先日ある雑誌に伊丹十三の「女たちよ!」が載っていた。やっと捜して読み始めたら面白い!!彼は何故自殺なんかしたのだろうか。大前が都知事選に出馬した時もいち早く応援に駆けつけてくれて、忘れもしない新橋の駅前で紹介されて、それ以来度々彼は立会いに来てくれた。革新的な考えを持っていて、まさか自殺なんかするようには見えなかった。この「女たちよ!」は昭和43年に書かれたものだそうだが、まだスパゲッティの”アルデンテ”と言う言葉が巷に普及していない時に彼なりにハイカラな食べ物を粋に食べるということを面白く書いてあり、一気に読んでしまった。彼はイギリスに留学していたらしい。ロースト・ビーフの焼き加減や世界の水の味、フランスでの蛙やカタツムリを食べる習慣など本当に笑ってしまう。こんなに洒脱な文章を面白可笑しく書いていた方が・・・とおもうと腑に落ちない。
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