大前伶子のニューヨーク

たかがドーナツです

アメリカから上陸してきたドーナツ、未だに長い行列が出来ています。私も雑誌社に行くのにお土産を探していたので思わず並んでしまいました。有楽町駅に昨年１２月に出来た０１０１のビルのB1にそのクリスピー・クリーム・ドーナッはあります。日によっては１時間も並ばねば買えない代物です。アトランタに住む娘曰く「家の近くにあるあの店客がいたことないよ」とのこと。ここの商売上手は並んでいる時出来立てのドーナツを一つ食べさせてくれることでしょうか。それも温かいのを紙に包んで「お一つどうぞ」というわけです。ダンキンドーナツ、ミスタードーナツと何処が違うのでしょうか。今回発見したのですが、ダンキンドーナツのコーヒーはすごく美味しいです。日本では売っていないようですが、アメリカから１ポンドのコーヒーを買ってきました。

鳥団子鍋

朝７時半に築地に立ち寄ってから白楽へ。少し寒くなったので鳥なべをしよう。築地に鳥藤さんという大きな鶏肉やさんがある。もも肉６００グラム、合鴨３００グラム、軟骨１００グラムの三種をミンチにしてもらう。この１キロの鳥ひき肉と卵の黄身、やまいものすり身、長ネギを合わせてよーく混ぜる。これを肉団子にして今日はお鍋。白菜、三つ葉、しいたけ、春雨でお団子にした時のスープを漉して土鍋で煮て美味しかった。ポン酢とゴマで食したが、軟骨が１割入るだけで歯ごたえがあり、なお美味しい。お野菜がたくさん食べられるのでお鍋は重宝です。おやつに築地名物茂助団子も・・・築地に行くとあれもこれも母に食べさせて上げたいと大荷物になってしまいます。

かつ子ホテルオーナーと

マンハッタンを飛び回っていた私達、かつ子さんのお料理で夕食をしたときの写真です。昨日も「６０歳なんて怖くない」の英語版の件で国際電話。かつ子さんは興奮していた。英訳をしているイギリス人との会話はやはり格調高いわねぇと。日本語をしっかり読んでいてくれるので、ページごと、行ごとに質問ができるそうです。私も英語訳が出来るのを楽しみにしています。かつ子さんのお子様たちは英語の方がたやすく読めるので、心待ちにしていらっしゃるようです。次男の奥さんはCNNのキャスター出来上がったら大いに宣伝してくださるそうです。かつ子さんの料理は根っからの日本食です。彼女のところへ泊まりたい人が「かつ子ホテルの予約をお願いします」と電話があったとか、彼女は大笑いしていました。

マンハッタン景色あれこれ

真ん中の写真、大樋年雄先生がゲスト・ハウスを後にされる時ばったりお会いした。先生をお送りして私達はマンハッタンの散策へ。３番目の写真は朝のセントラル・パークで軽くお茶を。右の写真はトランプさんのトランプタワーのオブジェです。空がきれいでこの先左側がメトロポリタン・オペラハウスになります。マンハッタンはたいていどこでも絵になります。

ユニオンスクエァの朝市

１４丁目　のユニオン・スクエァの朝市、近郊の農家が自家製の農産物や乳製品を持ち寄ってマンハッタン一有名な市場だ。住んでいる時は良く買い物に行った。ただ、お客様の時は中華街に行くことが多かったので、日本からのお客様をお連れし、どちらかと言うと観光的な要素が多い。ただ、卵や乳製品は新鮮。果物なども、もぎたてというとカッコいいが、雑といえば雑。この近くは家具やさんや家庭用品など生活するには便利なところです。

甘酒横丁、兜町、日本橋

用事があって久しぶりに人形町へ 行った。この街は未だに古い店があり面白い。左の写真は今の若者にはいったい何に使うのか分からないと思う、葛篭（つづら）の 店だ。私も一つ欲しいと店に寄って聞いた事があったが、すごくお高いもので、びっくりして引き返しました。３０万円くらいします。今では無印良品のプラスチックの物を愛用していますが、かなうならこんな葛篭の籠に入れたい。入れる洋服が安物では様になりません。真ん中の写真は今日一時一万円の大台を割り込んだ東京証券取引所です。お昼の時間でしたがしーーーんと静まり返っていましたが、蛎殻町の交差点では一万円割れの号外を配っていました。帰りに日本橋の丸善に寄って大前の新刊書の売れ行きを見に行ったら、入り口近くの場所に平積みで売られていました。今回の本は読みやすく、タイムリーなので売れる！！と確信しています。世界も国も東京都も中央区も全部行政は再起動するべき時にきているのでは？

