諏訪出身の原田泰治さんが日本橋三越で展覧会を開催している。原田さんとは15,6年前NYで開催された展覧会のオープンニングに招かれて出来るだけ派手にしてきてほしい、とのリクエストに持っていたボタン色の振袖を着て行ったときの事を思い出した。これも数年前に諏訪湖の花火を原田泰治さんと見た時、「大前さんのあの振袖は忘れようにも忘れられないきれいな色でしたねぇ」と覚えていてくださって「宇野千代さんもびっくりだった」と感想を10年以上もたって述べられて恥ずかしかったが、NYだから50振袖でもいいか、と着ていった懐かしい思い出がある。今日の原田さんの絵はクロアチアを訪ねて絵の題材が何とも素晴らしく、リトグラフでもほしいなぁと思いながら帰ってきた。開催中もう一度みたい。原田さんの絵は原画を売らないことで有名で、全部朝日新聞がコントロールしているとか、ただ、私はNYの「東京レストラン」に原田泰治さん直筆の絵を見ているが、温かい、何ともいえない素晴らしい絵で彼の人柄が溢れている。
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