北京の何さんからの依頼で、大田花市場を見てきました。大森駅からバスで25分ほど、すごく遠いと感じました。花のセリを見ましたが何とすっかりコンピュータ化されていて、パソコンが使えない人はセリにも参加できない。まだ築地のマグロのセリなどは従来型ですが、何だかみなさんパチンコに向かって玉を打つているような姿でした。2階のガラスから見ることが出来るのですが、競り落とされた花はベルト・コンベアで運ばれていきます。何が何だかわからない姿でしたが、花はこうして街の花やに来るのだなぁ。1階は店舗になっていて、勿論セリにかけるほどの大量な花ではありませんが、市場では考えられないほど安く売っていました。素人さんには売って貰えませんが、バラも1本50円ほどです。勿論1本じゃなく10本一束ですが、この値段だったら好きな女性に100本なんて簡単ですが、市場にでると1本200円から300円になる代物です。もっともあっという間に咲いてしまうし、手入れも大変だから、4倍5倍で売っていても仕方ないか。半分は売れ残ってしまうかもしれない花は商売としては余りメリットがないかも。日比谷花壇のお値段は最上級ですが、それでも枯れない花はないですから。渡辺和子さんが書いた「置かれた場所で咲きなさい」を大事に書棚にしまっていますが、死ぬまで咲いていたい。
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