今年、クラス会の幹事を引きうけたので、何とかいつも出てこない旧友に声を掛けたいと努力していた。お陰様で遠く福岡からも出席してくれたクロちゃん、ありがとう。30人の方が横浜ROYAL PARK HOTELに集まってくださった。捜真の音楽の先生をされた後、芸大の先生をしていらした鈴木寛一先生をゲストにお迎えして、同期生の飯島節子学院長もフッチャンなんて愛称で呼ぶ、女学生に戻った。みんな学生の時の呼び名、コンチャン、イッチャン、とチャン呼ばわり。旧姓しか出てこない。「お元気?お久しぶり」の挨拶、だが今年も二人亡くなった報告があった。讃美歌122番「みどりも深き、若葉の里・・・」と校歌「神の心表れて・・・」を歌ってその後コンチャンの祈りで始まった。みんな学生時代にタイム・スリップしてホテルのご好意で素晴らしいお料理とシャンペンまでサービスしていただき、白、赤ワイン、ビールなど、おばさま方ばかりのお集まりにしては、素敵な男性は鈴木先生だけ、というアンバランスだが、本当に楽しい2時間半だった。勿論ホテレスのミッキーが「くれぐれもよろしく」と言ってくださったお陰で、展望台の入場券(1000円)までおまけをしていただいた。私は幹事をしていた為にゆっくり食事が出来なかったが、後に「本当においしかったわ」とのコメントをいただきました。その後、クロちゃんが福岡からの出席の為、私たちグループは2部屋とっていただき、何と64階のエクゼクティブ・フロアの素晴らしいお部屋を頂き、景色も調度も最高の待遇、私の部屋に10人ほど集まっておしゃべり、みなと未来の醍醐味を味わった。一泊だけではあったが、旧友と夜中まで話は尽きなかった。だが、大半は親の介護の話、いつか自分に来ることではあるが、誰もが通る道なんだなぁ。最近にない好天気、東京まで見渡せて、何と東京タワーまでよーーく見えた。私たちが学生の頃は三菱重工の引込み線があるしけた工場跡地だったが、見事に整備され、マンションが建ち並び、港とベイ・ブリッジが嫌がおうにもロマンチックな雰囲気をかもし出している。そう、そう、私たちがホテルの窓の外を眺めていたら、丁度視界の部屋数箇所でカーテンを開けて男女がルーム・サービスのシャンペン及び食事をしているのが見えてしまった。(見るとはなしにだが)私たちの部屋を見に来た同級生たちは、見てはいけないもののように、でもしっかり見ながら「いいわねぇ」「夫婦じゃないわよ!!絶対」語気が強い「どうして?」「だってルーム・サービスって高いんでしょう?夫婦だったら外に食べに行くわよ、絶対!」という会話が交わされた。勿論あのホテルに泊まる恋人たちは、カーテンを開けて景色を見ながらシャンペンでしょう。そうしなければ意味ないもの。おばさんたちが羨ましそうにちらちら見ているとも知らずに、港横浜といえば、デートのメッカ。人様のことはいいじゃない、私たちはここの景色を楽しめばいいのよ、とすこしやけ気味。恋の季節、時期をもうずーーと昔に終わらせた私たちは介護、孫、老後、年金の話に花が咲くのはちと寂しい気がするが・・・旧友たちと・・・楽しかった。
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