大前伶子のニューヨーク

今年もあと１日になりました

 私は丸餅が好き、築地の秋山商店で毎年つきたてのお餅をお願いしている。今日予約していたので取りにいきました。普段の３０倍くらいの混み方、みなさん、築地の案内図片手にうろちょろ、邪魔ですが、これも暮れの風物詩。築地に着たら頭の中は「お寿司」というコースになっているようです。どこの店も外まで並んでいましたが、築地ーーー寿司としか浮かばない素人さんは本当にひどいお寿司を食べることになるのです。普段でもひどいと思う寿司やが多いですが、今日みたいな日に築地でお寿司の美味しいのが食べられるなんて思うなよ、数店美味しいところがあるが、築地イコール寿司という考えはどうもねぇ。お餅と私が好きなコーヒーや、米本でキリマンジェロを４００グラム買って帰りました。帰りの途中に美味しいいお蕎麦屋さんがあり、そこで年越しそばを買ってきました。私はどういうわけか、あまりお蕎麦は好きじゃない、せっかくお蕎麦屋さんに入ってもおうどんの方を頼んでしまいますが、通じゃないのですね。特にざるそばとか、もりそばの類はﾀﾞﾒです。もしどうしても蕎麦をたべるのならかけ蕎麦かたぬき蕎麦になります。私は基本的に温かい食べ物が好きで、冷やしラーメンも食べたことがありません。どんなに暑くても、温かいおうどんが好きです。

今年最後の中島邸

 中島薫さんがお忙しい中をマーケッティングのセミナーをご自宅で開催してくださいました。写真左から私の昔からの知人住吉さん、大連（中国）の李さん、中島薫さんと私。住吉さんは私が店を経営していたとき、ほとんど毎日食べに、また夜飲みにいらして下さった物凄いお客様でした。お店をやめてからも何かと連絡をくださり、今回中島薫さんをご紹介することができました。来年から、アムウエイの食材を使って簡単にできる、また、男性も家に帰ってすぐできる料理教室を考えています。今日いらして下さった方に私の料理をどう伝えたらいいか、HPなどをお伺いしました。来年はもう少しシステム化した私のブログをバージョンアップしたいと考えています。

神戸から帰ってきました

「東京レストラン」のオーナー古平哲雄さんが、アメリカでの脊髄の手術に数回失敗して、ついに日本に帰ってきました。神戸の赤十字病院に入院してるので、なにはともあれ研一の新書を持って見舞いに行ってきました。アメリカでの医療技術は最高だと思われがちですが、彼らは動物的に人間を捉えているため、術後のケァーなどは何と言っても日本とは違います。術後２日で退院させられるのは当たり前、古平さんの手術で脊骨に入れた７センチほどのボルトが体の中で動き、死ぬほど痛かったらしい。その取り出したボルト７本余り、ビニールの袋に入って彼の机に置いてありました。あんなものが体に入っているだけでも痛そうなのに、それが不安定に動いてしまって、その痛さに、強い薬を飲む、その後遺症でロレツが回らなくなり、危ない状態だったそうです。今日赤十字病院の院長先生とも会いましたが、彼とはNYの「東京レストラン」で数回お会いしていましたが、「彼をアメリカに返すとまた強い薬を飲むだろうから、もう日本にいるように」と厳命されていました。まだ１月中入院だそうです。手術跡を見せてもらいましたが、背中に１５センチほどの切ったあと、その数センチ外に２本、凄い手術だったそうです。それでも顔色もよくなり、リハビリも始めたそうで、会いに行ってよかった。会ったとたん私は泣いてしまいました。

　神戸・・・ここはほとんど知らない土地。新神戸、神戸、三ノ宮、元町、中華街などどのくらい離れているのか、どこに行ったら美味しいものが食べられるんのか。アトランタに住んでいた神戸の友達と会い、よもやま話。病院の後どこで待ち合わせたらいいか、さっぱりわからない。今は携帯電話を持っているから何とかなりますが、それでも不案内のところは大変です。

　私は娘の会社から出るチケットで伊丹ー羽田間が往復７２ドル。たった４５分のフライトで到着しますが、言葉も雰囲気も此処まで違うのですね。東京に帰り着くとほっとします。

今年最後のXmas

 
 
 
 逗子にお住いの安藤ご夫妻にお招きいただき、一日遅れのXmasJAZZ　LIVEに行ってきました。近くに住む亮子さんを誘い、NYから来ている坪田裕子・グルソンさんと３人でお邪魔しました。３０人以上いらしたでしょうか。逗子のお宅のプールサイドにある会場、みなさまお品のよい湘南族という表現がぴったりの方々でした。お料理も軽食と書いてありましたが、たくさんの料理が並んでいました。安藤さんは音楽プロデューサーをしていらっしゃるので、新人ジャズピアニストをサポート。ほとんどの方が近辺の方のようで、私と裕子さんは東京まで話しながら帰ったらあっという間に着いてしまいました。エレガントな日曜日の夕べでした。

