私がNYへ行くと一番に駆け込む「レストラン東京」の古平さんから昨年末にきたクリスマスカードから。ここの肉豆腐、辛豚、焼きそば、さば塩焼きが逸品。12時間余りのフライトで私の胃もふらふらになっているとき、ここのメニューで生き返る。ここからはオーナーの古平哲雄さんの文面。
この街に長年お世話になっていながら、国の成り立ちに不勉強で、毎日当たり前に魚を仕入れていた、フルトン魚市場の由来が蒸気機関船を発明したロバート・フルトン。これによってアメリカが捕鯨を中心に漁業大国となり、大魚船団の護衛が浦賀に来たペリーで、彼の曾孫が、クリントン政権の国防長官。メィシーズデパートの赤い星は、海の男だった創業者の腕に彫られた刺青。今尚、実態の政治経済を支配するのは姻戚によって結ばれている創成期の一握りの大富豪であることなど、今知って興味深い話ばかりです。短い歴史の国ながら、中身の濃さに圧倒されます。摩天楼がそびえるマンハッタンも移民たちが歩いて仕事場へ渡ったブルックリン橋、煉瓦を積み上げただけの質素な暮らし、同胞たちとの心のよりどころであった教会、石畳の馬車道など、下町に残る先人たちの夢と汗の物語に思いを馳せる、とかいてあった。私も何回かに一度はマンハッタンから自由の女神像を見ながら、その先のエリス島へ行く。ここは映画「海の上のピアニスト」に描かれている移民たちが必ず止められて身体検査と知能テストを受けた場所だ。こうしてヨーロッパから何十日もかけて移民をしてきても、肺結核とトラフォームに罹っていたら即送り返されていた。ここエリス島でこの風景を描いた寸劇を上演していて、思わず涙ぐんでしまった。今ではイミグレーション・ロイャーにお願いしたら、何とか住めるビザを発行してもらえる手もある。目が飛び出るほど弁護料は取られます。
汗と涙、労働の対価は、歴史ある各国と比較すれば、その年月は、浅くても、一挙に駆け上がって来、アメリカと云う大国を作ったと思う。時間の長さばかりが歴史の秤でない。長い間、鎖国をしていた日本に欧米文化が入って来た歴史は、それよりも浅い。
アメリカは、国土は広く豊か、人々は貪欲、一部のセレブと、プアーの人々には格差があり、成功を目指して男も女も働く。在日と言われる人々も、日本に来て、人種差別の中、汗と労働で富を得、
では日本人は・・・敗戦とともに、異常な復興を成し遂げ、埋蔵金までつくって、いつ、そのような、お金を作ったのでしょう。
庶民には、わからない事ばかり。おまけに今の政治家の堕落ブリ。悲しくなってしまいます。政治には興味は無くても持たざる得ない日本の政治。
オバマ大統領は、スゴイ!ヒラリー国務長官?をアジアの国へ、まず日本から送りこみ、分刻みの、スケジュールをこなし終始、シワも平気の笑顔、まさに、スーパーレディーですね。結果は、米国国債を〇〇兆円のお願いが待っている。
今の内閣だと、また日本は、素通りされる日も近いかも。それとも、日本は、それほど頼れる国なのかしら。
投稿情報: YZ | 2009年2 月17日 (火) 23:31