大前伶子のニューヨーク

大晦日になりました！！

今年一年お世話になりました。ブログを読んで下さる皆様来年もがんばりますのでよろしくお願いいたします。こうして毎年ゴールド・コーストでお正月をすごしていると、紅白の喧騒も暮れのあわただしさも関係ない生活をさせてもらっていますが、それでも築地から運んできたお正月の食べ物を昨日くらいから準備を始めました。数の子、子持ち昆布、いくら、かまぼこ、黒豆、きんとん、田作り、栗の甘煮、等々鳥だしのお雑煮のお餅まで持ち込みました。昨日イタリアン・マーケットで上等の鶏肉を買ってきたので、関東風お雑煮を作るつもりです。良く税関通過したなぁ、と思うほど大量にあります。飛行機から降りてくるとき母は車いすを頼んでいましたので、彼女に免じて係官も大甘だったのでしょう。数の子と子持ち昆布は塩出しして今鰹と昆布の出汁を丁寧にとり、漬け込んでいます。レンコンの水煮も持ってきたので、酢レンコンも・・・・我が家のお正月は外の天気が違うだけで、日本のお正月を楽しんでいます。

　写真は大前が朝早くジェットスキーで１時間ほど飛び回る寸前を撮影しました。こういう時が一番いい顔しています。夜はいつも２階の彼の部屋で原稿やパソコンをしている姿を母と妹と３人でジャクジーからみています。「私たちは呑気でいいわねぇ、研ちゃんはこんなとこまで来ても仕事しているのに申し訳ないわ」と母が毎晩言います。彼女に何が出来るわけじゃないでしょうに、口は達者だから時にしゃくに触ります。ただ、なんとしても転ばないように気を付けています。一度転んだらたぶんお仕舞だと私たち一番気にしています。母が寝込んだらこんなとこまでこられないし。先日母がブラウスを買った時売り子さんに「彼女は９４歳なのよ」と言ったら「アメイジング、ミラクル」と言われました。ミラクルばーさんのお守り、これが結構我儘なのですよ。余計なところで口は出すし、手も出します。

　ところで、相変わらずメールは読めるのですがこちらからは発信できません。私のパソコンの先生も４日からBONDの授業にゴールド・コーストへいらっしゃるので、私が帰国してまた動かなくなったら大変、メールのお返事は帰国してから出させていただきます。どうぞ良いお年を！！２０１３年がいい年でありますように。

豪邸めぐり

これでもか、これでもかというほど豪邸が並んでいます。少し小さい家は「なぁんだ～～小さいね」と言いたくなるほど凄いです。たいてい６ベットルームに６つのバスルーム、サロンにダイニング、いったいいくら生活費がいるのだろう、と庶民感覚で思ってしまいます。大前に聞きました、大前宅があるソブリンアイランドは桁違いのお金持ちが住んでいますが、街中の（といっても海沿い）庶民感覚のお宅の年収は８００万円から１千万円くらいじゃないか？と言っておりました。日本で１千万円の年収でこの生活は無理でしょう。着る物もぺなぺなでいいし、ストッキングなんて穿いているひとは皆無だし、みんなゴムぞうりをぺたぺたと穿いているし・・・・このような豪邸に住んでいる人は私たちみたいにSALEを目的にショッピングに行かないだろうね、と言いながら、SALE大好きな私たちはショッピングを楽しんでいます。まぁ、庶民の生活が気が楽です。SALEをしない店に入って私は値引きをさせました。中国やNYで鍛えた腕で、ジャパニーズ・ジューイッシュと言われても一応値切るのが私流ショッピングです。

昨日の一日

午前中に母と妹と３人でマリナ・ミラージュへ行きました。ここでは母が何度か気に入ったハンド・バックを買うためです。彼女は永遠に生きるつもり？プラダのバックを持ってきたのに「重い」という理由で他の軽いのを買いたいと。昨日大前からおこ小遣いをもらったので「研ちゃんからの記念」にするのですって。私もマリナ・ミラージュで何回か狙いをつけていたドレスお小遣いともらったので思い切って買いました。写真はベルサーチ・ホテルのロビーです。ここで眺めていたら、アラブのお金持ちの男女が金ぴかで現れて、ホテルも金ぴかでとても似合っていました。私たちはベルサーチのショップを見に行ったのですが、何と私たちに入るものは一枚もなく、買える値段のものもなく、ただ見るだけでも期待外れ。雰囲気だけ享受してきました。

上の写真は今回初めてジェット・スキーに乗って楽しんでいるものです。半日ほど乗り回してきたようです。私たちが買い物から帰ったら、海側のチェアーで寝ていました。

下の写真は昨日の夕飯。ロースト・チキンとサラダ、生ガキ。デザートにオーストラリア名物のお菓子ラミントケーキと新鮮なライチ。毎晩こうして揃ってディナーが出来ることが感謝です。普段忙しい大前はこうして一家揃うのが満足らしく（これも母が生きているからか）毎日自分でワインを選んで楽しんでいます。

