先日朝日新聞の天声人語に面白い記事がでていた。「二ヶ国語を滑らかに話せる人をバイリンガル、多くの言葉が出来る人をマルチリンガルと言う。で1カ国語しか出来ない人は」最近取材で会った米国人に問いかけられた謎かけだ。正解はアメリカン(米国人)である。英語がどこでも通じると思い、外国語を学ぼうとしない米国人の驕りをちくりと刺す冗談だ。との記事で笑ってしまった。私のNYの友人は6カ国語をあやつる。彼女のご主人は昨年亡くなったドイツ人、もうその時点で家では英語、子供たちはお父さんと話す時はドイツ語、お母さんと話す時は日本語なのだ。あるパーティで彼女が数カ国語を操っている姿を見たがなんとも見事で、頭の中はどうなっているのだろうと思ったことがあった。それにしてもデープ・スペクター氏は日本語を見事に操り習慣も何もかもすごいが、もしかして英語を忘れたのでは?と心配してしまう。アメリカに10年住んでいました、と言うと同時に「それでは英語はペラペラね」と決まって質問されるが、30年アメリカに住んでいるひとでも一言も?英語を話さないひともいたので必ずしも滞在年数と英語力とは関係ないか、というのが結論だ。先日の香港でも広東語が飛び交っていたが、若い人も余り英語が出来る人は少なかった。たぶんビジネスをしている人はマスト条件だろうが、売り子さんたちは難しそう。香港のいいところは分からないと漢字を書くと大抵は分かってもらえることだ。
コメント