大前伶子のニューヨーク

13日の金曜日

日本では余り問題のある日ではないようだが、欧米ではこの日はスーパー・マーケットでもレジで「今日はお互いに気をつけようね」という挨拶がある。朝故大久保建男さんの葬儀に出席したが、私は生前を知らなかったので出席者をみて驚いた。ＮＨＫの橋本会長、海老沢元会長，王監督などそうそうたる方たち、さぞ生前はすごい方だったのだと思った。午後は京橋のフイルム・センターで100年前の無声映画の音をピアノで語る企画だった。相当無理があるがさすが小原孝さんは難なく弾いて聴かせてくださった。しなやかな小原さんのピアノが小さなスタンドの明かりでエレガントだった。映画は100年前の作品とのこと、今で言うと西田敏行さんみたいな方、パパイヤ・鈴木さんのような俳優が動き回っていてあの頃から3枚目の俳優が活躍していたのだなぁと妙に可笑しかった。

母の心

今日友人としんみり話して、国際結婚をする娘を思う母の心を垣間見て、我が家は国際結婚ではないけど遠いアトランタに住んでいる娘を思ってしまう。私がまだ元気でいるから彼女も暢気にしているがもし私が倒れたりしたらどうするか。ただ、今は世界が狭くなってすぐに帰ってこられるという安心感とパソコンで通信も簡単だし、親を思って生活なんてしていないのだろうな。それにしても親の子供を思う気持ちはいくらいい年になったからといってなくなるものではないのだからやっかいだ。

やっぱり私はカラオケ嫌い

今日は元電通マンたちと新年会、食事のあといつものようにカラオケと相成った。なんとなくそんな気がしたが、私はどうしても好きになれない。上手ではない人達が大声で歌うのに閉口してしまう。私は音楽大好き人間、決して歌うのが嫌いなわけではないが字を見て歌うというあのシステムが私の感性に”合わない”のだ。彼らはストレス解消にはいいよ、というがストレスはもっと違う方法で解消しているし、何もカラオケでなくてもいい。あの空間にいるとかえってストレスがたまってしまうのだが、好きな人を拒否するつもりではないので分かってもらいたい。

バレエのお稽古

１２月中は何かと忙しくて１ヶ月お休みしてしまったバレエ、今日は３つのコースを取ったので2時間半、終わったらへろへろになってしまった。11月にＮＹでＮＹシティー・バレエのロゴいりタイツとスカートを買ってきてやっと今日おろしたというわけだ。今体がぎしぎしと痛んでいるが、これを通り過ぎなくては来週からまた辛い。お正月からほとんど運動をしていないし、プールも寒いので20分くらいしか入っていられないのでせめて毎週バレエは続けたい。別に今から舞台に立とうと思っているわけではないが・・・・

蕎麦打ち新年会

物書きの友人宅で蕎麦打ちがメインの新年会が開催された。１０人ほどのお集まりだったが、同じような年齢と価値観を持った人ばかりだったので気が置けない楽しい会だ。ここでも小原孝コンサートの宣伝を大いにする。へぇぇ、そんなに素敵なの？って、そう１月１日からコンサート三昧だと威張って語るが、だれもがクレイジーだという顔していて可笑しい。こういう年齢になったら素敵という感性があるのがいいじゃぁないですか？

小原孝ニューイヤー・コンサート

今年に入ってたった８日だがもう小原孝コンサートに２回も行ってしまった。ファンは今日が始めて、会場いっぱいで本当に小原さん大好きな人たちばかり、大変盛り上がっていた。やはり最後のボレロは”行ってよかった”と思う瞬間だ。八丁堀の新年会を欠席してしまったので、今度区長にお会いするのが恐い。さぞ文句を言われるだろう。来週は近所のフイルム・センターでまた小原さんの無声映画に音楽を・・・とのこと。このフイルムセンターは我が家から５分の所だ。こんなに近くていいのかしら？

今年初めての土曜日

毎週行っている白楽に今年初めて行った。先週は大晦日だったのでもう今年になって７日も過ぎてしまったのだ。いつものように妹と銭湯に行き３時間入ってきた。昨日築地でお魚を買って行こうと思っていたのだが、海が時化ていて魚の入荷がなかったと見えて新鮮なものがなかったので鳥のつくね鍋にした。１００グラム１２０円のを３００グラムで長ネギとしょうが汁と卵で本当においしいつくねができあがった。安上がりなお惣菜だが、手間をかけると値段ではないなぁと思った。明日は小原孝ニューイヤー・コンサートだ。早く寝て明日にそなえょう。

銀座の夜

新年になって始めての夜の銀座、何となく混んでいた銀座通り。どのデパートも”バザール”の垂れ幕、こんなものに惑わされないと決心していてもつい見てしまう。バーニーズ・ニューヨークもＳＡＬＥの４文字に誘惑されてしまった。友人と久しぶりに「たらふく」に出かける。ここは手ごろな値段でふぐが楽しめるが、私はふぐ料理の醍醐味は最後の雑炊に集約されるのでは？と思う。雑炊を食べるためにその前の料理があるのだと。

月刊ＢＯＳＳ取材

仕事始め、月刊ＢＯＳＳの方が今回の「学校に行かなかった研一」の取材にいらしてくださった。関編集長自らインタビューをしてくださったが、不思議だと思うことは研一がマザコンだということを隠さずに書いたことらしい。私は息子が母親に優しくすることは普通だと思うし、ほほえましいとさえ思うのだが、やはり奥さんに恥ずかしいとか、柔だとか思われたくないという気持ちになると考えていること自体打破すべきことではないか。世に中に母親はただ一人なのだから。それに娘と違って息子は母親にとって特別なものらしい。

ﾌﾟｰﾙ再開

１週間クローズしていた聖路加のﾌﾟｰﾙが今日から再開した。毎日家でお餅やお節料理を食べていたので、運動を兼ねて水中アクアを一生懸命がんばった。まだ会社がお休みとみえて男性が多かったのと消毒の臭いがものすごかった。なんだか家でお掃除の時使う漂白剤を間違って使って咳き込んだような不快な感じ、私だけだったのだろうか。サウナに入ったらおなじみの顔が・・・裸で明けましておめでとう、なんて挨拶して笑ってしまった。