Business First のお料理です

私はお情けでビジネス・ファーストクラスに乗りますが、この写真の料理が出てきます。私はこの中でも３０％位しか食べられませんが、アメリカ人はほとんど全部平らげます。その上アイスクリームもナッツ、チョコレート、生クリームを載せて、その後甘いお酒とチーズを食べます。メインは牛フィレステーキ、赤ワインソースかヒラメのソティー、ソレルハーブソース添えて、サフランライス、ハーブミニキャロットとほうれん草のソティーを添えて、３つ目は鳥胸肉のソティー、タイ風カレーソースかけ青梗菜と赤ピーマンを添えて・・・・etc.延々２時間くらいかけてサーブされます。私はヒラメを食べましたが、量が多く、持余しました。和食もありますが、私は社員の家族、余っていたら日本食を頂きますが、当日は満員で日本食というわけにはいきませんでした。ただ、飛行機のファーストクラスとエコノミーの違いは勿論値段が天文学的に高いですが、料理なんてたいしたことではありません。はっきりしませんが、エコノミーの５，６倍でしょうか。お酒もワインも飲み放題ですが、気圧が違うのでいい気になって飲んでいたら大変なことになります。成田ーニューアークまで往きは９時間半、帰りは１１時間と長いフライトですが、今はブロード・バンドで映画も２００本？位の中から選べるので、好きな映画を２，３本観ていたらすぐ着いてしまいます。以前から比べるとNYまで近いと感じるのですが・・・

街場の銭湯

いつも妹と行く東白楽の「徳の湯」ここは家にお風呂がある人も来るが、無い人の為に市が経営を援助していなくては成り立たない商売。昨日クラス会に出席したので、いつもより遅く行った。たいていの土曜日は午後３時ごろ行くが、昨日は６時過ぎになった。普段会わない人、面々が違うと思った。男の子（１０ヶ月位の）を連れた若いおかぁさん、彼女の手首、両肩、腰に刺青。目が点になったが、最近は比較的刺青をしている人を見る。その１０ヶ月くらいの男の子は両耳のところで髪の毛の剃りをいれていました。時代劇の「チャン」と呼ばれている子のようでした。あんな幼子をどんな気持ちで母親をしているのでしょうか。生まれながらのやくざさんのようでした。家庭教育が大事と声を大にして叫んでも、今のオカァサンになる人、余り考えていないのでしょうね。学齢期になっておかぁさんが刺青をしている・・・・子供の気持ちは、そんなこと心配してもしょうがない、余計なことでした。

写真はマンハッタンを走っている観光バスです。私はまだ乗ったことが無いのですが、以前よりたくさん見かけます。

捜真の同期会

昨年幹事を引き受けたので、その後書類の整理などこの春まで長引いたので、もう一年過ぎてしまった感覚がなかった。今回は２０人位で少なかったが、我々の年代は孫の運動会や親の介護で中々出にくい。こうして卒業後５０年弱の年月が過ぎると人は病気、離婚、その他もろもろいろんな事が起きる。そう、出席できるだけ幸せなのですね。

真ん中の写真はアトランタの娘宅の庭に出ていたキノコです。いかにも毒キノコの風体をしていました。アトランタは赤土で彩花さんは陶芸の土に向いているなんて言っていましたが・・・

２００８年９月１１日

日本風に言えば７回忌のこの日、ワールド・トレーディングセンター跡地へ鎮魂の意味もあり、彩花さんと二人祈りに行った。跡地ではブッシュ現大統領と次の大統領候補二人が来ていた。その分厳重な警戒がされていた。私達はあの時被害に合い真っ黒になっていたトリニティー教会脇で祈った。マスコミもたくさん来ていたが、それにも増して警戒の警察官と警察犬に驚いた。５０００人余りの犠牲者に悲しみの真っ只中、ここに佇んだことを思い出した。あれから７年、跡地は建設されつつあるが、まだ私達の目には地ならし程度だと感じられた。後何年掛かるのか？真ん中の写真は彩花さんが素敵だといったマスコミの方ですが、私と彼女と男性の趣味が違うようで、「私はちっとも素敵だと思わないのだけど」と言った男性です。彩花さんは積極的に話しかけていました。この日私達はアトランタへフライトしたのですが、「こういう日はかえって警備が厳重でハイジャックなんて起こらない」と確信して乗ったのですが。それにしても、あの大きな事件は永遠に私の心に残っている。

今日はプランタンデパートで神戸の森本計一画伯の絵の展覧会で、お昼から会場にいらっしゃるとのこと、私の部屋には森本画伯のが４枚飾ってあり、心安らぐのです。画伯がNYを書かれたものを求めているが、もう壁の隙間もなくなり、今までの絵を大事にしていこう。画伯のお友達と飲み会になってしまったが、すっかり打ち解けて初めてお会いした方々と思えない方たちでした。これも画伯のお人柄なのでしょう。画伯の奥様と画伯は１０歳の時からのお知り合いだったそうで、息の合った素敵なご夫妻でした。今年の夏もお二人揃ってパリで書いていらしたそうです。