私の時代は彼の音楽にあまり馴染みがない。ただ、追悼番組を観ると音楽性やリズムの確かさはやはり天才ですね。私が何故マイケルがあそこまで肌の色に拘ったか、と書いたら、彼の心が分からないとお叱りを受けたが、勿論彼の心の中は分かります。1968年にアメリカに移り住んだ私は今でもあの声まで覚えている蔑視語を使われたことを心の痛みと共に思い出します。近所の銀行で「あのジャップが・・・」と私のことを指しながら話していたこと。商社員だった主人たちは日本製品は”悪かろう””安かろう”という非難の中、必死に製品を売っていた。日産がダットサンと言われていたころです。今じゃビッグ3を脅かすほどの製品になり、日本製品は憧れの品になるまでどれだけ苦労してきたかということ。私が言いたいのは肌の色はいかんともしがたいこと、私達がどんなにアメリカ人になりたいと髪の毛だけ染めてもアメリカ人にはなれません。反対にアメリカ人が日本人になりたくてもどんなに日本語が上手でもです。デープ・スペクターさんは下手な日本人より日本語が上手ですが、やはりアメリカ人です。日本人でも名前を見るとどのあたりの出身か分かるが、ジャクソンと言う名前は名前だけでアフリカ系の方だと分かります。あんなに白く脱色したり、整形を繰り返さなかったらもっともっと長生きできたのではないかと残念です。才能が勝っていたのだから、肌の色なんてというのは非難の対象なのでしょうか。見れば見るほど素晴らしい歌手だったのです、惜しいの一言。
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