4年に及ぶ長い戦いで敗退を続ける南部連邦軍に残された最大の砦であり、その生き残りを賭けた壮絶な戦いが繰り広げられたのが赤土の広がるアトランタでした。そのアトランタを舞台に戦争前の裕福な時代から悲惨な戦争、敗戦そして復興と激動の時代を生きた主人公スカーレット・オハラを中心に人々の壮大なドラマを描いたのが「風と共にさりぬ」です。
「すべては明日、タラに戻って考えることにしよう。
きっとうまくいくわ。
明日、、、、、彼を取り戻す方法も考えよう。
すべてがうまくいけば、、、、(幸せな)明日がくるわ」
かけがえのない多くのものを失った混乱と絶望に淵にありながら、スカーレット・オハラは自分の心にこう語りかけます。1936年に出版された「風と共に去りぬ」は瞬く間にベスト・セラーになり、僅か6ヶ月後には100万部を売り切り、単一小説としては文学史上最大の発行部数をほこり、聖書に次ぐと言われています。世界各国37カ国語で翻訳されています。不朽の名作はこの左の建物の一室で生まれた。ただ、この小説は映画化され4時間の大作、帰りのフライトで彩花さんはしっかり観たそうだ。私も何度か観たが、スカーレットという人物はかなりわがままな人々を振り回す女だったのです。映画ではビビアンリーが演じて彼女がきれいな人だった上に、クラーク・ゲーブルのかっこ良さでいやが上にもヒットしたのでしょう。昔あなたはスカーレットみたいな人ね・・・と言われて嬉しくて娘に言った事があります。娘が「ママね、ビビアンリーみたいな人ね」と言われたなら喜んでいいけど、スカーレットみたいというのは決して誉めているのじゃないのよ、と叱られたことがあった。まったくその通りですが、あの時代、あれだけ我が儘が言えた女性は魅力的でした。マーガレット・ミッチェルは交通事故で47歳で亡くなった。あの頃、そう自動車が走っていたと思えないが、交通事故とは残念。
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