もうすっかり日本の冬を忘れて・・・

ネットで日本の天気を見ると暮れからお正月は豪雪の予想と書いてありましたが、ここゴールド・コーストに１０日余り滞在しているとすっかり日本が冬なのを忘れてしまい、何を買うにもこの夏の雰囲気にのまれてしまって明るい夏のものに目がいきます。昨日は「UGU]のピンクのサンダルを買ってしまいました。この「UGU」は１０年ほど前に雑誌「ミセス」で盛んにとりあげられて、オーストラリア名品としてすっかり有名になりました。いかにもオーストラリアの雰囲気をかもしているブーツですが、私は踵のヒールがネックで・・・・その上内側がボァーになっているので、よそ行きのドレスには似合わず、その辺の買い物や白楽行しかはいていません。昨日買ったのはこのブランドが最近出し始めた夏のサンダルです。ヒールが高く、でも靴の履き心地は抜群。最初は原住民のアボロジーニの人たちの手作りだったのでしょう。そんな雰囲気がする名品です。最近冬だけじゃなく夏も穿いている人をみますが、とても暑苦しく感じます。妹はすでに２足も持っているのにセールという札に負けてもう一足買っていました。これは買った時は満足するのですが、家に帰って下駄箱がたいそう場所ふさぎになるので後悔するのでは？足は２本しかないので・・・雰囲気に負けると日本に帰って大変なことになります。

写真のファイアー・ツリーは大前のリクエストで撮ってきました。あちこちに咲いているのですが、電信柱や電線が写ったらダメというので、このソブリン島の入り口に素敵なのがありましたので、昨日の天気と共にお届けします。

ストレッチリモでマリナ・ミラージュのフェリーニへ

NYではよく見るリムジンですが・・・・ゴールド・コーストでは余りみません。「母が何度も高いのでしょうね」と心配していましたが、母親孝行の息子はこうしてゴールド・コーストまで来られるのはこれが最後かも・・・とそう言いながらもうかれこれ１０数年ここでのお正月を家族全員で過ごしています。

母を大事にする天下一品の息子です。９４歳まで生きて来て世界一幸せな母です。私は常々親や家族を愛せない人は国も愛せない、というのが持論です。家族をめちゃくちゃにして世の中を語るの人は信用できません。

みんなでワインを楽しもうと運転は控えて大前がストレッチ・リモを頼んでくれました。何と言っても飲酒運転で捕まるほど恥ずかしいことはない、以前BONDの卒業式に参加して、この国の取り締まりですっかりこりていますので、大前もその点「教授」をしているのでもしものことを考えて。この国の法律でどんなに小さな子供でも１０人未満らしい。我が家の重さの平均は２歳の子も入れると平均を下回るとは思いますが。いつも通り慣れている道ですが、リムジンで通ると違う道を走っている気分になります。ここの人たち１０人、デブばかりで乗ったら真ん中がおっこってしまうのでは？リムジンって二台の車をつなぎ合わせると聞いたことがありますから。

２６日の一日

大前がオーストラリア産極上の白ワインをもってご機嫌です。私が夕食を作っていたら、少しつまみをくれと言ってプールサイドで飲み始めました。新しい電話を買って息子に使い方などきいて、今じゃ時代についていくには若者にはかないません。

全員が揃ったので毎年買うハムを１本買いました。３４ドル今の換算レートで３５００円余りでこの大きなハムが買えます。少しレートが上がったので昨年より何となく日本円で換算すると損した気分になりますが、食料品は安いと感じます。野菜は概して大味ですが、日本の野菜より自然の感じ、ホウレンソウも土が付いていてしっかり洗わないとじゃりじゃりして食べられません。日本のホウレンソウは美しくきれいだからそのつもりでいると大変なことになります。砂がじゃりじゃり、根元も赤いので、茹で時間も日本のより長め、ただ、しっかり昔のホウレンソウの味がします。濃いホウレンソウで食べたらポパイのなりそうです。

 朝は雨が降っていましたが、午後からはすっかり晴れ上がり、家の前の景色がばっちり。大前は雨、しかも雷との予報でゴルフをキャンセル、風が強かったのでボートも出せず、家でゆっくりしていました。夕方からワインを飲み始めご飯の時はすっかりご機嫌で出来上がっていました。

