大前伶子のニューヨーク

春分の日の過ごし方

財団法人日米文化交流の会議がランチを頂きながら、楽しく進んだ。この会に参加をお願いしたつくばの海老沼彩花さんと久しぶりの銀座でウインドウショッピング、ただ、私たちSALEハンターを自認しているので、間違ってもプロパーなお値段がついているものは興味がない。今の時期驚くほど”正価”ばかり、冬物と違って薄物なのに高い。年々SALEが早まるので我慢、我慢。今話題の純フランス料理「SHIZUO TOKYO」で日米の方たちとランチ・ミーティング。その後４時２０分からの”ドリーム･ガールス”を彩花さんとレッスンが終った長谷川さんとトリプル観劇。これぞエンターテイメントだった。この映画はアカデミー賞で話題になったが、That's Entertainment と絶賛できる感動を覚えた。ミュージカルというと、とかくストーリーはないがしろにされることが多いが、業界の裏側を描いていてもいやらしくならずにアフリカ系アメリカ人の音楽が閉じこもらずに白人の音楽とジョインして新たに魅力的に変革していくさまに圧倒された。この映画は間違ってもビデオやCDではこの臨場感は味わえないので、ぜひとも劇場で！！映画の後はいつものように鳥ぎんで・・・映画の感想プラス人生のお話、etc.　彩花さんをつくばセンター行きのバス停まで送って楽しかった春分の一日が終った。

このところ忙しくって・・・・

中々パソコンの前に座れないほど忙しい日々。そうは言ってもテレビを見たり、CDを聴くことはしているので、忙しいとうのは言い訳だ。日曜日は今回区議会議員に立候補する足立区の橋本よしひろさんの事務所開き、以前から約束していたので、長谷川さんを誘って応援に。一見どういう友達？不可解だが、大前が都知事選に出馬した１２年前に選挙事務所の隊長をして下さった江頭さんにご紹介いただき、今回はどうしても橋本さんを当選させたいとご紹介されていた。品川区の木下区議とセッチャンたちと飲み会をした時、選挙のお手伝いをします、とお約束していたので。選挙は長丁場、息切れしないようにがんばってほしいと心から応援！今日はNYリクルートで社長をしていらした伊庭野さんと久しぶりにお会いした。彼もいまNYを引き払って日本に帰られているが、それでも二ヶ月に一度NYへいらっしゃるそうだ。彼も大前の選挙ではご自分の休暇を取って応援に帰国してくださり、桜の下でビラ配りをしてくださって、今更ながら温かいお付き合いに感謝した。長い、長い友人だ。彼といると思いっきりNYの話題が話せるので心から安心してしまう。いまもご活躍のご様子嬉しい。都知事選が話題になっているが、どの人も”帯に短し襷に長し”かなぁ。１２年前のちょうど今頃だったが、サリン事件と神戸震災があった年でした。

写真は元フランク･シナトラが住んでいた住居の居間。素晴らしいタイルとファニチャ。椅子一つでも素晴らしかった。

親にない血は子に流れていないって本当

私が昨日衣替えしたと書いたが、今日母と六角橋のマーケットに出掛けたときの事。「寒いわね」と縮こまっているので「手袋は？」と聞いたら、もう洗濯してしまったので「使いたくない」との返事。母も私もせっかちだと妹に言われてしまったが、彼女は冬物を夏になるまで片付けない、真夏になって本当に困ってから夏物を出す。私や母は先へ、先へとおしゃれは先取りだからね。それにしても今日は寒かった。従って夕飯はセロリー鍋、これにレタスを入れるとしゃりしゃりして事の他おいしかった。ゴマダレが抜群にこれに合う。昨日トミーナのセッチャンから１ヶ３００円の卵を頂いたので、セロリー鍋とこの３００円卵掛けご飯でとても美味しかった。３００円の卵の価値をあれこれ、妹は「ものすごく美味しい」母は「普通の卵より濃いわね」とのコメント。もしかして３００円と言っていたので、そういう気になったのか、一つ普通の卵で試してみてもよかった。舅根性というのでしょうか？

今日はほんの少し雪が降ったのですって？

私の気性は「実行するとなると雪がふっても、雨がふってもやり終える」今日は一日衣替えをすると決めていた。まさかこんなに寒いなんて・・・でももう私のクローゼットは夏物になってしまった。明日からどうしよぅ。オーバーもカシミヤのセーターも洗濯やに持って行ってしまった。暑さ寒さも彼岸まで・・・の諺通り来週はお彼岸。おはぎでも食べて我慢しょう。

　昨日「華麗なる恋の舞台で」を渋谷の文化村で観て来た。２月始めに封切りされたので、だいぶ落ち着いて空いていた。女って、中年の男って、若い男って、女優になりたい若い女って、投資家って、どの人たちも自分が可愛いいんだなぁ。恋をすることも、年を取ることも、皺が増えることも、恐いことなんだ。どんなに華やかな女も喝采を浴びることは努力しなくてはなし得ないんだ・・・勉強になりました。

