65回目の敗戦記念日、日曜日だったこともあり銀座教会に行き「平和」を感謝してきました。牧師さんのお話も戦争のことを取り上げておられました。お盆だから・・・は仏教用語だからか、お盆という言葉は出ませんでしたが、今日の平和があの戦争によってもたらされた、あの時の犠牲を無駄にしないように・・・私は礼拝が始まる前に今話題の「寺島しのぶ」さんが主役”CATERPILLAR”のチケットを買ってから銀座教会に行きました。まさに「忘れるな、これが戦争だ」という映画でした。相当グロテスクに描かれていますが、戦争は怖い、今でもあちこちで起こっている戦争をただ反戦として捉えるのではなく、特に今日は65年前敗戦を宣言された日でした。この映画も銃後、その後傷痍軍人となって帰還した主人を敗戦の日まで不満の塊ではあっても勲章をぶら下げて、軍神になった夫の面倒をみる。ものすごく辛い映画でしたが、忘れてはいけない、これが戦争だという重いものでした。終戦を伝えられた日、家の沼に這って入水する様は、軍神と言われていた彼の最後の姿でした。研一と私を連れて山口県に疎開していた母を、今ではわがままな母だとあきれることが多い日々ですが、母も銃後の妻として夫を待っていたのか、終戦記念日を改めて特別な日だと。この映画は昨日封切りということもあり、また寺島しのぶさんがベルリン国際映画祭銀熊賞最優秀女優賞を取ったこともあり、初日から満員でした。私は9時半に行ってチケットを買ってから礼拝に行き、12時40分のを観たが、この回も売り切れでした。そうとうきつい映画ですが、国家のために、人が人を殺すとは、何なのか、正義の戦争なんてあるのか、全編に貫かれています。ただ、私は戦争のためではなく国家を想い、家族を大事にする、世界に通用する若者を育成するためにも徴兵制度は賛成なのですが。今の若者を見ていると、そういう荒療治をしなくては・・・その頃には私はこの世にいないでしょうが。
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