’70年頃にNYに住んでいた私は映画”トラ、トラ、トラ”がアメリカで上映されたのを観に行った。私は元夫とこの映画を観に行った時のこと(最初で最後だったが)アメリカ人の中で真珠湾奇襲攻撃の場面を観てとても恐かった思い出がある。その上昭和16年生まれの私はいやが応にも太平洋戦争について、鮮明ではないが、防空壕に祖父に守られて入った思いと、その後食料の配給を配ったことも、その折”さつまあげ”を防火用水をかぶせたスノコの上で分けていることも頭の隅にはある。小泉首相は私より2歳若いのでその思いは覚えていないだろうが、彼は少し偏狭ではあるが、分からなくはない。それに彼が生まれたのが横須賀だったこと、その後の復興とアメリカ占領軍の横暴など、感じるところが多々あったのだろう。靖国に参るか,否かについては人それぞれの意見があるのは当たり前。日本全体をアメリカが占領して、その後の平和日本を形成するのにたいそう幸せだったのでは?と感謝してこれからの世界平和を推進していったらいいのではないかと思う。ドイツのように西と東に分けられていたら、また北朝鮮と韓国のように同じ国を戦争で分けられてしまっていたらと思うと、もし日本があの敗戦の時、名古屋あたりで北はロシア(ソ連)南はアメリカと言う具合だったら、どれだけ大変な国になっていただろう。私見ではあるが、今の若者は18歳から20歳の間で徴兵に行くという選択をすべきだと思う。今はアメリカでも徴兵制度を義務づけていないが、私が住んでいたときはベトナム戦争最中であったが、徴兵を終えて帰ってきた若者は見違えるように逞しくなっていた。自国のために2年位の単位で奉仕活動をしたら何処の大学でも自由に入れるという制度だと世の中変わるだろうなぁ。これからは子供が少なくなるのでどの大学でも喜んで引き受けるのでは?そうそう、小泉首相が大好きなエルビスも兵役を全うして喝采をあびていたが、徴兵から帰ってきてからの歌声が数段とよくなったように思った。
写真は911事件の折グランド・セントラル駅での行方不明の張り紙と千羽鶴と平和を祈るLOVEのオブジェ
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