そうです、作曲家のヨハネス・ブラームスです。北ドイツのハンブルグに生まれて4歳から音楽に目覚めた大作曲家です。最近彼の生涯を読み直して・・・・彼は63歳で肝臓癌を発病するまで作曲を続けて数えきれないほどの曲をつくりました。凄く興味があるのは生涯独身だったようですが、だからと言ってゲイではなく有名なのはシューマンの奥さんクララ・シューマンとは生涯つかづ離れずの関係だったようで、一説によるとプロポーズもしたやに書かれていますが、6人の子持ちのクララは断ったとか。もったいない!お父さんは貧乏バイオリンニストだったそうで、彼も若いころ生活苦で酒場やダンス・ホールでアルバイトのピアノ弾きをしていたそうです。ブラームスが20歳の時シューマンと出会い21歳の時から22歳までシューマンの近くでクララを助ける。このころ演奏者としても頭角をあらわしていたらしい。それにしても今から180年前にブラームスはウイーンに行ったり、夏はバーデン・バーデンに避暑にいったり、バルト海のリューゲン島に、リヒテンシュタイン、ハンガリー、ルーマニア、スイスのトゥーン湖、コモ湖畔の知人の別荘、と目まぐるしく旅行をしています。その頃交通手段は何だったのでしょうか?飛行機がないころですから汽車でしょうか、馬車でしょうか?コモ湖は私も大好きなところですが、何処へ行ってもブラームスは作曲をしていたようです。ブラームスが55歳の時チャイコフスキーに会ったと記されています。チャイコフスキーはNYのカーネギー・ホールのこけら落としにタクトを振っているのですが、この旅は船ですよね。クララ・シューマンはブラームスが亡くなる前年まで生きていて時には険悪な時代もあったらしいが、何もかも理解してもらえる異性の友達として生涯の友だったのだなぁ。それにしてもあの時代今でも演奏家によって弾き続けられている大作曲家のオンパレード。何と羨ましい時代だったのでしょう。あのころはワーグナーやリストと競っていたみたい。ブラームスが16歳の時ショパン没。きら星のごとく凄い芸術家、音楽家が生まれていた時代です。何だかわくわくしながら生涯を辿りました。
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