大前伶子のニューヨーク

朝食バイキングで感じたこと

この写真は香港一人気のペニンシュラ・ﾎﾃﾙのロビーだ。香港で３泊したが２日目の朝食を楽しんだ、さすがと思わせるサービスが売りだが、私は３日目に行ったインター・コンチネンタルのバイキングが一押しだと思う。一日目の朝食はシャングリラ・ﾎﾃﾙの朝食バイキングに行ったが、ここも丁寧でよかった。が可笑しかったのが隣にフランス人男性二人が席についた。ゲイ同士？美形の男性で娘とちらちら見ていたら、せっかくバイキングなのに三角のチーズと硬いパンを食べただけ、何度もチェックを見て「高いなぁ」と言っているのでは？フランス語はさっぱりな私たちはその美しい表情で判断するしかなかった。フランス人は香港に行っても自国の食習慣をかえないんだ、と妙に納得してしまった。インター・コンチネンタルの朝食バイキングとシャングリラのバイキングは６０HK$の違いがあるが、軍杯は高いけどインター・コンチのほうが素晴らしい。香港を旅するときのご参考までに・・どちらもマンゴージュースは甲乙付けがたく美味しかった。

「すみません」は誰のせい？

久しぶりに全日空で香港に行った。強い向かい風に４時間で着くはずのフライトが５時間半かかった。それは仕方がないとこだと誰もが思うし、無理をしてもしものことがあったら大変だ。ところが機内のキャプテンから何度もアナウンスがあり、「遅れてすみません、すみません」の連発、娘はアメリカ系の航空会社でアテンダントをしているが、アメリカ人のキャプテンは絶対に天候で遅れたのを、まさに自分が悪かった、と思われる様なアナウンスは絶対にしない、と。なんであんなに謝るのだろう、と不思議だと大笑いしていた。先日もNYの友人が長野新幹線で雪のため遅れたのをまさに運転手が悪かったごとく謝っていたが、どうして？と不思議がっていた。アメリカでは「すみません」と言った途端に訴訟の対象になるので、間違ってもそうたやすく「I am sorry」は言わない。アメリカの航空会社の態度は１時間半遅れたが安全のためには仕方がない、どうだ、文句あるか？てな態度だが、よーく考えると当たり前なのだと思うが、あなたならどう考えますか？写真の景色は香港島のスタンレー・マーケットの風景。ここはどういうわけか欧米人が大好きなところだが安物のマーケットが続いている。

香港から帰国報告

香港を２時過ぎに出発したが、結局家に帰り着いたのは１０時近くになっていて、これではNYから帰るのと気分的には違いがない。香港だとどうしても近場だと言う印象があるが、これは韓国でも台湾でも同じことなのだ。写真の香港は今朝インター・コンチネンタル・ﾎﾃﾙの朝食をしたとき写したもの。霞んでいたが金融都市香港の元気な姿をまた明日からブログに登場させるつもり。香港も３１回目の今回は娘と一緒に行ったが、特に観光をするわけではなく、香港人の気質を楽しんできた。

星空の会・ランチ

桜が３分咲きの九段下、星空の会に参加した。一種の異業種交流会だが、とても和やかな方たちばかりで楽しかった。お昼からコースの中華料理で味もやさしく心地よかった。丁度武道館で日本大学の卒業式だったとみえて、袴姿の人が多く、あの姿は毎年不気味に感じるのだが、親御さんも大変だと思う。袴の姿はいつごろからなのか？このところ益々派手になっているが、これからの人生大海原に乗り出すのだが、いつまでも勉強を心がけてほしい。特に今日お集まりの方々の中には一度社会に出てから再び仕事をしながらMBAを取った方々が大勢いらしたが、まったく頭が下がる。明日から香港へ娘と行くのでしばらくブログはお休みです。

ウルトラ・ダラー

朝日ホールで新潮社主催の手島龍一さんのウルトラ・ダラーの後援会に行ってきた。彼はNHK時代特にイラクの戦争が始まった頃から頻繁に画面に出いていたが、いつの間にかNHKを辞めて小説を書いていたのだ。まだ読んでいないが、そうとう面白そうだ。史実とは違うと言いながらマスメデアの最前線にいた彼は面白いネタを沢山もっているだろう。いま、アメリカでは１００ドル紙幣の偽ドルが横行しているとはNYの銀行に勤めている人から聞いている。下手をすると１００枚のうち１，２枚は偽だということもあるそうだが、我々が街で１００ドル札を使おうとすると、まるで盗品を見る目で穴の開くほど調べられるが、それでも銀行に帰ってくるときはすっかり市場を通過しているとのこと。２０ドル紙幣くらいが使いやすい単位なのは、２０ドル札の偽を作るより１００ドルの方が効率がいいからね。それにしてもこの小説の面白さは何処でマネー・ロンダリングされているのか興味がわくところだ。

harahara 倶楽部のコンサート

ゲートシティー大崎アトリウムで小原孝、樹原涼子、歌とピアノのコンサートが行われた。もったいないようなコンサートで、小原さんもリラックスして弾いておられた。個人的には小原さんだけの方がいいかなぁ、なんて贅沢を言ってしまうが、私は小原ファンだから仕方がない。どうして小原さんのピアノはこんなにもエレガントなのだろう。才能、努力，天性のピアニストだと思う。あまたいるピアニストの中で異才を放っていると断言してしまうと、贔屓の引き倒しになるので今日のところはこれで終わり。５月５日は公開放送になるとのこと、１３時間のロング・弾き語りフォーユーだそうで、今から楽しみだ。

