最近自由が丘の古本屋で見つけた「音楽家409人の肖像画」という音楽の友社出版を読んでいる。メンデルスゾーン、ショパン、リスト、スメタナ、ブルックナー、ブラームス、マーラなど19世紀の音楽家は波乱に富んでいる。今回の海老蔵の事件なんて吹っ飛びそうな芸術家人生。ハチャメチャな人や女癖などこのようなことを知ってコンサートに行くと面白い。亡くなり方も今でいううつ病でという人が何人もいて、作曲をする人って根を詰めて五線紙に♪を書いていると息詰まるのでしょうね。それでなくてはあんなに大勢のオーケストラの音を同時に描いてみせるなんてできっこありません。シューマンとクララ、その恋人だったブラームス、私が大好きなストーリーです。想像するだけでも昼メロドラマにぴったりです。ショパンはサロン音楽家としてお金持ちの方のお宅で披露していたそうです。雰囲気に酔いしれるご婦人たちの憧れの的だったらしい。今でいう追っかけファンがいたのです。画家のドラクロアが「親愛なるショパン君」という手紙が残っているそうですが、当時写真は貴重、ドラクロアが彼の肖像画を描いて、それが残っているショパン像として一番秀逸だそうです。
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