大昔今は亡き本田美奈子の「ミス・サイゴン」を観ていらい久しぶりに日本のミュージカルを鑑賞しました。帝国劇場のレ・ミゼラブルです。最初日本語のミュージカルに違和感ありありでしたが、良くできているし、歌唱力も昔とは雲泥の差、ここまでレベルが上がったのかと感心しながら観ていました。昨日は森久美子さんも出演されていて、ただ重いだけじゃない実力を十分に発揮されていて見応えがありました。ところで、私は帝劇というので帝国ホテルの前かと勘違いしていましたが、ちょうど日生劇場と宝塚劇場に行ってしまい、同じ時刻に開演するので、どちらも観客で溢れていて、日本も本当に変わったのだなぁ、文化に関してここまで観衆が足を運ぶのにびっくりしました。レ・ミゼラブルの公演も今月10日までで千秋楽だそうですが、この秋に再演されることも決まったとのこと。私はNYへ行くと必ず何処かの劇場に足を運びますが、NYのミュージカルは同じエリアに40軒あり一日の観覧数は軽く5万人を超えるとの数字が出ています。今では日本人のプロデューサー川名康浩さんがあげられますが、今回話題になっている「キンキー・ブーツ」の作品も手掛けたとのこと。NYの街を歩いているとビルの谷間に大勢の人が並んでいるのを見ることがありますが、役を巡ってオーディションを受けに来ている人たちです。一つの役に何百人が押し寄せるので、ブロードウエイでスターになるって本当に大変なのです。昨日のレ・ミゼラブルも日本語をあそこまで訳すのかなぁと聞いていると笑えてきましたが、訳者の苦労がしのばれました。
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