ゴールド・コーストも５日目になりました

我が家のクリスマス、恒例ののプレゼント合戦。子供がいない生活をしているとこういう習慣は暮れの大忙しの最中とても大変です。しかも夜中にツリーの周りに置きに来なくては・・・大前家の行事に参加も忘れていた習慣を思い出して子供たちが喜ぶ姿も楽しいものです。大前のお嫁さんは彼のクレジット・カードで買ったものをクリスマスの包み紙で包装して・・・・まぁ、愛情はお金ではありませんからね。

ところで、メールなのですが、受信はできるのですが、こちらから出すのをどうしてもリターンしてきます。まぁ、何としても通信しなくてはいけないものは帰ってからにして頂くとして・・・受信は出来てブログも書けて、何故なのでしょう？？甥が明日でも見てあげるよと言ってくれていますが、昔はなかったパソコン、”しゃない”と思っています。それにしてもこの機械から逃れられない毎日です。

上の写真はROBINAのショッピングセンターの中です。ここは家から４０分くらい、BOND大学近くの巨大ショッピングセンターです。母連れで行くとみんなと歩調を合わせてというわけにはいかないで、私は別に買い物はないので、母に付き合ってゆっくり、ゆっくりウンドー・ショッピング。ココは夏だから来年の夏の洋服を考えるのもめんどくさいので、とにかく見ながら歩いていると、何と９４歳の母は買う気満々。「おかぁちゃまぁ、こんな夏物買って、今日本は冬なのよ」と私が言うと「そうよ、知ってるわよ、来年の夏用のを考えてかうのだから！！」私は自分の命さえ来年夏まで考えられないのに。ブラウスやスラックスを数枚買いました。気が済んだのでしょう。若者の
店に入っても彼女はしっかり気に入ったのを鏡に映したり。すごく疲れます。待ち合わせの場所に座って人間ウオッチングしていたら、ショッピングより数段面白い。その結果８乃し９割の確率でデブです。後の１割は凄くスマート、目を引くほどおしゃれ、靴の色と洋服の色がばっちり。ここまで合せるの？というほど見事なコーディネイト。この街はBOND大学があり、空港からも近い。今日大前が到着したので、これで全員が集まりました。家の前のお宅は台湾の黄さんのお宅でBONDでお馴染みの黄さんが明日到着されるそうです。おお賑わいのゴールド・コーストです。

二枚目の写真は今日のお料理です。ゴールド・コーストというとOGビーフですが、これでも何とかなるのが日本から持ってきた調味料です。乾燥しらたきと車麩、ネギに白菜で簡単すき焼きを作りました。大前が来豪州記念とクリスマスで全員赤ワインを開けてクリスマス会でした。

今日のメニュー

マカロニグラタンとロメインサラダ、ブロッコリーの塩茹で、インゲンと豚肉を高菜の古漬けで炒めたもの（これは先日上海で食べてとても美味しかったので模索して作りました）この料理は白いご飯が美味しい。トマトも皮がやたら固いので湯ムキしましたが、昔のトマトの味がしました。白ワインを空けて・・・・こうして家で食べるとその後車を運転しないのですっかりリラックスできます。

東京が冬なんて信じられない

真夏のゴールド・コーストは真っ青な空と照りつける太陽、数分でも路上駐車するとハンドルが持てないほど熱くなります。ブーゲンベリアの花も真っ盛り。ここまで暑いと１２月だと思えない錯覚を起こしそうです。今日は皆さんのリクエストに答えて海老グラタンにしましょう。クリスマスが近いせいかどの店も早仕舞い。うっかりするとスーパーマーケットが４時に閉まったりします。外に出ると日焼けが恐いので夕方日が陰るのを待ってプールに入ります。夜はお風呂代わりにジャクジーに母と妹と３人で３，４０分おしゃべりをしながら、ゆっくり、ゆっくり入ります。

ゴールド・コーストへ着いています

パソコンの通信が出来ずに甥の創希が来るまで待っていました。この手のトラブルは誰をさて置いても甥に頼るよりほかありません。何百通のメール処理が終わり、やっとブログまでたどり着きました。まず一番心配していた食料品をオーストラリア税関を如何に通過できるか？？芽の出る物はダメ、土がついたものももダメと大変うるさい掟がありますが、私はリストをしっかり作って日本語ローマ字英語と判り易すく入国時に見せて、ほとんど無審査でパス。重量オーバーと入管がすべてOKだったので、幸せでした。写真はスーツケースから出した食料品です。ここに来てまで日本食を準備するのは９４歳の母を連れいること、外食は辛いから、私が一族滞在中のメニューは決めて作ります。初日は豚汁、２日目はカレーでした。ｼﾞﾆｰさんがサラダにマカデミアン・ナッツを砕いてスプリンクルするのを教えてくれたので、作ってみましたが歯ごたえと共に深みが出て美味しい。今日大前の息子夫婦と子供たちが来たので、すごくにぎやかになって・・・・普段一人で生きている私は何だか目が回りそうです。