大前伶子のニューヨーク

横浜ニューグランド・ﾎﾃﾙ

ジョーこと私の友人が来日している。半年振りだが昔の友人は話のテンポがつかめて楽しかった。それも当たり前だ、私が20歳くらいのころからの友達だから。ニューグランドに4時だったので、せっかく横浜に行くので早めに行って中華街と元町を散策した。中華街はウイーク・ディの昼間どんな客が来ているかと見ていたら何と中、高校生の修学旅行の学生が大半だった。週末は歩けないほど家族連れで混んでいるが、学生は中華饅頭を歩きながらたべているので、どこのレストランも空いているようだ。元町は私が学生時代大好きな街だったが今は昔からある店は少なく、ほとんどチェーン店ばかりになってしまった。その中でも一味違う店があるのは嬉しい。妹を誘ったら「チャーミング・セール」まで行かない、と断られてしまったので、一人で歩いたが楽しかった。その後ジョーさんとニューグランド・ﾎﾃﾙでお茶をして、野毛の行きつけの店で食事をしたが、月末の金曜日ということもあり街は活気があった。

カサノバ

「カサノバ」と言う映画を友達と観に行った。以前に予告編で見て大好きなベニスが舞台だし、ただ何世紀か昔の話なので期待は半分だった。それにしてももう少し面白いか、と思ったがあんな映画最近になく”つまらなかった”時間もお金も損した気持ちだが、カサノバと言う実在の人物？モテ男がいたらしい。どうしてヨーロッパ、しかもベニスの映画なのに英語で動きもわざとらしくまるで下手な芝居をみているようだった。こんなストーリーわざわざ映画に作成する意図がわからない。一つ良いことは大好きなベニスの景色、しかも夜の運河は絵に描いたという言葉がぴったりの美しい景色でした。

つくば学園都市

つくばに住んでいる友人が家とギャラリーを新築した。私のアパートの内装をお願いした建築家をご紹介したので、出来上がりを楽しみにしていた。すばらしい出来で私もご紹介しがいがあったというものだ。今まで住んでいたところをこれまた友人がレストランをしてみたいとのお話だったので、そのご一家とつくばを訪ねた。つくばＸＰが開通したお陰で大変な新築ブームだ。参考のために数件レストランをリサーチしたが、どこも面白かった。イタリアンレストランは流行だからただ作ればいいというのではなく、特化したレストランになってほしいと思う。シェフの息子さんは3年半もイタリアで修行をしたとてもステキなイケ面だから、そう俳優の中村トオルをもう少しわかくしたような感じ、おば様たちの人気者になるのでは？写真は今日リサーチしたつくばのおしゃれなレストランとカフェ。

サッカーにうんざり

日本が一次を通過しなかったＷＣ、各チャンネルが急にトーン・ダウンしてしまった。どのチャンネルを回してもサッカー一色だったが、以前にも書いたが一億総同じ方向を向けられと一編に反発してしまう。週刊新潮の渡辺淳一のコラムにも書いてあるが、ヨーロッパでも沸き立っているのはごく一部だそうだ。アメリカはサッカーは余り騒がない。だが日本では、朝から晩までテレビ、新聞はサッカーばかり。サッカーを語らなかったら人ではない。普段常識ぶっているキャスターやコメンテーターもいやな顔しながら、明け方からみていましたと”よいしょ”していて傑作だ。あげくタレントはドイツまで局の費用で行って、甲高い声でふざけていた。不愉快な無駄な力み方はオリンピックでも感じるのだが、もう少し大人の報道を望む。視聴率５９％と声高にさけんでいるが、４１％の人は見ていないのだから。テレビ局よいいかげんにせい。

今日の一日

みどりさんが信奉しているＭＣＭのミネラルの健康セミナーが西麻布のお宅で開催された。私もＭＣＭを飲み始めて3ヶ月手の痺れがとれたが元気の元なのでは？海水から取れるミネラルだから悪いはずがない。小椋先生（写真左の左の方）からアレルギーの講義があり、また末期がんを体験された方が（写真左の右の方）体験談をされた。彼は国立がんセンターの医者から見放されてしまって、ＭＣＭ療法にしてしまったとのこと。４４キロまで体重が落ちてしまったのが、今は元気になり（癌はなくなっている訳ではないが、小さくなって固まっている）今日こうしてお話してくださって40人くらいの聴衆は感動した。終わってからみどりさんのご好意でＭＣＭで土壌改良された野菜を使って素晴らしい手料理をご馳走になった。

夕方は私の友人の息子さんが次の衆議院選に立候補が決まって今日壮行会が行われた。山本剛正君はラグビーの体育会系で政治に対する情熱は先日我が家に挨拶に来てくれた時じっくり聴いたが、今の若い者は・・・と思いがちの今日この頃だが、山本剛正君は必ず苦難を乗り越えて強い意志で初心を貫いてくれるだろうと期待してしまう。参議院の選挙は来年あるが、彼は衆議院議員をめざしているので、九州に居を構えてこれから来る解散、総選挙を目指していくことになる。右の写真は彼の勇士姿。もういい加減に政治家も歳を取った人は引いて、彼らに働いてもらいたい。34歳。若いけど素晴らしい。

