赤坂見付け駅からTBSに向かうところに「佳境亭」がありました。黒塀に地面につくほど垂れ下がった柳の粋な料亭。昭和の政治を見続けてきたであろうたたずまい。平成になり、細川内閣あたりから流行らなくなった料亭政治で3月末で閉店するとのニュース。山上麿智子さんというおかみさんが当時を振り返っていました。懐かしむように「男が男の腹をくくる場面を何度も見ました」と。岸、中曽根、田中、大平、・・・・歴代の首相が夜中まで話し込んでいて、それは、それはエネルギーを感じました。そうでしょう、国会より秘密の匂いがしましたから、あそこを通るたびに誰か首相がいるのでは?と勘繰りました。でも、細川元首相は料亭を使わずホテルだったと有名になりましたからね。ああいうところは料理は外から取るのでしょうか?一度行ってみたいところの一つでしたが・・・談合なんて似合う場所ですから、それにしても昔も今もあまり変わっていないのでしょうね。政治って、今回のAIJだって元厚生労働省の天下りが大量に再就職していたのですから。世の中ちっとも変っていません。赤坂の料亭という響きだけがむなしく感じられます。
日本も国民総背番号制にしなくてはいつまでたっても国は良くなりません。日本人はこの言葉「国民総背番号制」という言葉が嫌いですが、アメリカでは「ソーシャル・セキュリティー番号」と言ってなにをするにもこの番号で済んでしまいます。戸籍もありません、自動車の免許とこの番号があれば大抵の手続きができます。あとはサインです。日本みたいに印鑑というものがありませんが、自筆のサインは大抵の人はマネできません。私は以前にバッグを捕られて、痛い目にあいましたので、今サインは日本字で崩してかいています。ソーシャル・セキュリテーのお蔭で日本に帰ってきてもアメリカの年金を支給されています。なぜ、日本はこのシステムを取り入れないのでしょうか?個人営業の人が反対しているやに聞いていますが、彼らは帳面上マイナスにしていて、だけどベンツには乗れているという摩訶不思議な国ですから。アメリカの納税制度はめちゃくちゃ厳しい。その代りTAXペイヤーとして国民はその使い方に大変うるさい国です。私も娘を公立の小学校に入れていましたが、「あなたたちは4,5年しかTAXを払わないのに公立に行って恩恵を受けているのだから、奉仕活動をするべき」と良くおばぁさんたちに言われました。もっともな指摘でした。増税の前に国民が公平になるようなシステムを構築してからにして頂きたい。野田首相は財務省の人たちにおしりペンペンされているのが見え見えです。売上1000万円以下の小規模の商店は消費税免除されていますが、これも変です。
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