イチローと日の丸

私は野球はまったく興味がないが、今回のイチローの姿には少なからず感銘を受けた。アメリカに住んでいるとこんなにも日本を愛していたのか、この私ですら国連やロックフェラー・センターで世界各国の国旗がはためいていると、日の丸をさがしている自分に気づきハットしてしまうことが度々あった。特に君が代が流れたりすると胸がジーンとしてしまって、ともすると涙が流れてしまう。日本人としてのアイデンティティがここにきわまれりだ。昨日のイチローを見ていて日本で競技をしている選手にはない、日の丸を意識した彼の心を見た気がした。それにしてもイチローのコメントの素晴らしさ、頭のいい人なんだなぁと感心してしまった。オリンピックのようにいやらしくないのが良かった。何故オリンピックの中継や報道の仕方が嫌いなのか、私は高校野球とオリンピックの報道がどうしても好きになれない。

衣替え決行

春分の日、私はA型人間、何としてもこの日に衣替えをする習慣がある。母が「あなたは槍が降っても雪が降っても決行するのよね」と揶揄されるが、この日を逃すと何だか気持ちが悪い。不思議なものでまだ寒いのにカシミヤのセーターは埃っぽくて着る気にならない。洗濯やさんに出すもの、風を通してしまうもの、今日一日がんばってすっかり終わった。２年着ないものはもう今期に出しても着ないだろう、でももったいなくてクローゼットにしまったが、この次の衣替えにはもう少しダイナミックに捨てる物の決心をした方がいいだろう。毎年こう思っていて、又仕舞ってしまうと、何時までもクローゼットがすっきりしない。思い切るのは片付け術の極みだと思う。今年はこの片付け術の本を出したいと思っているので、率先してすっきりの生活を心がけょう。一日家にいたので小原孝のCDを聴きながら片付け、最高の休日だった。

お彼岸の入り

今日は娘の玉川学園時代の同級生だった方のお父様が亡くなられて、昨年の暮れに年賀状を作成する段で知った。家族ぐるみのお付き合いをしていた方なので、なんとしてもお彼岸の内にお参りに行きたいとおもっていた。何せ町田の玉川学園に取手から通っていた方故、こだわりの方だった。地元で開業していたお医者さんだったが、ご自分の癌を察知して病院に行かずに、最後までご家族を困らせたらしい。取手は茨城、千葉、東京、神奈川県を跨いでまた東京都町田市なのだから片道２時間以上かけて、中学から通っていた、まぁまれな生徒だった。亡くなられたお父様は朝始発に乗る娘を毎朝送っていたようで、本当に頭が下がった。この家族とは寒河江にさくらんぼ狩りに誘っていただいたり（ご親戚が寒河江市長）大井川に鮎つりにご一緒したり、お相撲さんを招いてお餅つきをしたり、といつも素敵なことを誘ってくださった。当時横綱千代の富士の後援会もしていらして、中々取れないお相撲にも度々誘っていただいた。千代の富士と一緒に六本木で飲みに行ったり、思い出が沢山ある。本当にご生前にはお世話になったので何故亡くなられたときにお知らせいただけなかったのか不満をいったら、今日奥様がか「彼は格好良く死にたかったので誰にも知らせないように」とのことだったらしい。彼らしいと納得、かっこいい死に様だと今日心からご冥福を祈った。

今の若者は・・・・

この写真の後ろの方が私のパソコンの先生です。’００から習っているのでもう５年以上ですが、まだまだ目が離せない”生徒”です。ところで今日買い物に御徒町に行った。その折一人でもあるしお腹が空いたので近くにあったラーメン屋に入った。食券を機械で買うようなカウンターのしがないラーメン屋だったが、御徒町には知っているところもないし、これが案外おいしかった。若い男女が一人ずつ先客だった。まず男性が奥の店の店員に向かって「ごちそうさま」と声をかけて出て行った。その後女の子（２２，３歳か）この人も帰りに「ごちそうさまでした」とはっきりと声をだして言った。久しく見なかった光景でうれしかった。今の若者は・・・・と残念に思うことが多い世の中、６５０円のラーメンを食べてあんなに心が温かくなったことはとてもうれしかった。始めに書いたパソコンのセンセイも今の若者は・・・・というカテゴリーには入らないクラッシックないい青年だ。