今年10月羽田空港が国際化されるに伴って格安運賃が実現する。先日取材しているテレビ局が羽田に国際便が離発着すると蒲田界隈が賑うともくろんでいるというものだ。大笑いしたのはタクシーの運転手さんに「指さし外国語ノート」を配布したそうだ。もう歳だから語学は無理だって諦めていました。中国語、ハングル、英語と指さしで行先を聞くらしい。そういえば成田空港が国際空港として活躍し始めたころも同じような悩みがあったのです。国際便に勤務している娘の話によると成田の飲食店の店員はとても流暢な英語を話すし、料理の説明も見事だよ、と。20年もパイロットやフライト・アテンダントが大挙して成田の飲食店に行くから、必然的に英語を覚えたのでしょう。天ぷらなんてすごく上手に素材の説明をしていて驚いたよ、と笑っていました。
こうして羽田空港がずいぶん遅れてハブ空港として開業するのは憧憬の至りですが、今でも数便羽田から国際便がでているのに乗りましたが、外国に行くという気分が出ません。海外は成田というのが頭に刷り込まれています。LCC格安航空券はすでにゴールド・コーストに行くのに何度か乗りました。ブランケットもミールも映画も料金が別です。ちなみにゴールド・コーストへの便は夜遅いので、食べてから乗り、すぐ寝てしまえば起きたら着いています。反対にゴールド・コーストから成田へは朝早い便でずっと昼間です。よほど面白い本でも持って乗らなかったら地獄のフライトです。映画の上映もたいしたものはありませんから、それも退屈してしまいます。格安ではありますが、離発着は恐ろしく変な時間で、羽田で一泊しなければならない、もしくは自宅からタクシーを使わなくてはいけないようなものです。安いからといってそう甘くはありません。
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