サンフランシスコ講和条約締結55周年を迎えて改めて吉田茂首相が偉大な方だったと感じ入った。大磯の吉田邸を2年前に訪れたが、彼があの邸宅で最後を迎えたのが89歳だったとか。部屋から大磯の海が見渡せて、大層なお宅だったが、なにぶんにも古く管理するのが大変だろなぁと思った。その時は西武グループが管理していたようだが。講和条約が結ばれたときは戦後6年たったときで、日本にとってはとても有利な条件だったそうだ。その後60年安保、70年安保闘争があって自衛隊の可、不可が問われたが、私は70年安保はアメリカに行っていて知らないのだ。当時はまだ日本のニュースは1週間遅れの新聞が送られてきて、あぁ、そうか、なんて余り興味が沸かなかった。その当時日本製品は”安かろう、悪かろう”という感じ、商社マンだった夫たちは大変苦労した時代だった。今ではmede in Japan は大変な高級品に格上げされているが、日本が何処にあるか、日本人、中国人、韓国人は1派一からげにされていた。今の平和はその時代の苦労の賜物として感謝したい。メディアがもう少し大人になってほしいが。
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