大前伶子のニューヨーク

小原孝さんのファンになって4年

東北大学男声ＯＢ合唱団の定期公演をｵﾍﾟﾗ･ｼﾃｨｰに聴きに行った。数ある大学の合唱団でもここまで大規模に、しかも纏まっているのは珍しいのでは？2005年「いのちの水」を偶然聴きに行って「何て素敵なピアニストなのだろう」とそれから小原孝さんのファンになり、”あれから”今日で4年目。この合唱団は毎年新しい楽曲を披露してくれるが、ＯＢでもある彼らが160人ほど集まって勉強している姿は感動。偶然行ったコンサートだったが、おかげさまで小原孝さんを知り、その後ファンになり、私の病魔”耳鳴り”を緩和するいい薬になっている。小原さんのＣＤを5枚、朝決めることから始まる。私のプレイヤーは5枚いっぺんに入るので。原稿を書いたりしている時も小原孝さんのＣＤを聴きながら、パソコンに向かっています。皆さん髪が白くなっていたり、多少髪が少なくなっていても、歌っている姿は青年そのものでした。歌うって体に良いというのが実感。アンコールの「青葉城恋歌」が最高に達した時、間奏に小原さんは美空ひばりさんの「川の流れに身をまかせ」をさりげなく入れて、遊び心を優雅に聴かせていただきました。この合唱団はスター・ピアニストを招聘して、歌だけじゃなく優雅な小原ワールドも取り込んでいます。4年前に小原ワールドにのめってしまった私のような人が新たに生まれていることと思いました。

アメリカの弁護士さんって・・・

例の三浦某さんの4強（ハンサム、白人、高学歴、背が高い、etc.）弁護士さんは始め飛びついたマスコミも彼の駄洒落や高笑いで、案外だめじゃないの？ってな具合で、呆れて、その後ロスの弁護士が決まったらしい。日本人は弁護士というといかめしい事件のみお願いすると思っている人が多い。しかし、かの国に住んでみると、何でも顧問弁護士に相談するのが普通だ。私も普通の生活をしていたが、弁護士は2人お願いしていた。これは専門分野で頼むので、一人は移民専門の弁護士（グリーン・カードなど、アメリカに住んでいる時は必ず必要）もう一人は事件など、怪我をさせられたとき、その他アパートを借りたり、買ったりする時必ず弁護士の方に入って頂く。それもたいそう高い時間給を要求されるので、相談事は予めメモなどしておかないと、余りの高額に驚いてしまう。医者と弁護士の前で呼吸をしただけでも、チャージされるのでは？と不安になる。特に驚くのは電話で相談しただけでも、数日後請求書が送付されてくる。三浦某は腕利きの弁護士が選出されたと報道されていたが、私には後の請求書がどの位か、人ごとながら、心配してしまう。

XJAPNロックスターから変身したＴｏｓｈｉ

ボーカリストとして一世を風靡したＴｏｓｈｉさんのコンサートが汐留の「コンラッド東京」で行われた。ジニーが役員をしている草の会が主催で基金集めが主だが、この会は凄い奥様たちのお集まり。気後れしてしまいます。Ｔｏｓｈｉさんは「愛の詩をうたいたい」をリリースして「心の癒し」をテーマに活動をしている。彼のトークも素晴らしかった。学校や地域のイベントに出演され、様々な福祉施設で「ボランティアミニコンサート」として老人、障害者、児童施設、少年院、刑務所など地味な活動をし、全国８，０００箇所を超える訪問をしているそうだ。彼はロック歌手だとおもっていたが、今日聴いた曲は癒し・・・優しい声で弾き語りをしていたが、彼の心が伝わったコンサートだった。

