永住権と市民権

１０年有効のパスポートを持っていたが、まだ期限は切れていないだろう、と確かめたことがなかった。さっき娘と話していて「ママ、グリーンカードは６ヶ月アメリカ国内に滞在しないと返却をせまられるらしいよ」と。あわててパスポートとグリーンカードを出して確かめた。グリーン･カードの有効期限は来年まであるがパスポートは今年１１月に切れる。アメリカに入国するにはパスポートの有効期限が６ヶ月以上ないとうるさく言われるので取り直さなくてはならない。先日娘が市民権を取得するのに勉強していて、ママはもうグリーン・カード放棄しなきゃだめだってと。市民権を取るのに筆記試験と口頭試問があるらしい。結構難しかったよと言っていた。一般にグリーン･カードと言われる権利はアメリカで働こうとしている人は喉から手がでるほど欲しい権利だ。日本人に生まれ当たり前に日本に住んでいる大半の人は永住権と市民権の区別がつきにくいと思う。私も帰国して１０年以上、永住権をキープする限界がきたのを感じている。今回パスポートを新しくするのを期に返納するつもりだ。母が亡くなったらまたアメリカに住もうかと考えていた時期もあったが、今では友達も日本のほうが多くなり、エネルギーも以前ほどなくなったので、７５歳のいやらしい後期高齢者保険に突入する前にこの世とおさらばしたいなぁ。アメリカという国は移民によって成っているから、何処の国から来た人でも一定の規則と納税によってアメリカ人となれるのだ。どんな顔していてもどんな髪の色をしていてもアメリカ人だ。永住権と市民権の違いは選挙権があるか、ないかくらいしか変わらない、がひとたび亡くなった時もし、財産があったら永住権だと税率が高いと聞いている。ハワイにでも住もうかと言ってくれる方が現れたら、グリーン･カードが有る方が有利ですねぇ。そんな方いませんが募集中です。