常熟は繊維の街、バイヤーは朝早く中国全土から買いにくる。まるで築地の朝のようです。バイヤーの買い付けは大抵朝10時ごろ終わって、それから朝食を食べる習慣だそうです。築地の場内のような風景、ラーメンを魚の揚げ物を乗せて食べる、その後お茶をゆっくり飲んで、お茶請けには私は鳥の餌と思うヒマワリの種をついばむ。トランプをしたり、しゃべったりにぎやかな様子でしたが、これが毎日だそうです。このラーメンはシンプルで美味しかったですが、10時過ぎに食べて、もう12時にはまた円卓のご馳走の予定ですから、王さんが太らないのが不思議です。私は1食抜くつもりで、食べるのを目立たないように控えていました。
この方は日本で言うと電通のような会社を経営している若き億万長者です。すごく鼻息が荒い、つまりやり手の経営者だと納得する振る舞いでした。中国の成功している経営者は実に堂々としています。彼の実家は紹興酒の酒蔵だそうで、お酒も強い。じゃんじゃん飲んでも崩れることなく、しゃきっとしていてびっくりします。
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