国際HOTERES JAPN

我々ホテレス界のアイドル村上実さんが「食空間、テーブルコーディネートセミナー」で講演されると知って駆けつけた。”ホテルの朝食を考える”と題してさすが村上さん、一流ホテルの朝食を面白くお話ししてくださった。私はホテルの朝食を食べにいくことは余りないが、ホテル西洋銀座の朝食は落ち着いて大好きだ。村上さんはハイアットや大阪のリッツ･カールトン、帝国ホテル、など良い例を挙げておられたが、中々朝食を食べにだけは行けない。朝食を食べる仲というのは意味深だが・・・・そんなこともう遠の昔に忘れている。久しぶりにビッグ･サイトに出かけたが、移転先に決まっている豊洲の市場を見たが、もうすっかり出来上がっているんだなぁ。

自由の女神とエリス島

NYに住んでいた頃東急トラベルでマンハッタン・ツアー客を案内していた。これはとても面白い仕事だったが、大抵の人はNYというと買い物にしか興味を示さない、が私はここエリス島をお勧めしていた。多分私のように長いこと住む人にはとても興味があるところだが、ただ観光客はそう興味がないかも。 日本と違って移民の国、たかだか２００数十年しか歴史がないアメリカはヨーロッパから食い詰めて新大陸に来た人たちが必ずここエリス島で検査を受けて入国したのだ。肺結核とトラホームの人は泣く泣くユータンさせられて、それでも何とか入国できてもそれは過酷な生活が待っていた。その有様が残すとこなく展示されていて、ここに来ると胸が痛い。日本人も当時の姿で写真が残っている。「海の上のピアニスト」に描かれている上流階級と下層の人たちの姿がその遺品に想い描かれる。買い物も美術館もいいが、ぜひこのエリス島を訪れていただきたい。バッテリーパークの船着場から１５分くらい、自由の女神で勇姿を眺めそのまま乗っていると５分位でエリス島に到着する。 雪のエリス島はこの上も無く美しかった。

携帯電話

私の携帯電話は１０年ほど前に取り替えたもので、当時からメールは出来るらしかったが余りにも古い形なので博物館行きだとからかわれていた。機械音痴の私は掛ける、受ける、それだけで充分だったが、如何にせん写真くらい取れなくては・・・でも電車で一心不乱にメールを打つ姿は嫌いな景色なので、いらない、いらないと自分に言い聞かせていた。今日パソコンの先生が父兄よろしくNTTに付いて来てくださった。２万円ほどの本体にシルバー割引、NTTを長いこと使用していた割引、etc,etc.で１万円ほどで買えた。これからは一々カメラを持って行かなくてもいい、なんてほとんど化石化している私は使用書と首っ引きで、先生に習ったことを復習している。それにしてもこの手の機械は苦手。あぁぁ・・・

東北大学OB合唱団「時を超えて」

小原孝が伴奏をして３年目、私が初めて小原孝を聴いて衝撃をうけてから毎年お招きいただいている。彼もこの東北大学OBの伴奏をするのを楽しんでいるのが伝わる。オペラ・シティーがほぼ満員になるこの演奏会は年々上達して、よほどボイス･トレーニングがしっかりしているのだなぁと感心して聴いて帰る。指揮者のお三人も音楽大学ではなく、夫々東北大学の工学部や理学部、教育学部など本当に歌うことが好きで好きで仕方がないとお見受けした。みなさん白髪になっても（共に白髪になっても）歌い続けるその心が伝わってきて楽しいコンサートだった。小原さんについては、普段のコンサートとは違う雰囲気だが、相変わらずたおやかに、エレガントに弾いていらした。それにしても今日のコンサートはいつもの小原孝ファンをお見かけしなかったが、満員だったので気がつかなかっただけなのか。私が小原ファンになったきっかけの記念すべき３年目のコンサートだった。それにしても、この東北大学のコンサートは霙だったり雨だったり、今日も昼から晴れたが朝は大雨だった。

がん研究の学者さん

店を経営していた時のお客さんでいまは友達になっているがんセンターの研究者、T先生は今年の３月で退官なさる。この先生との逸話は数限りなくあるが、これからもガン研究に力をつくしてもらいたいと、先日お祝いの会を我が家で行った。ちょうどNYからもT先生の仲良しが帰国していたので賑やかで楽しい夕餉だった。昨日は先生が国立がんセンターの研究所を見学させてくださった。学校を卒業してからとんと勉強には縁がない私だが、先生は死ぬまで勉強するのだなぁ。DNA,とかゲノムとか動物実験などの札の掛かった部屋を眺めながら、ガンが完治する時代はこういう先生方が研究して、勉強してそれでも何時になるのやら、早いところ先生お願いしますよ。

今日は久しぶりに父の墓参り

午後二時ごろ大前から電話で「みんなでオヤジの墓参りに行こう」と連絡があった。横浜霊園は車がないと行きにくいということもあり、私も久しぶりだった。母が「次に入るのは私ね」と言いながら墓石を洗っていたが、年の順からいったらそうだわね、と思いながらも大前の顔は”聞きたくない”雰囲気だった。そう、誰にも負けない親孝行の息子は母が永遠に生きていると思っているのだろう。科学者らしくなく・・・・墓参りが終って写真の食事は横浜中華街の華正楼の新館で。紹興酒を楽しんで、美味しい中華を食べて、これも母が生きて元気だから可能な贅沢だ。母と一緒の大前は事のほか嬉しそう。