お金も頭脳も野望もある男はこうやって女性を手に入るれる、見本のようなギリシャ人オナシスの女性遍歴の映画でした。たまたまマリア・カラスやジャックリーヌが彼にとって有名か利用できるかの違いだったのですねぇ。それにしても素晴らしい船(クルザーなんてちゃちなものではない)パリ、モンテカルロ、NY何処もすごいお宅だった。世界一金持ちというのはああいうのを言うのでしょうか?60年、70年代のファッションをミィハァ全開で観ました。私のテイストにぴったりでした。それにマリア・カラスって大柄だったようで、けっこう太っているのです。勿論あの声をだすのですから、痩せていては声がでませんけど。私のNYのオペラ歌手の友達が言っていました。ジャックリーヌと結婚はしたけど、最後までオナシスはマリア・カラスを愛していたわよ、と聞いた事がありました。というのはそのソプラノ歌手の友達はマリア・カラスの最後の教え子だったのが自慢の方でしたから。ジュリアード音楽院でマリア・カラスが教えていた時、オナシスは彼女の授業が終わるのをストレッチ・リムジンの中で待っていた、とのこと。今回の映画もジャックリーヌとのことはさらりと触れているだけでした。ジャックリーヌもNYの劇場でお会いした、じゃなく偶然見た時、のけぞるほど美しい方でした。アメリカ人の美人の定義が目と目が離れていることだそうです。えぇ?と思っていましたが、実物のジャックリーヌは目が釘付けになるほど美しい方でした。忘れられません。
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