このところ築地は毎日のように震災応援大売出しが行われている。それはそれで悪いことではないのですが、普段お休みの市場が活気づいているのは、インターネットや新聞で宣伝しているのでしょう。購買意欲を高めてくれないと、いつまでも沈んでいるのは得策ではないから。朝、銀座教会に行き、その足で築地へ。鳥取の境港に住んでいる従兄弟の息子から電話があり、「おばちゃんいってみんしゃい、自分の友人が活き締めの名士で、彼は水産省のお役人だけど、全国に魚の活けジメで凄いことを広めている人」が今日デモンストレーションをするからとのこと。礼拝が終ってから駆けつけたのですが、ライブも入り賑やかなお祭り状態でした。岩手のわかめといかの丸焼きビールで一休みして帰りました。
会場に地震体験の機械があり、体験してみました。震度7にセットされているそうで、最初縦揺れ、凄く怖かったです。数分後横揺れ、3月11日をまざまざと思い出してしまいました。この機械は最初から机の下にいて、これから来るぞ、来るぞとスタンバイしていますが、実際の地震はそんなわけにいきません。けたたましくテレビで「緊急地震速報」と叫びますが、震度3位だと「なぁんだ、大げさに叫ばないでよ」と毒づいてしまいます。この油断が魔物ですが。
昨日の土曜日、それこそ朝7時に築地市場に行きました。母がけがをしたとの妹の電話で、何か美味しいものを探そうと。築地も場内まで行くとそれはそれは美味しいものに出会えます。最初は先日喜んでくれたので、同じような蟹を探したのですが見つからず、そのうち美味しそうなマグロの大トロを買ってしまいました。「そうだ、手巻き寿司にしよう」と赤貝と蟹の身、伊豆の本わさび、大葉で、本当に美味しい手巻き寿司を楽しみました。母が良く食べたので「おかぁちゃま、結構良く食べるじゃない」と嫁なら言えない実の娘だから勝手なこと言いますが、母も「そうよ、美味しいものだったらいくらでもたべれるわよ」と口が減らない。怪我も骨が大丈夫だったようで、顔はあざらだけでしたが、心配したほどではなく安心しました。
昨夜NYの坪田裕子・グルソンさんから国際電話がありました。国際電話というと用事だけ話して切るものですが、彼女も鈴木かつこさんもアメリカからの電話は思ったより安いのよ・・・とのこと。うっかりすると2時間も話してしまう。裕子さんはアメリカに住んで50年以上、今回の震災や津波は天災だけど原子力発電所は何とかならないの?と。NYでもあちこちで義援金の活動をしているけど、みんな競争しているようでどうかと思うわと。タウン誌に誰々さんは何千ドル寄付したとか、寄付金の競争を自己満足のように書きまくっていていやねぇ、と言っておられました。この義援金がどう分配されるのか、アメリカからの想いは届くのでしょうか?と。先日テレビのニュースでコロンビア大学名誉教授のドナルド・キーンさんがいてもたってもいられない想いで、NYを離れて日本に永住するとの報道がありました。裕子さんはコロンビア大学の博士課程を卒業された方なので、キーンさんの送別会に出席したのよと言っておられました。彼の生き方も素晴らしい、第二次世界大戦の時、マッカーサーの通訳もされた方だそうです。日本が大好きで、日本文学の翻訳も、その心も日本人以上に造詣が深い方らしい。そんな話から日本では電気に頼りすぎているわよ、NYなんて重いドアを自分の手で押さなくては開かない、日本みたいに立てば開くドアーなんてどうかしているわよ。そうそう私は怒っているのだけど、あの立ち上がったら水が流れるトイレ、そばに行ったら開くトイレのフタ、あれほど人を馬鹿にしたものはない。人間がバカになります。自分の汚わいくらい自分で流してください!こんな話から、研一さんは何て言ってる?と。何を日本の政府に言ってもだめよ、と国際電話で世間話と国際問題!!夜中2時になってしまいました。
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