Discovery National Auction に参加して

古美術、近代絵画、版画、工芸、宝飾のオークションが我が家近く築地で行われた。友人のセッチャンとご主人と三人で参加したが、私は半分ひやかし。セッチャンは大好きらしく数点落としていた。古美術商がきていたようで、値段を上げる、上げる、面白いようだった。お金があるところにはあるものだ。昔ＮＹにいたころサザビーのオークションに招かれて行った事があったが、ここは普段着では行けない、男性はタキシード、女性は肩丸出しのドレス、私は知らなかったとはいえ、結構恥ずかしいかっこうで行ったことを思い出した。それにしても我が家のダイニングにあるガレーの天吊ランプ、いくらになるか、一度オークションに出してみたい。私はこのガレーのランプの下で”なっとうご飯”を食べているのだけど。平山郁夫、横山大観、マルク・シャガール、梅原龍三郎など、美術館に行かなくては見れない絵画が目白押し。

ちなみに右側の天吊ランプは我が家のものです。

長唄「松の会」

義理の妹ジニーは篠笛の名取、今日は有栖川公園の近く「清水」でゆかたざらいがあった。母と妹と私はいつも団子になって応援に駆けつける。右の写真ジニーの隣の方は母と同い年、88歳だそうだが、仙台から三味線と荷物をもって一人で上京されるとのこと。私の母も怪物のように元気だが、この年代の人たちのすごいこと。戦争や戦後の窮乏に耐えた人独特の生き方が感じられる。小原孝のＮＨＫＦＭの弾き語りフォーユーの前に邦楽があり、聴いているのが辛かったが、毎日聴いていると、邦楽も良い物だなぁと感じる。今日は生で2時間近く聴いたが、日本独特の雰囲気があって素晴らしかった。

一日半パソコン不通

パソコンは常に正常に動いていて当たりまえと思っていたが（この新しいデルコンピユーターにしてから）アパートの入り口で故障したらしい。どのこの部屋からも文句がきていたようで、いま外出先から帰ってきて開けてみたら直っていた。機械がこんなに私の生活に入り込んでいたとは。メールもブログも止まってしまうのは手足をもぎ取られたみたい。昨日から今日にかけて数件珍しいレストランに誘われた。今日は元銀座東急ﾎﾃﾙ跡に出来た、時事通信ビルに入っている「うかい鳥山」に行った。このレストランは八王子に本店があり、蓼科の帰りに立ち寄ったことがあったが、高級鉄板焼きなので銀座店は二の足を踏んでいた。八丁堀に引っ越す前に住んでいた地域なので懐かしかったが、それにしても混んでいて驚いた。その後１９６６年開業のレストラン　カナユニというところで音楽を聴いたが、ここは在りし日の石原裕次郎が来ていたところだそうだ。赤坂のサントリー、鹿島の本社の隣、何だかしけた入り口だが、入ってみるとグランド・ピアノがあり１９７３年には街のレストランとしては初めてボジョレーヌボーを導入したそうで、ボジョレーの名前すら知らない時代で全部売れるまでに半年もかかったそうだ。１９９６年には笈田敏夫がでたそうで、アルカポネを待ち続けているとカードに書いてあった。1977年には服部良一がピアノを弾いてお客と一緒に「青い山脈」の大合唱があったらい。

すてきな講演でした

今日のランチはジニーがトマトスープを作って待っていてくれた。大前は自宅で原稿書きをしていたらしく、珍しく研一と母、妹、ジニーと私の家族だけで食事を楽しんだ。研一は先日訪ねた対馬で歓待されたそうで、父親の田舎の話に花が咲いた。父が生きていたらどれほど喜んだろうに、と母は18年前に亡くなった父を懐かしんでいた。父は故郷の対馬が大好きだったから。

”草の会”主催の講演会加藤ヒロユキさんのお父様の講演がカナダ大使館の中にあるシティー・倶楽部で開催された。3ヶ月前に聴いた加藤ヒロユキさんの歌はとてもステキだったので、もう一度聴きたいと願っていた。加藤さんのお父様は60歳過ぎてお医者さまになられた体験を語ってくださったが、ビジネスマンを経験されてからの医学部入学のお話、含蓄があって、人間やる気さえあれば可能なのだ、と感じ入った今日のお話だった。奥様を亡くされて歌手の息子さんと仲の良い素晴らしい連携を見せていただき、今の世の中親を殺す息子、息子を持て余す親と不穏な事件が多い中、素晴らしいお話だった。加藤ヒロユキさんの声も優しくまた聴きたい。彼のコンサートが12月10日にサントリー・ホールであるので楽しみだ。

ＡＱＯＵＳ事件

先日来頭痛の種だったＡＱＯＵＳ、シャープ社に私のブログ見てください、と言ったら今日「修理代半分にさせて頂きます」と電話があった。別に脅かしたわけではないが、本当のことを書いたまで。それにしてもあと5年でこのままでは使えないので、後々のことを考えても修理をお願いすることにした。私は「物言う消費者」だから・・・少し言い過ぎるかも、それにしても機械物は当たりはずれがあるのだなぁ。