メトロカード大活躍のマンハッタン滞在だったが、一年前との違いは「ロングテイラー」と言われている2連連結のバスが主流になっていた。一両でも大型なのに2両が連なって、それもたいてい満員なのはいかにバスが公共乗り物機関になっているか。「ニューヨークの地下鉄や市バスは重要な市民の足。」ちょっと複雑?に感じるが慣れてしまえば簡単。マンハッタンは縦横の路線がしっかりしているから、曲がり角を曲がるという路線はほとんどない。マンハッタン島を縦に2ブロックづつ停留場があり、また横切るためにはクロスタウンというただひたすら主な道を横に走っている。この二つは一度の支払いでOK.私たちのように27ドルの1週間パスを買って乗っているモノには例え1駅でも疲れていたら乗りました。以前は車椅子は後ろのドアーから運転手が操作していましたが、今では一般の入り口で運転手が見ながら操作するだけでいとも簡単に乗り降りできます。マンハッタンの大金持ち?もバスや地下鉄を利用しています。何故って?ご自分の車をマンションの地下から出すのも人の手を煩わさなくてはならず、その上持ってきたお兄ちゃんにもチップを出さなくてはならない。よほどお金持ちはショーファー(運転手)がついているだろうし、自分で転でするならバスが便利。以前にマッキンゼー本社の社長の奥様と食事をしたことがあり、その帰りに彼女はタクシーで帰るのかと思ったら、「私はバスで帰る」と言ったので驚いたことがありました。それほどマンハッタンのバスは重宝がられています。これも現市長ブルンバーグががんばっているのだから、というのが聞こえてきます。アメリカの法律で領主の任期は2期8年と決められているがブルンバーグ市長は法律を変えて3期目に収まったしまった。うるさいニューヨーカーがよく黙っているわねぇ、と言ったらあるニューヨーカーが「彼は世界の5本の指で数えられるお金持ち、お金で汚いことはしないし、よく仕事をしているのよ、私たちは仕事が出来る彼に任せておけばいいの」とのコメントでした。東京の都知事に聞かせてあげたいなぁ。実績を考えたら多少のことはOKよ、というのがニューヨーカーの想いなのでしょう。1年ぶりに行くとその実績がかんじられます。34丁目のMACY’Sの前の通りは1ブロック車両通行止めになっていて、毎日歩行者天国、丸いテーブルとイスが感じよく並んでいて、市民のオアシスになっていました。
写真のNY高島屋・・・・この6月で閉店が決まったそうです。私はNYへ行くたびによくこんな貧相な品揃えとお客の数で成り立っているなぁ、とNYの七不思議でした。重厚なビル(自社らしい)商品は貧相に並んでいるだけ。その商品も誰が仕入れしているのか、たぶん、たぶんですよ。高級なのです。ただ、ちょぼちょぼの商品がものすごい高額の値段がついていて、どれを見てもえ、え、ぇ!!というお値段でした。しかも商品は展示されているものを売るのです。以前に人に差し上げたいものを見つけたので始めて高島屋で買おうとしたら、長年?展示されてた”その”商品を包もうとしたのです。「新しいのをください」と言ったらこれだけしかありません、と。それ以来私はNY高島屋のことを”各1ストア”と呼んでいました。ショッピングバックも三角の変なデザインで持ち歩きに邪魔になり、変な店でした。たぶん私の考えですが、アメリカのデザイナーにいいように従ったのですね。自分たちのポリシーを述べられなかったのが客に見破られてしまうようなティファーニーの並びにある高島屋の感想です。そう、そう今回驚いたのが日本で1200円ほどの小鉢が120ドル(約1万2千円ほど)で売られていて、値段の付け方も間違っているようにおもいました。その近くにある「バーグドルフ・グッドマン」という高級デパートだったら納得なのですが。そこまで認知されていませんから滑稽でした。ただ、高島屋のトイレは素晴らしい!度々使用させて頂きました。ありがとう。
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