本当に街を歩いている、いや走っていてもスマホ(こういう言い方好きじゃないけど)をいじっている人の多いこと。数週間前にこのブログで書いてからもっと気になっています。例えば・・・「来週は何時空いてるの?」と聞くと昔はスケジュール表をだして「えぇぇと・・・そうねぇ火曜日ならOKよ」とやったものですが、今じゃスマホをいじりながらスケジュール管理しているらしい。私は携帯は電話以外ではほとんど用いないので、依存症になっている人を呆れて見ていますが。電車の中でも文庫本を読んでいる男の人は何だか素敵にみえちゃいます。ましてやその本がハード・ブックだとなおステキ。飛行機の中は禁止されていますが、着陸するとすぐスマホの電源をいれて、液晶画面を食い入るように見つめている人を良く見る。そんなに急いで何処へ行くという標語がヒットしましたが、1分を争う通信なんてそう有るもんじゃないでしょうに。デザイナーの下鳥さんにお貸した「石狩平野上下」を返して下さった折、「凄く良い本だったわ」と言われて、そうです、この石狩平野は私が大好きな書籍の一つで、この本の密度はすごいものですが、2週間ほどで読み終えたとのこと。彼女も自分のものとして手元に取っておきたいという感想ですごく嬉しい。同じ気持ちを書籍を通して味わえるなんて。お貸した私も満足。下鳥さんは北海道出身なので、私よりずっと石狩平野についても思い入れが多いのでしょう。こうして読書後同じ気持ちを語り合えるのはスマホでは無理なのでは?スマホを含めて依存症になっていく過程は何だか寂しいなぁ。
最近のコメント