もれなく付いてくるグリコのおまけのような母も参加。X-JAPNが何だか分からない御仁ですが、参加することに意義があります。昨日45年以上付き合っているチーチャンのおかぁさまが亡くなられたと知った。彼女のおかぁさまは倒れて10年、本当に身を粉にして母親を介護していて、いつも彼女の話を聞いて、大変だなぁ、良く尽くすなぁ、と感心していたが、いざ亡くなったと聞いて、電話を切ってから泣けて、泣けて仕方がなかった。私の母より8歳ほど若いおかぁさまだったが、命は年ではないですから。どんなに尽くしても尽くしきれないのが親ですね。今日遠慮しながら「チーチャンのおかぁさま亡くなられたのよ」と母に伝えたら、「チーチャン本当にご苦労様だったわね」と。私もこの日が来るのが怖いが、家族一団となって母を大事にしなくては、と改めて思った。だから、グリコのおまけの様に何処へでも連れ出して、思い出をたくさん作り、後悔しないように・・・それでもチーチャンは後悔の毎日だと悔やんでいた。

notting hill's Tokyo

恵比寿駅より徒歩3分の所に今日新しいゲスト・ハウスが出来、オープニングのパーティが開催された。ここはブライダル・ヒロセの広瀬さんが念願だったイベントハウスだ。話だけ聞いていたので本当に出来上がるのか、不安が残っていたので、今日のオープニングは事の外嬉しかった。「恋人たちが集う聖地」としてロマンチックで気品あるオーダー・メイドウエディング、そして心温まるアニバーサリーイベントをドラマチックな演出をしてくださるそうです。埼玉県知事の上田清さんも広瀬さんの学生時代の先輩らしく、はじめから終わりまでいらした。上田知事は衆議院議員のときから今の知事2期目だが、まったく政治家臭くならない、あくのない真面目な人だ。奥様も地味で控えめな素敵な方です。上田夫妻はお二人とも福岡出身で、私も福岡なのですよ・・・と故郷の話で話題が尽きなかった。福岡のおなごじゃけん、強いとです。

バースディ・ディナー

最近東京のレストランもﾊﾞｰｽﾃﾞｨというと、店員が集まって”ハッピィバースディ”の歌を合唱してくれる店が増えた。このような名所が始めは珍しかったので、新鮮でほほえましかった。だが、最近何処もこのサービスをし始めると、何だか違和感大有り。こころ暖まるひと時を演出している、ぱちぱちと店中からあがる拍手。消える照明、店員の合唱も心からではなくマニュアルだから、祝う人の名前も分からず、うっとうしい。こう思う私が年を取ったせいでしょうか？出来るだけ誕生日はひっそりと年を重ねたい私は素直じゃないのでしょうね。うやうやしくケーキなど運ばれて、歌って、拍手をもらって・・・こんな演出が一晩に何回も聞かされている客も迷惑。もし、そんなレストランで別れ話を真剣にしている時にこの演出のイベントが始まったら最悪。このような店で別れ話もないでしょうが。

写真は先日の蘭展で左のは小原流生け花で、右のは蘭の打ちかけでした。着ることはできないでしょう。

弁護士、白人、独身、ハンサム

サイパンで捕まった三浦某の弁護士に日本のマスコミが大騒ぎしている。タイトルに書いた４強理想？の男性を求めて記者軍団はサイパンにレッツ・ゴー。先日帰国した娘がコンチネンタル航空のグアム、サイパン便がマスコミの輩で大混雑だと笑っていた。ただ、アメリカではシングルのいい女はたくさんいるのに、何故かシングルのいい男は少ない。何故いい男と結婚できないか、生活破綻者、変人、ゲイを抜かせば、結婚対象になる男が極端に少ないし、もしこの条件以外だったら、すでに結婚している。たまに日本の女性で大富豪と結婚して豪邸に住んでいるという人が取材対象になっているが、そんなの太平洋で落とした”まち針”を捜すようなものだ。だから、今回の弁護士はどれに当てはまるか、スポーツ万能、カルフォルニア大学ロー・スクール卒、独身？？ハンサム・・・結構ですねぇ。昔の二枚目顔、大昔のテレビ・ドラマ（古い！）「うちのママは世界一」のお父さん役のような、ビジュアル的にマスコミが飛びつきそうな方ですね。

