ビジョナリーﾘｰﾀﾞｰシップフォラムに参加して

 「現場の社員が主体的にﾘｰﾀﾞｰ・シップを発揮するリッツ・カールトン・ホテルの人材教育・採用のシステム」と題してリッツ・カールトンの元社長高野登さんの講演でした。彼とは何回もお会いしているし、札幌のお仕事もご一緒した仲で、彼が「大前さんが聴いているとやりにくいなぁ」なんて冗談を言いながらも、一流ホテルの人材育成に努力された苦労話や楽しかったことを講演されました。主催された会社はまだ３０代の社長、ラーニングエッジという講演をメインにされている若い会社でした。ホテルのサービスは客と物語ができないと感動を磨くサービスとは言わないとのお話でした。映画を使った「コーチ・カーター」というバスケット選手とそのコーチの話で、映像を２０分ほど流して、その後このﾘｰﾀﾞｰはどこが可か否かという考える講演でした。仕事をするということは幸せになるじゃなく幸せにするそれを考えることがﾘｰﾀﾞｰのあるべき姿だそうです。リッツ・カールトンは２２０時間から２５０時間約３０日以上研修に使っているそうです。
ﾘｰﾀﾞｰとは何？ﾘｰﾀﾞｰ・シップとは何？指導者、統率者、指揮者チームメンバーがいて初めて役割を果たすことができる。戦略や戦術を考えるには物語が有効、勝ち癖をつける、小さなことでも成功体験が大事。この会社の社長さんは清水康一郎さんといってコンサルティング会社から企業した若き経営者でした。とても面白い発想の方でした。