歌手の和田アキ子さんが「叱る大人」の本を書いたらしい。まだ私は買っていないが、ぜひ近いうちに求めたいと思って聴いていた。今日その和田アキ子さんが対談で話していたこと。まさしくわが意を得たり。今の若者はお隣の人とも挨拶しない、ところがパソコンを開いたら、その画面に「おはようございます」って書いてある。今ではお隣さんとも面同士で挨拶しないで、メールで挨拶。その中には”ぬくもり”が感じられないと。和田アキ子さんは美空ひばりさんに叱られ、山岡久乃さんに叱られて、その思い出を語っていた。山岡久乃さんは遅刻をこっぴどく叱られたが、その後毎朝ご飯に味噌汁、肉じゃがなど作ってくれ、心から温かく接してもらい、愛情があって叱ってくれたと実感したそうだ。
今日朝テレビを見ていたら、あの冷酷な殺人事件、奥さんが旦那さんを殺してバラバラにして数箇所に捨てた事件の公判の模様を報道していた。テレビ朝日だったが、その事件を報道するのに画面は”イメージ”としてのこぎりを写し、それを動かして見せていた。最近こんな事件は日常茶飯事の如く起きているが、それにしても言葉だけでも悲惨、聞きたくない事件の報道をどうしてイメージまで作成しなくてはならないのだろう。血のついた包丁や首を絞めた縄まで見せる必要があるとは到底思えない。先ほどテレビ朝日の電話番号を調べて視聴者宛の担当者に電話をした。そしたら、彼らの答え「イメージを作成した方が分かりやすいですから」とごくあっさりと言われてしまった。そうだろうか、こんな事件が分かりやすくて良いとは思えない。キャスターまたはアナウンサーの読む声だけでも残酷なのに、イメージ画面なんてまったく何を考えているのだろうか。そう、今のマスコミは地に落ちているが、それでもご自分の家族、ましてや子供たちにどう影響するか、恥ずかしくないのか、考えているとは到底思えない。
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