大前伶子のニューヨーク

小原孝ピアノリサイタル

高津市民ホールでライブ形式の「弾き語りフォユー」があった。リクエストに答える形だったが、小原さんにとってちょいちょいのかぁるいノリ。小原さんの地元ということもあってリラックスしていた。まるで真冬のようなお天気にもかかわらず、ほぼ満席。彼のファンは北海道、大阪からの常連は健在。このところ毎日のように音楽会があるが、来月のクリスマスコンサートが心待ちだ。ファンの仲間と軽くビールで喉を潤して帰宅。満足な日曜日。

月刊ガンに私のインタビューが掲載されています。http://www.gekkan-gan.co.jp

鯵のフライ

ここ数日外食が多かったので、今日は何としても鯵のフライが食べたいと思っていた。何故鯵のフライか、先日築地で長崎漁港のアンテナショップで採れたての鯵を見つけたのだ。朝３人分の鯵を買って実家へ。これが美味しかったのなんの、鯵ってこんなに美味しい魚だったのだ。ところが、実家の包丁といったら切れない、豆腐も切れないのでは？というほどのもの。母が「あなたが台所をするのはいいけどうるさいのよ」と言われてしまったが、こんなに切れない包丁をつかっているなんて。小姑のごとく築地で研いでもらうからと持って帰ってきた。包丁もまな板も気に入らないけど、まぁよその家なのよね、所詮。

洋楽・邦楽の調べ

篠笛、能管、チェンバロ、ピアノ、小鼓を駆使して西洋古典音楽、邦楽現代の調べが紀尾井小ホールであった。満員の中チェンバロの演奏は少し優しすぎる様に感じた。チェンバロという楽器はメジャーでないので「へぇー、こんなに頼りない音だったんだ」と思ってしまった。アメリカではハープシコードというらしいが、ピアノに慣れた私はコメント出来ない。ジニーの笛は益々上手になって、洋楽邦楽とも安心して聴いていられた。小鼓を演奏する藤舎花帆さんも姿も演奏も合いの手？もきれい。若いっていいな。終ってから大前＠ビル６Ｆで打ち上げパーティーがあってにぎやかだったが、残念なことにカメラは持っていったが、チップを入れ忘れて写真が撮れなかった。いよいよ私のアルツハイマーが進んだか。カメラ付き携帯電話に変えた方がいいか迷うところだ。メカ音痴の私は使いこなせないだろうし。今の携帯電話出始めに買って使い続けているが、機種が変わるのが恐いだけだから。掛けるのと受けるのしか使っていない人なんて化石のようだ、と言われたことがある。

大エルミタージュ美術館展

少し寒いがうららかな上野公園東京都美術館でベェネツィア派からモネ、ゴーギャン、ルノワール、ピカソまで油絵８０点が展示されている。日本の美術館は広告で大量に人をいれるので、ゆっくり観るというわけにはいなかにが、本場サントベテルスブルグを大画面に映しながら擬似王宮殿でみているような演出だった。かの地では４００あまりの展示室２８キロに及ぶ通路を歩かなくてはいけないらしい。ゴーギャンの「果実を持つ女」はゴーギャンがタヒチで同棲していた１３歳の少女か・・・との解説もあった。大宣伝の割には目玉が少ないので多少物足りなかったかな。

ピアノコンサート

小原孝さん以外で聴いた久しぶりのピアノ･コンサート。高木麻里さんは私の小、中、高校の時の友達のお嬢さん。彼女はイタリア国立音楽院で勉強をしてきて今に至るが、素晴らしい出来だった。お父様が早く亡くなられたのでお母様（私の友達）が一生懸命彼女の夢をかなえているのを知っていたので何だか胸があつくなった。写真は演奏後ほっとしている高木麻里さん。それにしても横浜みなと未来の発展は行く度にまごまごしてしまう。大昔横浜っ子を自認していた私はまるで浦島太郎だ。演奏曲目はモーツアルトピアノ協奏曲第９番変ホ長調Ｋ．２７１（ジュノム）

ピザの釜 薪と電気、ガス

夕方セッチャンから電話があり、昨日明治座の帰りに見つけたピザ屋さんの探検にいかない？とお誘いあり。人形町の甘酒横丁の中ほどに今年の９月に開業したばかり。薪の釜でおいしかったし値段もリーズナブル、働いているのは男の子ばかり、きびきびと仕事をこなしていて好感が持てる店だ。ガス・電気の釜と薪はどれだけ味が違うのだろうか。釜もイタリアから持ってきたのが売りらしいが、彼女の説によると余り変わらないそうだ。環境など考えたら薪はどうもね。ただ、今は食もこだわりの時代、イベリコ豚など言われなくては判らないけど、有り難がっている客がいることも確かだ。

