昨日に続き松本清張ドラマ「点と線」一気にみてしまった。ビートたけしは北野武より数段いい役者だ。彼は映画監督をしているより、役者の方が向いている。彼の映画は何を言わんとしているか、私にはさっぱり分からない。今日の鳥飼刑事役はぴったり。競演者も芸達者で楽しめた。それにしてもあの時代にも政治家の圧力で捜査を中止するように言われたんだ。松本清張ドラマの面白さはいつの時代でも世相を反映し、物語が古ぶるしくならないことですね。”悪いやつほど良く眠る”という小説があったが、本当ですねぇ。この「点と線」でも最高の「悪」は捕まらず、総裁選に立候補する・・・というところで終わっているが、そうです、いつの時代でも蛙の面に何とか・・・という人が生き残るのです。高橋克典という俳優、あんなに上手な人だつたのですね。ただの二枚目俳優だとおもっていましたが、言葉もはっきりして、演技も確かだし、いい俳優になっています。
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