夜中に大雨になって、街の中を踊り明かすことはなかったが、2日目も雨。私たちは「八尾おわら資料館」へ。その後富山の名品和紙文庫、井田川のほとりにあるこの美術館は”これが紙でできているの?”とおもうほど見事な作品を観ることが出来ました。楮の皮を煮てほぐし、その繊維を漉いて和紙を作る。紙の歴史は奈良時代から始められ、平安朝時代の文学は紙が無かったら源氏物語など、伝えられないのでは?
お昼は西田さんお勧めの蕎麦屋で鴨せいろを食しました。今回の二つ目のイベント「西田美術館」にいざなってくださって、西田さんのお父様が収集された貴重な絵画を見せて頂きました。
「立山の 雪を仰ぎて 声放つ 此の清きもの 地上にあり」 剣岳を中央にして、左右に連なる清き峰々を詠んだ与謝野鉄幹の歌。その連峰を一望する地に西田美術館があります。先代の社長(西田さんのお父様)が収集した作品の素晴らしさ。シルク・ロード、イコン、前田常作の仏画、ガランボシュの世界と素晴らしいという言葉が空しくなるほどの作品が展示されている。本物の剣岳も素晴らしいが絵の剣岳も数々あり甲乙つけがたい素晴らしい作品を堪能いたしました。
3時過ぎのフライトで東京に帰りましたが、機種は話題になったボーイング787-8で、(娘は787は絶対に乗らないと言い切っている)エンジン音も静かだし、最初はいろいろトラブルがあるのは仕方がないが、機内は快適でした。富山はフライト時間45分だから、離陸したと思ったら15分ほどですぐに下降を始めます。富山湾を旋回しながら着陸する姿は立山連峰を正面に見て、不思議な景色が堪能できます。
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