ウイーンから帰国中の冨山かおりさんが今日銀座ロータリークラブで歌曲を披露した。彼女はあえて普通ではない曲を作曲家の故郷の言葉で歌っていた。珍しい選曲で勉強のあとが忍ばれる。両親は東京で心配しているが、どうして、どうして彼女はしっかり勉強していることは今日のコンサートで充分感じられた。夜は昨年母の還暦の祝いに歌ってくださった加藤ヒロユキさんのコンサートが代々木公園の「白寿ホール」で行われた。あれから一年、母も89歳になって月日の過ぎるのが早い。加藤ヒロユキさんは元々関西出身なので東京でのコンサートは大変だろうなぁ。私は早く到着したので椅子に座って開場を待っていた。お隣で待っていた方は大阪の方で加藤さんの追っかけ、彼が東京で歌う時は必ず上京してくるそうだ。小原孝さんのコンサートでも同じだが、どこの世界にもファン心理というのはあるんだな。帰りにその追っかけさんと日比谷までご一緒したが、東京のお客さんは「質がいいですね」と。それにしてもピアノでも歌でもファンって有難いなぁ。加藤さんのカンッオーネはぴか一だった。”帰れソレントへから愛遥かに”まで15曲を歌い上げて乱れない声に感動。昼も夜も秋の一日文化にあふれた日でした。
コメント