写真の蟹は富山の研一と私の友達から送られてきた越前ガニ。Xmasにみんなで会ったのにせっかくだからと母と妹を呼び寄せて、麻布のお寿司屋さんで料理をしてもらいました。到来物のブリもさすがの私もさばきいれない大きさで、これもお刺身、お寿司にして２回目の大前家のXmasを全員集まって開催、結構忙しいです。

明日はNYの東京レストランオーナーの古平さんが、神戸の病院に入院しているので、見舞いに行ってきます。NYの病院で２回の手術をしたが、結局失敗、日本に帰ってきての入院。無事手術は終わっているようなので、何はともあれお見舞いに・・NYに住んでいるとき親戚以上に良くして頂いたので、気になって、気になって・・・

これで１億円です

 つまり・・・百万円が１０束で１千万円、これが１０個で１億円です。あるセミナーを主催している方のお宅でこれと出会いました。私が入りたいホームは軽く一億かかる、生涯３億あれば悠々とくらせると試算していますが、これをどんな素敵なホームであっても果たして払う気持ちになるだろうか？いや、一度はクルージングで世界一周してみたい、とか、海外に別荘が欲しいとか、考えないだろうか？そういう邪心があったらこの１億を払えません。考え方でしょうが、一生を安泰に過ごす方法としてこのお金を「さぁ、どうぞ、だけど最後まで、あの世までみてくださいよ」と言えるでしょうか。お金がすべてではない、とみなさんきれいごとを言いますが、これだけをポンと出せる人はそう世の中にはいません。これから老後を考えるにつけても、生きることも大変、死ぬのも大変。神様どうすればいいのでしょうか？キリストさまの誕生日、クリスマス、十字架にかかっても何千年と崇めて祝ってもらえる。これってすごいです。

我が家のＸｍａｓ

 
 
 いつの頃か一家揃ってＸｍａｓを祝いますが、昨年はゴールド・コーストで過ごしましたが、今年は母の年齢も考えて久しぶりに東京でお正月を迎えます。大前の孫が３人、Ｘｍａｓプレゼントを準備して・・・年中行事です。その後アーク・ヒルズのレストランでお食事会。母もこうして写真にとると大丈夫そうですが、毎週行く母の様子はさすがに歳をとったなぁ、と感じます。ひ孫や息子に会うという緊張でから元気にしているのでしょうが、来年はまたこうして過ごすことが出来るか、何回かそんな思いがよぎりました。私達全員で後悔のない母との日々を考えてしまいます。

素敵な講演会２つ

 
 ９９歳になられた日野原　重明先生が「健康」と「元気」の集いで講演をされました。すごい、凄すぎる日野原先生のパワー！！１時間以上の講演中立ちっぱなしでのお話、熱が入り、私たちも一気に日野原ワールドになってしまいました。声も張りがあり、途中笑いをとり、納得とうなずかされるそのパワーは凄すぎます。変わってきた健康の考え方と健康保持の対策というタイトルでしたが、はっきり言って聴衆のほうが負けていました。２０２０年までスケジュールが入っていてこれからの講演は断わらざるを得ないが・・なんて笑わせていました。たぶん日野原先生の辞書には「死」という字はないのでしょうね。

もう一つ、月島にあるサン・シティで「小椋桂さんと一緒に楽しむ、クリスマス」、ここサン・シティはこの頃たびたび訪問している高齢者マンション。この辺では最高級で、もし私にお金があったらぜひ入居したい、最有力ホームです。今日は小椋桂さんのライブとトークで”泣かせて、シクラメンのかほり、愛しき日々、愛燦燦”など彼のヒットナンバーを楽しいお話と共に楽しみました。小椋さんは私が店をしているとき「飲みに」きてくださいました。研一とも仲良しだったので、何度か個人的にお会いしたことがありますが、彼の仕事も定年がなく優雅ですてきです。今年は全国ツアーをしてきたそうです。５９歳で胃がんの手術をして一時８０キロあったのが５０キロ代まで落ちたそうですが、早期発見で、今日はお元気そうでした。美空ひばりさんが彼の愛燦燦のレコーディングの時のエピソードを話してくださって、彼は当時第一勧銀の行員で立ち会えなかったので、美空ひばりさんは「刑務所にいる人のなの？」と言ったとか。穏やかな歌い方、楽しいトーク、今日は小椋桂さんといい日野原重明先生といい、秀でた才能を持った方の講演を楽しみましたが、お二人の生き方がこれからの栄養になれば有難いと感じました。