銀座針灸院へ

かれこれ20年ほど前にぎっくり腰で駆け込んだ針灸院、先日から大きな絨毯を敷きなおし、家具を動かした時腰をひねってしまって痛いの何の、何とか貼り薬でしのいでいたが、思い出して銀座針灸院へ行ってみた。院長の前田先生は私のことを覚えていて、「あの時はぎっくり腰でしたね、劇的に治ったので、覚えていますよ」ですって。彼はニューヨーク大学とも提携しているそうで、針やお灸はかの地でブームになっているそうだ。20年前に治ったので、今日も「治りますように、治りますように」と呪文のように思って治療していただいた。その後、前回のように劇的に痛みがなくなったわけじゃないけど、ずいぶん緩和されました。院内のポスターに”弱った脳を活性化する！”というのがあったが、お願いしますよ。弱っていますから、脳も腰も。

150枚ほど蘭の写真を撮ってきました

蘭という花はめったに自分では買わない。胡蝶蘭一列1万円、3列だと3万円なんていう相場だから、何だかお品のない値踏みをしてしまう。今日の蘭展に行って、もうしばらく蘭の花は見なくて良いというほど蘭、ラン、らんの花。数年前に一度行ったことがあるが、今年はジニーから電話で「感動、素晴らしい、伶子さんは花が好きだからぜひ行ってらっしゃい」と興奮していた。今日が最終日、妹を誘ったが断られ、一人で出かけた。この様な展覧会は案外一人で行くのが正しいかも知れない。好きなところを好きなだけ見て、疲れたら人の事を気にしないで帰れるから。それにしても蘭ファンが多いのに驚いた。最終日ということもあり混んでいた。小さな鉢を買ってきたが、いつまで持つか。蘭ファンは毎年咲かせることに情熱を注ぐようだ。セミナーが開かれていたが、男性が多かった。文句を言わない蘭を可愛がるのは定年になった男性の楽しみの一つかも。父方の叔父がオアフ島で蘭園を大きく経営していたが、数年前に亡くなり、蘭を見ながら叔父さんのことを思い出していた。

10万本の蘭展イン東京ドーム

いつもの土曜日だと思っていたが・・・

土曜日は朝8時に家を出ることにしている。母たちと朝ご飯を一緒に食べるためだが、私が勝手に8時から夜8時までお勤めだと思っているからだ。別に強制されているわけじゃないが、典型Ａ型人間の私は自分で決めている。9時少し過ぎに白楽に到着して3人で朝食を食べていたら、研一が孫のリオンと遊びに来た。本当に珍しい、彼は忙しいのでイベントの時会うのが精一杯だが、ぽっかりとスケジュールが空いたとか。それも孫と二人で。母たちが使っている車が古くなったので、買い換えてあげよう、と4件ディラーめぐり。お昼は三ツ沢のおそば増田屋へ。その後また2軒めぐって、彼は夕方帰っていった。いつも思うのだが、母親に優しい。彼の仕事や講演は人様が評価してくださるが、我が家の自慢は研一を始め、みんな母に優しいこと。今年90歳になる母だが彼女ほど幸せな老後を過ごしている人も少ないのでは？私には母のような老後は「ない」と覚悟している。リオンと六角橋マーケットに出かけた。いつも行く福徳肉店の前を通ったら、丁度コロッケのジャガイモを茹でていた。自分の子供には絶対にしなかった買い食いを・・・人の子だから？孫みたいだから？もういいや、多少お行儀が悪くても今日だけだから。だからおばぁちゃんは甘いのよ、とジニーに言っていたが、自分も孫のような年齢のリオンに甘くなってしまう。躾は親がすればいいのですよね。たい焼きとコロッケを買って歩きながら食べさせてしまいました。ついでに私もたい焼きを・・・買い食い、熱いのをたべなくちゃ冷めたら美味しくないですからね。

写真は白楽のリビングで研一と母、リオンを連れて行った六角橋マーケットの珍しく営業していた、古物商の前で。