小原孝が伴奏をして3年目、私が初めて小原孝を聴いて衝撃をうけてから毎年お招きいただいている。彼もこの東北大学OBの伴奏をするのを楽しんでいるのが伝わる。オペラ・シティーがほぼ満員になるこの演奏会は年々上達して、よほどボイス・トレーニングがしっかりしているのだなぁと感心して聴いて帰る。指揮者のお三人も音楽大学ではなく、夫々東北大学の工学部や理学部、教育学部など本当に歌うことが好きで好きで仕方がないとお見受けした。みなさん白髪になっても(共に白髪になっても)歌い続けるその心が伝わってきて楽しいコンサートだった。小原さんについては、普段のコンサートとは違う雰囲気だが、相変わらずたおやかに、エレガントに弾いていらした。それにしても今日のコンサートはいつもの小原孝ファンをお見かけしなかったが、満員だったので気がつかなかっただけなのか。私が小原ファンになったきっかけの記念すべき3年目のコンサートだった。それにしても、この東北大学のコンサートは霙だったり雨だったり、今日も昼から晴れたが朝は大雨だった。
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