この言葉を原子力発電所を掌る東京電力の副社長が記者会見で使った。かいつまんでとは何と軽い言い方なのだろう。エリート、マスコミ慣れしていない、本質がわかっていない、何を言ってるのかわからない記者会見、4,5人が並んでマイクの前でおたおたする姿は国民を不安にさせる。この原子力発電の納入元は東芝だと聞いている。昨今の東京電力の上層部にこの緊急事態を回避できると思えない。昨日の会見で「それでは、かいつまんでご説明いたします」と言った時は唖然としてしまった。勿論国民は難しい”シーベルとか水蒸気爆発がとか、臨界点”など丁寧に説明されても一般ピープルは分かりません。ただ、ただ、原子力発電は安全だとの神話があったが、これが根底から覆ったのを国民の前にさらしたのだ。ただ、そういう事態は有事だから仕方がないかもしれないが、東京電力の幹部の記者会見ほど国民を不安に陥れることはない。勿論事実をしらせることは大事です。ただ、画面で見ているとあの会見を開いている彼らが分かっていない、事実を把握していない。うがった意見かも知れないが、自民党が支配していたときは、こういうときに党がかばって湾曲化して報道していたように思う。白を黒と言い負かす、彼らのズルい志向が垣間見えたが、民主党になって広く情報を操作せず出してる感がある。こんな大事なことを「かいつまんで・・・」なんて言ってもらいたくない。彼らはまだ事の重大さが分かっていないのだな。雨が降ったら死の灰が降るなんてまことしやかに噂されだしているが、それにしても原子力発電所を電力供給のため容認してくれていた福島県の方に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。今は何もかも電気で動いている。普段感じていないものまで電気がないと動かない有難いものなのです。それにしても東電の上層部の無様な姿は・・・・一流と言われている会社の幹部になるのが夢の若者に害がある姿ではありませんか。
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