かの有名な「おばぁさんの原宿」巣鴨

 
 今日縁あって巣鴨にいってきました。というのは先日あるパーティーでお会いした高嶋易断の高島冠秀さんという方が私の運勢を占ってくださると約束していたので、少し怖かったのですが、エィ、ヤーと思い切って行ってきました。巣鴨という地域はあまり馴染みがないのですが、ほら、おばぁさんの原宿とよく映像にでているではないですか。本当におばぁさんが目立ちましたが、面白そうなお店が軒を連ねていました。何故赤いパンツ？それにシップ薬やホカロンなど、年寄が必用としているものが店の前に山積みされていました。銀座とは違う景色。マツモト・キヨシですら黄色の看板を外された銀座から行った私は面白くて被写体になりそうな所が随所にありました。その易ですが、私の運勢は何故こんなに忙しい時期なのに行ったか？？そう、来年からの運勢を占ってもらおうと思ったからです。その先生によると・・・・来年はとびっきりいい年になる！！そうです。運勢的に昨年、今年の前半はどう頑張ってもダメだったらしい。どうりで・・・ついていませんでした。変な人にも関わったし。すっかり切って新しい気持ちでこの半年・・・自分でもついているなぁ、と感じていましたが、運勢学的にも・・・特に来年の節分から人生がバラ色！！？？とのこと、そう思ってくる年を迎えたら凄いことになるそうです。運勢なんて自分で切り開くものですから・・・信じています。赤いパンツをはく勇気はありませんが、銀座に行くのに自転車で転んで救急車で運ばれて赤いパンツがバレたら恥ずかしいですから。ラビアンローズ・・・シャンソンが聞こえて来そうです。

はなむけの映画「レオニー」

 「目の前に壁がはだかっていても、少しだけ勇気を出して頭を上げて遠くをみれば、水平線の向こうにも地平線の向こうも必ずや新しい世界が広がっているということ、そしてそこで今まで自分さえ知らなかった新しい自分が見つけられるかもしれないということを教えてくれる映画」がこのレオニーという彫刻家イサム・ノグチのおかぁさんの物語です。今から１００年ほど前に実在した一人の女性の人生をこれも女性映画監督の松井久子さんが丁寧に描いている。アメリカ、日本、第一次世界大戦の狭間で、逞しくいきているレオニーに涙なくして観られませんでした。終わったらハンカチはびっしょり。ただ、泣く映画ではありません。１か月ほど前に松井久子監督の講演を聴かせていただき、絶対に観たい、と、やっと週末だけ銀座シャンテでしかも朝１回きり、こんないい映画、もう一度観たい！！ＮＹの坪田さん、愛さん、二人とも津田塾出身、何とその創設者のお話も劇中にに盛り込まれていて、話が弾みました。イサム・ノグチの作品はＮＹのあちこちで見ることができます。もてあますほどの才能、庭園、ステージ、家具、公共彫刻、また詩人でもあったらしい。医者の勉強も・・・才能があふれていたのですね。李香蘭と結婚してきたこともあるらしい。お父さんは才能のある詩人だった。１９００年ごろにアメリカに留学していたのはすごいです。しかも文学で。

写真は夕方日本に住んで成功していらっしゃる客家の方のパーティーにお招きいただきました。この方たちもご自分の国からビジネスを日本に移して成功されている素晴らしい方々でした。人との付き合いは国ではなく人と人なんだと再確認しました。レオニーも１００年ほど前に国際結婚らしきことをしてはるかファー・イーストの日本に子供を連れて移り住んだのです。いまよりはるかに大変だったと思います。客家の人たちは助け合う人種として有名です。

秋、めいっぱい自宅から秋の景色

 
 
 今日も中島薫さんのご自宅でコンサートがあり、お招きを頂きました。景色がここまでご馳走のお宅は広い東京でも見たことがありません。等々力渓谷の借景が、下を流れる川の音まで涼やかに、紅葉の色と沈む太陽、東京一のお宅だと思います。ここまで素晴らしいお宅は見たことがありません。この景色とジャクジー！！こころの洗濯ができます。

等々力の中島邸から今度は護国寺の講談社まで、ちょうど１時間。来春に出版する「老活、老後が身近になってきた！！」の打ち合わせ。スマート・コミュニティ、サン・シティなど今まで取材してきたアクティブ・シニイア・タウンの施設を早いうちから考えて、準備しておく、という考えを提起する本にしたいと思います。少し重いテーマですが、人間必ず訪れる死についても、ガンを経験した私が明るく書き上げていきたいと思います。乞うご期待。