年の月日が流れるという物語。死ぬ時言う「幸せでしたか？」先の話も幸せなら言うことはありません。戦争じゃないですが「二度と繰り返しません」・・・・と誓えるでしょうか。

１２９人外遊ですって・・・

議員さんたちの夏休み、視察と称して海外へ１２９人がでかける、た、と報道されていた。こんな時代海外に何か視察することあるのでしょうか。誰とはいいませんが、インタビューに答えてドバイに行きますと胸を張っていた。お願いしますよ、ドバイを見たら”すわ”大型公共事業だと言い出すのでは？ドバイは「どえらいホテルを海の上に作っている、わが国も東京湾に国会を作らねば・・・」なぁんて言い出しかねない。ドバイみたいにお金持ちの国を見たってしょうがないのじゃ。こうして議員さんが海外に出かけると、訪れる国の在外交官は接待係をさせられるのです。これは与野党を問わずお世話になるのです。だから帰ってきた外交官は政治家と仲良しなのです。議員をしている時行かなきゃ損、ソンと出掛けるのですね。フライトもファーストクラスで星のあるホテル・・・だけど成果のほどはほとんど分かりません。昔NYでこの手の案内をしていた私はどうしても素直に視察とは思えないのですが・・・考えすぎでしょうか。

夕方ホテレスのミッキーからお誘いがあった。珍しく二人だけのミーティング。どうしてこうもミッキーと話していると楽しいのだろう。あっという間に２時間。夏の間私が東京にいないこともあり、話は尽きなかった。

自由民主党・政策グループ「新しい波」

二階敏博衆議院議員率いる「新しい波」飛躍の集いに伺った。愛知和男衆議院議員からのお誘いでした。愛知先生にはいつもお世話になっているので、普段は苦手の部類に入る政治家のパーティだが愛知先生のだけはよほどのことがない限り馳せ参じる。それにしても政治家は挨拶が”うまい”。毎度感心する。好き嫌いはあるが挨拶の上手さは武部さん、抜群です。政治家を目指す人はまず挨拶を勉強した方が良いかも。パーティーの前に記念講演があった。前アメリカ合衆国特命全権大使加藤良三さんの「米国情勢と日米関係」という講演。オバマ候補とマッケィン候補についてお話されたが、アメリカ政府高官と何度も話しただろう加藤元大使ですら今回はどちらが大統領になるか、予想出来ないと。その後東京大学医学部放射線科准教授中川恵一先生の「日本人とがん」という講演。癌の話が面白かったと言うのは少し違うかもしれないが、素人にも分かりやすく、「ははん・・・なるほど」と頷けるお話。人間の体は毎日５０００もの癌細胞が発生しているのですって。それが大抵は退治する細胞もあるが、退治し損なったのが大きくなって憎くき癌に固まってくるそうだ。癌を治すには手術と放射線しか「ない」と。癌になってしまったら、サプリメントや対処療法なんて絶対に退治できないって。モニターを使って分かりやすく、実例まで写真に撮って見せてくださった。癌になる最大の原因は「たばこ」！特に肺がんは。昔は胃がんが多かったが、衛生状態がよくなって、ピロリ菌を退治できるようになったので最近は減ってきたそうだ。三分の一は運、後は食事のバランスらしい。お酒もタバコもやらない先生のお弟子さんが癌になり、今アフラックの広告に出てるあの爽やか先生だそうだ。食事もいらいらも癌になる要素、それでも余り神経質になるのも考えものだし・・・・お勉強して帰りの電車、まぁ何と女の子の通勤帰り？お臍を出して、生足、１５センチほどのパンツ、目のやり場に困りました。女性として恥ずかしかったが、こんなことばかり気になっていては「癌」になってしまいます。

少年易老学難成

少年老い易く学成り難し

一寸光陰軽んずべからず

未だ覚めず地搭春草の夢

階前の梧葉己に秋声

　この哲学的な漢文に近い訓示は何だか身にしみる。大人は忙しい、忙しすぎて何もする暇がない。あっと気がつくと、もう５０歳、６０歳になっている。少年の頃は何でも身に付く、この時期に基本的なことを身に付けてその後の成長を促さないと、あっという間に年をとってしまう。土曜日いつものように妹と東白楽の銭湯にいた時、そうですねぇ、年の頃２５，６歳の若い綺麗な（今で言うスレンダーの）お嬢さんが入ってきた。なんと背中一面蒔絵のような、肩はバラと蝶、足首はチェーンの刺青。入浴している人達は目が固まってしまいました。洋服を着ていたら綺麗なお嬢さん、裸になったら刺青、怖いです。それでもあっという間に年をとるのですぞ。勿論聖路加のようなスポーツ･倶楽部は入り口に「刺青の方お断り」がかけてあるような気がしましたが、銭湯は広く公衆を対象としているので、断れないのでしょうね。顔とスタイルだけで誘ったら、こわーーいお姉さんだったりします。この「徳の湯」のお客さんは気の良いおばさんたちが大半ですから、、、、先週お休みしたのまで覚えていて「今日はご姉妹でいいわねぇ」と声を掛けてくれます。お風呂の時だけは反対意見も言わず仲の良い姉妹です。矢のように日が過ぎていきますが、一日一日を大事に生きていきたいと柄にもなく思ってしまいました。

飛行機の乗客お犬様

今月最後のフライトでニューアークから成田線に乗務してきた娘が、目を輝かせて話してくれたこと。ニューアーク空港から大きなシェパードが乗客と一緒に機内に乗り込んできた。彼女もフライト暦１０年で初めてのことだった。沖縄の基地でアタック犬として勤務するお犬さまは籠に入れられてカーゴ扱いとはちょいと違う。若い兵隊とエコノミー・シート３席を取って人間が一席、お犬さまが２席、それでも前足を縮めて毛布の上に座っていたそうだ。今までどんなマナーの良い客でもあの犬の真似はできないよ、と。トイレも一切使わず食事も食べず、大人しく１３時間を乗り切ったらしい。しかも、成田から国内線に乗り換えて沖縄までの長旅、「あんなに優等生の乗客はいないよ」「先週はアメリカ国内線を飛んだけど、ひどい客ばかり、アメリカ人は言わなくちゃ損みたな人が多いんだから」機内サービスで出すチーズバーガーもチーズが嫌いだからはずして調理しろって言い出す客もいるんだよ、て。機内サービスは機内で調理するのではなく、準備されたものをレンジに入れて出すだけだから「そんな事言われたってできないよぉ」と思っても顔ではそれではサラダを２個あげましょうか、と切り返すと「チーズなしのが食べたいのよ」と強引らしい。彼らは言わなきゃ損という頭の回路。昔従兄弟がNY勤務を終え帰国する時、飼っていた犬を日本に連れて帰るのに大層苦労した話を聞いたことがあったので、まさか人間が乗るシートに犬が・・・驚きました。従兄弟の犬はカーゴに入れられ１３時間、その後検疫のため１０日ほど成田の税関に停められて、すっかり人格ならぬ”犬格”が変わってしまったそうだ。今日のお犬様は軍のアタッカー犬として軍部に所属するそうだ。娘は犬が大好きだから、兵隊さんが２回トイレに立ったとき、彼女がシートに座って頭をなでていたそうだが、名前はヒーロー、兵隊さんも食事のサービスは食べなかったそうだ。人間も真似出来ない犬、マナーなど学ぶところがたくさんあったと、人間は機内にいるとわがままになるからね。狭い、長いフライトですから。