大前伶子のニューヨーク

いつもの土曜日だと思ったら・・

先週は母と妹が中国に行っていたので、二週間ぶりに白楽に行った。中国は如何だったか、お土産話をききながら、銭湯に行き少し涼しくなったので豚しゃぶでもしましょう、と３人で夕食を食べて、さて、帰りに渋谷行きの東横線に乗った。菊名で急行に乗り換えてまもなく、「この電車は渋谷行き急行電車です。運転手は”石井”車掌は”森田”です」とのアナウンス、これは飛行機か？飛行機に乗ったら「キャプテンは誰々・・・・客室担当何々・・」というのを聞いたことがあるが、電車ですよぉ。私は別に”お箸が転んでも”の年ではないが、大笑いしてしまった。電車の中の人たちが驚いて私の方をみていたが、乗客はアナウンスなんて聞いていないんだなぁ。何事もない土曜日だと思ったが、何と帰りの東横線で失態をしてしまったが、東横線でのアナウンスとしては可笑しくありませんか？確か新幹線は名乗っていたような気がするけど。

お肌のお手入れは如何に？

先日甥の創希が作っているホーム･ページで大塚製薬の化粧品「インナーシグナルリジュブネイトエキス」というものを叔母である私に試してみて、レポートを書いて・・・という依頼があった。この化粧品は年齢とともにエネルギー不足になる肌細胞にシグナルを送り、若肌へと導く画期的な美容液だそうだ。甥が試供品を送ってくれたので数日前から使用しているがはたして？ぷるるんと弾む柔らかい肌が手に入るかお楽しみだが・・・今日友達が肌トラブルで日本一の先生のところに行って、聞いてきたお話によると、人間の肌は何もつけないのが一番で、高い化粧品はナンセンスだとの事を聞いた。私なんて顔を洗って何もつけないなんて考えられないのだが、もしつっぱって辛かったらワセリンを薄く塗るだけでいいそうだ。何万円もの化粧品もあれば、ちふれのように安いものもあり、はたして肌に良い物はあるのだろうか？先日も化粧品を全く使っていないといばって言っていた中年の方がいたが、年より老けていたので私はやっぱり今まで通り夜のお手入れは念入りに・・・したい。

臨時雇い 奮闘記

私が大好きな築地のトミーナ、築地市場場内に唯一あるイタリアン･パスタやさんだ。ここの従業員が今イタリアに研修旅行に行っていて、人手が足りない？とのこと。昔とった杵柄、大喜びで手伝いに行っている。今日は「日和」の時のお客さまがいらして、びっくりしたぁーと言われたが、私にとってはとても楽しく仕事をしている。それにしても良く８年も店をやっていたものだ。トミーナの場合は２時ごろまでで終るが、日和は夜がメインだったのでランチが終ってからまた新たな気持ちになって夜１１時まで働いたものだ。ただ、そのお陰で今でも沢山の人たちの交流ができて本当に幸せ。久しぶりに店という楽しさを味わっている。明日までだが・・・・

世の中狭い

今日聖路加のプールで低温サウナに入っていた時のこと。（ここはプール脇にあるため水着着用で入る）友達が入ってきて「小原孝さんのコンサートどうだった？」と聞かれたので、それはそれは素晴らしかったわよ、と話していた。その中にいたステキな男性が聞こえたのでしょう、「小原孝さんってピアニストの？」と質問された。「小原さんをご存知ですか？」と聞いたら「小原さんのところの千葉さんと友達で、よく食事をしたりするのですよ」とのお返事。びっくり。世の中狭いとはこの事だ。小原談義をしていたら４１℃のサウナに５５分も入っていた。彼によると「この頃の小原孝さん、油がのっていますね」とのこと、そう今回のコンサートで証明されましたね。

再び渡辺淳一の”あとの祭り”から

愛媛県で起きた生態腎移植をめぐる臓器売買事件について・・・私は臓器移植には反対の立場を常に言っている。というのもお金があれば神様が決めた人生に反して生きながらえるということの傲慢がいやなのだ。ＮＹに住んでいるころよぉく小さい子供の誘拐事件があり、牛乳のパックに「この子を知りませんか？」と顔のイラストが載っていた。これは臓器売買に関係した闇の世界のお金もうけだと聞いていた。だから小学生まで親が学校へ送り迎えをして防衛していた。私も朝夕必ず学校まで迎えに行ったものだ。昨今日本で臓器移植出来ないからと言って、募金を募って海外で数千万円かけて自分の子供を助けてくれ、という人のニュースを見かけるが、私はこの記事が大嫌いだ。誘拐してきた子供の臓器を取り上げて、自分の子供だけ助かればいいというエゴ丸出しの親の顔を見たくない。これは臓器の闇市で買うのだ。そんなにうまくドナーがいるわけないもの。貧しい国は自分の子供をお金にしてもなんとも思わない。ではあなたの子供がどうしても臓器移植しなくては生きられないと言われたらどうするか？私は神様から「あなたの人生は６５歳ですよ」と言われたら、それまでを感謝して一日、一日を大事にしてヘブンに喜んで送ることを考える。命には限りがあるのだから、人さまの内臓までもらって生きることは選ばない。明日死んでも後悔しない生き方をしているからかな。

