1980年代に1ドル85円に近いときがあった。その頃は日本はバブルの真っ最中。日本人がお金を胴巻きに巻きつけてNYに押し寄せていたころです。80年後半に私もマンハッタンの不動産を買いましたが、その頃1ドル87円くらいでした。1ベットルームでマンハッタンの真ん中、いわゆるミッド・タウンといわれていたところが25万ドルほどでした。もし、今お金があったらマンハッタンのアパートを買うという手段がいいかも。ただ、その当時25万ドルだったものが今は70万ドルほどになっていますから、何ともいえません。あのころは日本人と言えば「お金持ち」と解釈され、タクシーに乗っても「日本人なのにチップはこれだけ?」と不満をいわれました。日本人全部が金持ちだと思われていたころです。ロックフェラーセンターを買ったり、ティファニーの空中権を買ったり、むちゃくちゃをしていました。今せっかく85円台になっていますが、80年代のように景気が右肩上がりにはなっていないので、アパートや家を買いに行く日本人はいないのでしょう。NYの不動産を扱っている鈴木カツ子さんが、今のお客様はイタリア人よと言っておられました。ヨーロッパの人は何と言っても底力があるのでしょうね。中国もロシアもわかりにくいから。
写真の貝はチェリー・スト-ンと言って甘く美味しいあさりとハマグリの中間、アメリカでクラムチャウダーを作るときの貝はこの貝を使います。私は牡蠣が苦手ですが、このチェリーストーンは大好きです。
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