大前伶子のニューヨーク

一人で行ける店

私のように一人で住んでいると一人でも行ける店が幾つ在るかが鍵になる。今日も築地のトミーナに行ってパスタを食べたが何とパスタ以上のサービスをしてもらった。まずおいしい、あたたかい言葉と安心と気楽さでどうしても足が向いてしまう。一人で入って違和感がない店は私が歌舞伎座の隣で経営していた「日和」がそうだった。今回のパーティーのお客さまの半分は日和のお客さまだったのがまさに一人で来られる店だった。再開を望む、とずい分言われたがもう私は店の経営はしたくないが、自分でも日和のような店をいつも探している。

マンションのグランドフロアー

今日もマンションであの時の花束が話題になっているらしい。コンシエルジュのお姉さんが丁寧なお礼状をポストに入れてくれた。それによると彼女たちは朝「おはようございます」と声をかけても知らん顔していた人達までが、余りにステキな花束に初めて朝の挨拶をしていったとか、花束がマンションに住む住人にとって優しい気持ちにしてくれたようでうれしい。

出版記念パーティの幸せ

今日も続々と写真がパソコンに入ってくる。お礼のメールが間に合わないので明日改めて葉書を出すようにしているので全員にはまだ失礼しています。本当にありがとうございました。小原さんに今回盛り上げていただき感謝しております。今日もプールの友達が本当に小原さんのピアノ素敵だったと絶賛されていました。

花束

昨日ミッキーとその仲間からのプレゼント”ものすごい花束”我が家では余りにも大きすぎるし、私だけが見るのをもったいないのでマンションのグランド・フロアーのピアノの上に飾ってもらった。先ほど通りかかったら住人がとてもステキと言いながら写真をとっていた。うちのマンションは玄関を入るとこのピアノがなっている。この演奏者は電動ピアノで小原孝さんではないが、玄関は一見の価値？ありかな。まだ昨日の興奮が覚めやらず、今朝、娘もアトランタに帰ってしまったし、早く普通の生活にもどらくてはいけない。沢山の方からパーティーの感想が寄せられていてあらためてすごいことだったのだと感謝している。

出版記念本番

私の一生でこんなに感動し、また感謝した日はありませんでした。

いらしてくださったみなさま、そしてミッキーとその仲間たちには改めてありがとうございましたとお礼もうしあげます。今日はまだ興奮していて余り落ち着いて書けないので改めて今日の日の感動をしたためていこうと思っております。本当にありがとうございました。

くずきり

余り写真とリンクしていないがこのところ写真を撮っていないので小原さんと私のツーショットを。。。出版記念の会に出席するために娘の真智子がアトランタから帰ってきた。夕食にしゃぶせんのしゃぶしゃぶを食べにいった。しゃぶしゃぶは何処で食べてもそう変化はないが、ここしゃぶせんのデザートはくずきりが絶妙で全体を引き締めている。普段何処へ行ってもデザートはバニラのアイスクリームをたべるのだがここはどうしても”くずきり”に決まり。満足。

街頭でインタビュー

朝１０時ごろ銀座四丁目交差点和光前で信号を待っていた。丁度その時いやな予感だしたのだが、街頭インタビューが近づいてきた。「衆議院議員の平均資産は５千万円強だと出ていたが、どう思いますか？」というのが質問の趣旨だった。私は人の資産がいくらあるか全く興味が「ない」と言ってやった。資産というのは死ぬ時に

気にすれば良いのでは？もう持ってあの世にいけないのだなぁ、使っておけばよかったと後悔したら残る家族が喜べばいいのです。ましてや人の資産なんてどんなに和光の前で聞かれても全く興味がない、というのは答えになっていないらしい。重ねて「杉本泰蔵議員はゼロですが」なんて「バァカ、今までフリーターしていた人の資産なんて有るわけないでしょう。」ああいうインタビュアーももう少しましな質問をすべきだとおもうのだが、テレビ全体の程度が悪いのだが果たしてそう切り捨てていいのだろか？卵が先か鶏が先か？！！たぶん私のインタビューは放送されなかっただろう。

結婚指輪の意味

いつもは銀座へは自転車で行くのだが、今日はしとしと雨が降っているので地下鉄で銀座まで行った。夜お客さまなので”あけぼのの桜餅”を買いたいと出掛けた。松屋に向かう地下道の中で”ホームレス”が看板を背に寝ていた。彼は垢まみれのダウンを着て手も真っ黒で”可愛そうに”と思いながらふと手を見ると結婚指輪をしているではないか！！彼もかっては暖かい家庭があったのだなぁ、どんな境遇になっても結婚指輪は外さないのか、しばらく立ち止まって見てしまった。教会であの結婚指輪をはめたのだろうか、彼の人生は何処で狂ってしまったのか。そういえばこの頃ＮＹでは余りホームレスを見かけなくなったが、シェルターの設備が良くなったとか。

通常の日曜日

朝各局の政治ショウを見ながらお掃除をするのが、何にもない日曜日の過ごし方。私の掃除はまず１０時までにガラスと家具を磨く、何故１０時かというと日曜日で下の階の人が寝ていたら気の毒だから・・・ＮＹに住んでいた時、毎週日曜日に掃除をしていたら、ジャパニーズは何で毎週バキュームを掛けるの？と注意を受けたのがトラウマになっている。１０時から掃除機を掛けると大抵お昼には終わる。それから「新婚さんいらっしゃい」を見て聖路加のﾌﾟｰﾙに行く。８：００から大前のＢＢＴの番組に合わせて日曜日のスケジュールは終わる。１円も使わない一日だった。こんな日も在っていいのでは？

銭湯

大抵土曜日は実家に帰る。８８歳の母を見舞うという名目だがまだ一人でなんでも出来るので、まぁ顔を見せに行くとうのが本音だ。お昼ご飯を食べたら彼女はいつもお昼寝をする、その間に晩ご飯の準備をしてから妹と東白楽の銭湯に行くのが楽しみなのだ。入浴料は４００円サウナが１００円つまり５００円で何時間でも楽しめる。この５００円は毎度母が私と妹に５００玉を手渡してくれるので有難くいつも戴いている。母は私たち二人にこの５００円をくれるために密かにフイルムケースに５００円玉を貯めている。この銭湯がこの世で一番の値打ちの５００円だと信じている。いつも３時間は優に入っている。露天風呂にジェットバス、電気マッサージ風呂、サウナと水風呂と入りきれないほど楽しめる。母が「あなたたち追加料金払わせられるのではないの？」と驚くほどじっくりと入ってくる。土曜日の何ともいえない楽しみだ。帰宅後夕飯を一緒に食べてから８時ごろ帰るのが常たが、気持ちよく小原孝さんのＣＤを聴きながら１時間の電車を楽しんでいる。