ＮＹ情報 （１２）小原孝コンサートの興奮さめやらぬ

日本はいい国だ。今は恐い人もいるが、それでもＮＹで感じる恐さは比較にならない。日本は何もかもが優しい。人は穏やかだし、電車は時間通りに来る。タクシーに乗ってもきっちり払っても「ありがとうございました」と言う。面倒なチップの計算もない。おつりの端数をだしても暗算できちんと計算できる日本人。大抵のビルの前に立つと自動ドアーが開くがＮＹのビルでは重たいドアーを自分でよいしょと開けなくてはいけない。公共のトイレにまでウオシュレットが付いているし、何でも便利だし、清潔、地下鉄のホームもきれいだ。ＮＹの地下鉄も最近きれいにはなったが、それでもなんとなく汚い。電車が遅れようと関係ない、理由もアナウンスしないし、みんな来るべき方向に伸び上がってみている。日本は地震があって遅れているのにまるで駅員さんが悪いみたいに「すみません、すみません」と連呼している。「あなたが悪いのではないでしょう」と思ってしまう。アメリカでは”すみません”と言う言葉が発せられたら即訴訟の対象になるから、口が裂けても言わない！！日本はいい国だ。それでも私はＮＹが好き。あの興奮は朝起きた時から始まる。黙々とセントラル･パークを走る人、ステキに着飾ってマディソン・アベニューを犬を連れて歩く人。みぃんな生きることに一生懸命なのだ。日本で少し体が緩んだなぁと思ったらＮＹに行こう。そうしてエネルギーを蓄えて帰ってくる、これは意地でも見栄でも 力んでもいない、私の為にＮＹ大好きな私がある。今回のＮＹ特集とりあえず今日で終わり。

昨日のオペラ･シティーの小原孝コンサートお誘いした方から今日沢山のコメントを頂いた。小原ファミリーが増えたことは確かだ。嬉しいコメントで今日まだ興奮している。

小原孝 ピアノ リサイタル

逢えてよかったね・・・小原孝さんのリサイタル。デビュー２０年のコンサートが東京オペラ･シティーで開かれた。待ちに待ったコンサートだったので、気合を入れて聴きに行った。ショパンのポロネーズ１，２，６番が特によかったが、普段、弾き語りフォユーを聴いているので、本格的なクラッシックの曲を聴くと涙がでそうになるほど感動する。彼が本格的なピアニストだと改めて認識したが、格闘技だと思うほど熱が入っていた。素敵,ステキ、すてき。左の写真は今日いらしてくださった方々とコンサート･ホールの入り口で。小原さん、そしてスタッフのみなさま、ファンのみなさまご苦労様でした。

２０年ぶりのクラス会

左の写真は母校捜真女学校同窓会１００周年記念講演会が礼拝堂で行われた。我々が在学していた時からみたら何と贅沢な礼拝堂にはパイプオルガンとシュタインウェイのピアノが揃っていた。講師には４級下の阿木耀子さんが「幸福へのパスポート」という題でお話された。作詞家だけでなく映画監督までしていらっしゃるらしい。その後横浜駅の崎陽軒で同期会が行われた。２１人が出席したが、葉書の返事によると、親の介護、自分の病気、ご主人の定年といろいろある年齢になっているのだなぁ。私はわけあって２０年ほどクラス会には行かなかったのだが、今回はどうしてもと熱心にお誘いいただいたので、出てみたがみんなそれぞれのところで頑張っていて嬉しかった。音楽の内藤先生、国語の美濃口先生がゲストでいらしてくださったが、あの頃先生たちはまだ３０代だったそうだ。お二人とも８０歳を超えていらっしゃるが、お元気で今でもご活躍のご様子、とても嬉しかった。右の写真は集合写真だが、真ん中のお二人が先生、生徒だった私たちもいい歳になって貫禄がありますねぇ。先生と生徒の区別がつきにくくなっているのはこれ如何に！？

ＮＹ情報 （１１）ＳＯＨＯのギャラリー

Ｇｅｎというギャラリーは中々面白かった。このギャラリーは山梨にもＭＵＵというのを出している。一昔前からみるとソホーが様変わりしている。行く度に素晴らしいショップやギャラリーが出来ている。私が住んでいた頃はまだ倉庫街だった。Ｓｏｕｔｈ　Ｈoustonの略だが、ソホーと言う名前で定着している。まずどの店も天井が高いので大きな絵などの展示には打ってつけだ。ソホーとチェルシー、ミートパッキングエリアがいまトレンドの街だ。ＮＹに滞在して２週間いたのに五番街はバスで通過しただけだった。５番街は今では銀座とさして変わらない街になってしまった。写真は今回訪れた日本人経営のギャラリー「げん」の様子。

目は口ほどに物を言う・・・・

と言うことわざがあるが、はたしてそうだろうか？「自分で一番好きなところは？」と質問すると「目」と答える人が多い。美醜を分ける決め手とは何か？と言えば、それが口元、鼻が低くても、目が細くとも口元がきれいであれば美しく見えるらしい。口はモノを食べ、モノをしゃべり、呼吸をするところ、人が生きていく手段が口元に終結しているのだ。私は自分はともかく人の歯がとても気になる。どんなに素敵な洋服を着ていても、スタイルが良くても歯がその人を台無しにしていることが多い。アメリカ人は事のほか”歯”に神経を使う。余計なことのようだが、公立の小学校まで「お宅のお子さん、歯を矯正しなさい」と言われるのだ。先日も可なりのチョイ悪おやじがだまっていると、まぁまぁ見られる男前なのに犬歯が抜けていた。これでは自分ではいい男だと思っているらしいが、「あぁぁ、歯がねぇ」と思ってしまった。多少間抜けに見えるが、本当に余計なことなんだけど・・・