前回は年上の女性を翻弄するショパンでしたが、今日観たマーラーの奥さんとの年の差は19歳、マーラーが彼女の若さと才能に嫉妬して悶絶し、精神科医を訪ねるところから映画は始まりました。このところ歴史上の作曲家の映画が次々に公開されるか、真実のほどはわかりませんが、作曲という分野は凡人のあずかり知らない起伏があって後世の人たちを楽しませてくれます。ラフマニエフ、ショパン、シューマン、マーラーと立て続けに観てきた。どの人もひとからならず難しい性格、付き合いきれない芸術家でした。今日観たマーラーは世紀末ウイーンを代表する作曲家であり、またスター指揮者であった。マーラーの奥さんアルマも作曲家だったが、結婚と同時に彼女に作曲を禁止した。舞台がウイーンだし、華麗なる舞台装置と今回はドイツ語で英語でないのが安心できた。マーラー生誕150年、没後100年の記念映画だそうですが、未完に終わった最後の楽曲「交響曲第10番」に秘められた真実・・・彼の病は相当に悪かったようです。この映画の上映は渋谷のユーロスペースというところでしたが、始めて行くのに迷いながら到着しました。渋谷丸山当たりは昔ラブホテル街でしたが、東急本店へ行く道で、何とライブハウスが軒並み並んでいて、若い、若い男女がライブハウス目当てに並んでいました。一昔前はとてもじゃないけど歩けない場所でしたが、すっかり様変わりしていました。そんなところにこの劇場がありました。定員150人くらいのところですが、話題作とのこと満員でした。
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