私は「福岡県北九州市出身」です。もっとも私が九州に住んでいたころは若松市と言っていた。大前の本には誇らしげに「福岡県北九州出身」と書いてある。私は威張って現在東京都中央区に住んでいるが、これまでの経緯は流浪の民。福岡から横浜に引っ越したのが小学校3年生、従って学校の大半は横浜です。24歳で荻窪、26歳で元亭の転勤でニューヨークの郊外ニューロッシェル、5年の年月をアメリカで過ごし、帰国と同時に会社の社宅、かの有名な成城に。社宅の煩雑さに音をあげて、学芸大学駅前に始めて持家に移り住んだ。ここで10数年、娘が通う玉川学園まで余りの遠さに引っ越しも考えたが、彼女は特に問題なく3つの電車を乗り継いで無事卒業。それから横浜白楽へ帰り(出戻り)再びNY、2度目はマンハッタンで5年、帰国後中央区築地に6年余り、やっとここ八丁堀のアパートを買って早8年です。こうして書き出してみると落ち着くまで何と10回以上引っ越ししたことになる。れいこさんは何処の出身ですか?と聞かれることが儘あるが、何処の出身か、分からないほど落ち着かない生活をしてきた。ただ、どの場所も思い出がいっぱい詰まっていて、たいていの話にはついていける。東北出身の友達が少ないかもしれないが、NYにいた時はそれぞれの出身県の県民大会に呼ばれることがあったが、特に海外は出身県で固まる傾向にあります。不思議にお国柄というのは日本にいるより外地に住んでいる時の方が顕著に表れるのです。
そう、そうこれは余談ですが、新婚さんの夫婦喧嘩のきっかけはお正月のお雑煮からだそうです。そういえば我が家も初めてのお正月に母直伝のお雑煮を”当たり前に”出したら「なんじゃ、これは」と突き返された。「雑煮は白味噌や」と。関西の一部は白みそ、丸もち、白みそで餅を溶けるまで(気持ち悪い)とろとろにする・・・これを作らされて閉口しましたが、鶏肉のすましでこんがり焼いた切り餅で上品なのが喧嘩の始まりでした。
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