明治座と丸紅

明治座で「最愛のひと」という何とも面映いタイトルのお芝居を観に行った。セッチャンが誘ってくださって、お昼付き、お土産付きの豪華版だ。三田佳子と北大路欣也主演、何と言うことない日本橋老舗の女将成功物語だが、三田佳子さんは私と同じ歳。いくら役といっても俳優はいいなぁ。白無垢金襴緞子で日本橋の老舗にお嫁に行くのだ。でも彼女はきれい、努力しているのだなぁ。女優と張り合うわけにはいかないが、がんばらなくちゃと励みにはなる。三林京子さんも出ていたが、彼女は聖路加のプールで度々お見かけするが、ふくよかな彼女は着物が似合う。日本橋の上高速道路の話を盛り込んで面白く出来ていたが、脚本はジェームス・三木。夜は丸紅の文化祭６時から１階のロビーで合唱演奏が行われた。私はこの頃忙しくて練習に参加できないので、イベントだけ申し訳程度にしか行かれない。ＴＵＮＡＭＩや時代は以前に歌ったことがあるので、暗譜でも歌えたが、それ以外は難しく聴くだけだった。終ってから打ち上げのパーティーに。彼らは集まると歌いだすＤＮＡが刷り込まれているらしくここでも楽しく合唱大会になった。

写真は丸紅本社１階ロビーでの演奏風景。指揮は清水昭先生、ピアノは筧千佳子さん。左の写真はその後地下１階役員食堂での打ち上げ。実は今日撮った写真を入れようとデジタルカメラからチップを取り出して、いざ入れようと思ったらどうしても見つからない。家中捜したが（ゴミ箱も）ない。諦めて文章だけ書いてベットのカバーを開けようとしたら何とそのカバーの上に乗っていた。そういえばさっきベットカバーを外そうとしたときに手に持っていたのだ。このごろこういうことが多くなっている。アルツハイマーを心配しなくてはいけないのだろうか。こんなに小さなチップをいくら家の中だといっても捜すのに一苦労した。捜している時間の方がブログを書くより長かった。

もう忘年会？！！

聖路加のプール仲間１０人で今月いっぱいで営業を終るキャピタル･ホテルの星ヶ岡で忘年の食事会があった。みんな裸の付き合いだから、遠慮も何もない気のあった人ばかり。フカひれ姿煮付きオーダー･バイキングだが、いつもサウナから出たら１００グラム減った、なんて喜んでいる人たちばかりなのに、この食欲は恐るべし。フカひれはコラーゲンがあってお肌にいいのよ、なんて言いながら。私はこのホテルの人たちを仕事で存じ上げているの、おとなしくしていた。前回恥ずかしいほどオーダーしたので。こうして同じ卓を囲んで楽しいお話をして仲良くしていただけるのは感謝。というのは私の年齢になると新しい友達は出来にくくなる、近所の人たちとの交流はもしもの時には助けあえるし、何よりあたたかいいい人たちばかりだ。こういうお付き合いを嫌うひともいるが、私は近所でいつお世話になるか、不安があるが、いつでも病気したら電話してきなさいね、と言ってくださる頼もしくも良い友だ。

いま、パソコンの後ろのテレビをつけているが、３チャンネルで蝶々夫人を演奏している。私の知人が出ているらしいが、まだ捜せないでもう諦めて仕事を始めてしまった。それにしても今日の蝶々さんは声は良いのに”顔がちょっと”なのだけど、声も姿も何もかも良いと言うひとはそういないのだなぁ。そういえばＮＹのメトロポリタンのオペラで今なお力を持っている”にぎ”さんの蝶々夫人は相当高く評価されたらしいが、彼女のことを思い出してしまった。ちょっと顔が似ていたので。

つくば彩花ギャラリー オープン

１１月１１日１時大安の今日親友の彩花さんのギャラリーがオープンした。思いっきり彼女らしいモダンな清々しい作りになっている。構想から２年余り彼女の思いどうりの出来栄えで彼女も満足だとのこと。私もほっとしている。というのは建築家をご紹介していたので、もし何かあったら大変だという思いがあったがそこは芸術家。７年以上もＮＹに住んでいらしたので、アメリカ式できちんと建築家の先生と話し合っていたらしい。アルス･デザインの鳥巣先生も満足げだった。和気藹々と彼女の陶芸のお弟子さん、近所の方、お友達５０人くらいの方が祝福に駆けつけたが、生憎の天気で庭が使えなかったが、ご自慢のダイニング･ルームで５０人が入れる大きなお部屋、楽しいひと時だった。これからギャラリーの営業がんばって！！と祈念してお暇した。

大忙しの２日間

ジニーが副会長をしている”くさの会”の例会が御殿場のオムロンの保養所で開催された。美しい富士山がお部屋から、露天風呂から見られて幸せ。お食事後クリスチャン・プルヴィエさんのフルート演奏。彼の演奏はやさしく深い音色で日本の曲もリベルタンゴもすばらしかった。一泊して朝からチャーターバスでお菓子とお料理で有名な今田美奈子さんのお店湯河原の銀河館に。今田先生の講演をお聴きし、その後素晴らしいフランス料理だ。お味も量も見た目も久しぶりに美味しく心から堪能した。熱海でバスを下ろしていただいて、東海道線で横浜駅へ。ビーズ･アートジャパン大賞２００６の授賞式と交流会へ。パシフィコ横浜展示場から交流会へ。今回受賞した方たちとＮＹビーズについて楽しいトーク。私が３年前にＮＹビーズの本を作って今回の原型を・・・作った自負があり、責任も感じるが全国に広がる幸せを来年のコンテストに繋げたい。

右の写真は今田美奈子先生。今田先生のご実家をレストランに。下の写真はビーズ･アート交流会のトーク風景。